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【MLB2025FA】ツインズがハリソン・ベイダーと1年契約でサイン!B・バクストンの怪我に備えた?!

2021年にGG賞受賞のベイダーがツインズへ

 現地2025年2月7日、ミネソタ・ツインズはOFの補強を実施。メッツからFAとなっていたOFのハリソン・ベイダー(Harrison Bader)と1年+オプションでサインしました。こちらはもうオフィシャルです。

契約内容 

 ツインズとハリソン・ベイダーの契約内容は以下の通り。

  • 1 年/$6.25M 保証(2025) + 2026 ミューチュアル・オプション
    • サイニング・ボーナス:$0.75M
    • 2025: $4M
    • 2026: $10M ミューチュアル・オプション(バイアウト:$1.5M)
    • パフォーマンス・ボーナス MAX: $1.5M
      • PA数(打席数):400、425、450ごとに$0.2M
      • PA数(打席数):475、500ごとに$0.45M
    • トレードアサイン・ボーナス:$0.5M

 2025年のサラリーは$4Mで、サイニング・ボーナスの$0.75Mと2026年のオプションが行使されない場合のバイアウトの$1.5Mを併せて計$6.25Mが保証されているという内容です。

 パフォーマンス・ボーナスもついていて、一定打席を超えるごとにサラリーが増える形となっていてMAXで$1.5M。これはもうハリソン・ベイダーに怪我するなよ!と言わんばかりの内容となっています。ミューチュアル・オプション行使の条件もこのPA数(打席数)で考慮される仕組みかと思います。

背景はB・バクストンの離脱に備えて

 ハリソン・ベイダーはとにかくCFの守備には定評のある選手。2021年のGG賞受賞者です。

 しかし、ツインズのCFにはバイロン・バクストンという強力な選手がおり、ベイダーと重複しているので、ベイダーをコーナーに持っていく戦略か?とも思いましたが、どうやらCFのバックアップ的なロールとして獲得したようです。

とにかく怪我が多いバクストン

 バイロン・バクストンはジョー・マウアーがいなくなった今ではツインズの顔的な存在ですが、いかんせん彼は怪我が多いのです。10年のキャリアの中で出場した試合数が100試合を超えたのはわずか2シーズンのみ。2017年の140試合と2024年の102試合。

 2022年8月22日から守備につけなくなり、2022年9月に内視鏡の手術を実施。その関係で翌2023年の出場はすべてDH。また2023年10月にも膝の手術を実施。2023年は膝の他にも6月にはタナー・バイビーから死球を受け、左肋骨打撲で10 Days IL入りしたことも。

 彼に怪我が多い理由はその全力プレーのスタイルにあります、好例は2017年10月3日のワイルドカードゲームで、バクストンはフェンスに激突する大胆なキャッチを行なったものの、一時は起き上がれない状態になりました。このような全力スタイルで傷めた怪我がのちのちまで影響しているという具合です。

 なお、2024年はCFとして出場しましたが、上述の通り102試合のみでした。

 バクストンがこんな状態のためツインズは毎年、ロースターに当然のようにCFの強力なバックアップをこれまでも用意してきました。2023年のマイケル・A・テイラーがそうですし、2024年はマニュエル・マーゴットがそう。そして2025年はハリソン・ベイダーがその役割だということです。

ベイダー獲得のさらなるメリット

 また、ツインズのDHにやはり怪我の多いロイス・ルイス(3B)が入ることもあるのですが、バクストンとロイス・ルイスがDHを共有すれば、CFが空いた場合はベイダーを起用することが出来るという柔軟性ももたらします。

 さらに、今オフはマックス・ケプラーがFAでフィリーズに移籍したため、OFのコーナーにはマット・ウォルナーとトレバー・ラーナクを配置される予定ですが、彼らはいずれも左打席。そこに右打席のベイダーが加われば左右のバランスもよくなります。

 ベイダーはキャリアを通じで左右の投手で大きな凹みはないですが、LHPの打撃は.249/.314/.461、でRHPの打撃は.239/.303/.367。若干左投手の方が強いです。ちなみに2024年に限っては左投手との対戦の方が苦戦しました。

守備力の評価の高いベイダー

 ハリソン・ベイダーの特徴はとにかく守備がいいこと。2021年のGG賞受賞を始め、2018年にはDRS(Defensive Runs Saved)で+21を記録し、MLB全体で2位に。守備範囲も優れており、OAA(Outs Above Average)でも高い評価を受けています。

 問題は打撃です。ベイダーの打撃成績はシーズンによって変動が大きく、好成績を出したのは2018年と2021年で2018年は264/.334/.422をマークし、2021年には.267/.324/.460でした。

 しかし、2019年などは.205/.314/.366と大きく低迷。直近の2024年はメッツで.236/.284/.373とこれまたイマイチ。打撃は正直あまり多くを期待できませんが、HRは年間10本程度で、これがいいタイミングで出ることもあり、波に乗っていければ・・・という選手でもあります。

ツインズ、売却中

 さて、ツインズは現在、クラブを売りに出しています。現オーナーは、長期的に経済的負担となる選手を避け、将来の支出決定に関しては新オーナーグループに委ねることを望んでいる可能性があり、故にフロント・オフィスも今オフは遠慮気味の補強で非常に静かな動きです。

 オフシーズンに入り、オーナーは開幕までに売却するというスケジュールを立てましたが、果たしてどうなるでしょうか?

 今オフは補強はしても短期ディールのみということになりそうです。

 2024年はガーディアンズ、タイガース、ロイヤルズに圧された感のあるツインズでしたが、それでもシーズン成績は82勝80敗と5割超えでした。売却がなければ、ア・リーグ中地区はツインズが加わってもっと面白い状況になるのですが・・・。良いオーナーに決まることを祈ります。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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