ラフィー、ついに1Bを守る!
Rafael Devers, first baseman. pic.twitter.com/uYcalydos5
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) July 22, 2025
現地2025年7月22日、ジャイアンツ@ブレーブス戦で、ラフィーことラファエル・デバース(Rafael Devers)がついに1Bを守ることになりました。
3番1B
3番1Bで先発出場となったデバース。1Bを守ってニュースになるとは、さすがのデバースですが、この日は送球のキャッチがメインで、フレディー・フリーマンがこなすような荒い送球のショートバウンドをキャッチしたり、難しい当たりを投手との連携でアウトにするといったシーンはありませんでしたが、まずは無難にこなしました。
1B拒否で移籍となった経緯
デバースがレッドソックスを出て行かざるを得なくなった経緯などは下記のリンク記事にまとめてあります。
簡単に経緯を書くと、
- フロントがデバースにFAのアレックス・ブレグマン獲得を知らせていなかった。
- 同ポジションでもあるし、ちょっと仁義に欠くよねというフラストレーションがそもそもあった。
- ブレグマン獲得は守備力アップも一つの狙いであったが、吉田も肩の手術で出遅れることが決定していたことから、フロントはデバースにDHへのコンバートを依頼。デバースはしぶしぶ飲んだ。
- 開幕直後はDHで大苦戦するも、徐々に本来の打撃を取り戻した。
- しかし、今度は開幕後にトリストン・カサスがシーズンエンドの膝の故障を負い、1Bが空いてしまった。
- 現場、フロントを含めて今度はデバースに1Bへのコンバートを依頼。
- ラフィー:なんとかDHでリズムを掴んだところだったのに、今度は1Bだと?断固拒否。一度、DHをのんだではないか!
- クラブ側:フィールド上で言うことを聞いてくれなかったら、若手にも示しがつかないし、そもそも10 年/$313.5M (2024-33)にはそういったクラブ側の事情にも配慮した行動をとってもらう費用も込みだ。
- 決裂
移籍後、苦戦していたデバース
大騒ぎとなったトレード直後にジャイアンツ打線にインパクトをもたらすと見られていたデバースでしたが、実は大苦戦しておりました。
移籍後の6月17日から6月の打撃成績は、.200/.310/.360、OPS .670、HR 2、RBI 5。
7月は.250/.356/.333、OPS .689とやや上向いたものの、HRは0。かなり深刻な落ち込みだったのです。
ジャイアンツ移籍後のトータルは30試合で.227/.336/.345、OPS .681、HR 2、RBI 11。
ジャイアンツはこのゲーム前までは6連敗。デバースの不調も大きく影響しておりました。
2安打1打点!
1Bを守ったこの日、デバースは1、2打席目は凡退したものの、5回表の第3打席では、RFへ二塁打を放ち、これがウィリー・アダムスのタイムリーにもつながり、得点に貢献。
7回表の第4打席では四球とボークで2塁に進塁したエリオット・ラモスを2塁に置いて、RFへしぶとくタイムリーを放ち、RBIもマーク。
この日は5打数2安打、1ダブル、1 RBIと良い結果を残したのでした。
デバースは守備についた方が打撃成績が上がるのかもしれませんね。
さて、ジャイアンツはこの日、先発のランデン・ループがキレの良いシンカーとスライダーを左右に投げ込み、ブレーブス打線を分断。5回を被安打4、スコアレス、BB 1,SO 6と好投。
この後も、ブルペンが踏ん張り、9-0のスコアで勝利。連敗を6でストップさせました。
デバースの1Bが今後も良い方向に流れればいいですね。2024年には6試合連続HRを放っておりますので、ジャイアンツ・ファンの皆さん、これから期待してください。
お読みいただき、ありがとうございました。
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