ブライアン・ベイヨーが素晴らしい投球
現地2025年8月23日、レッドソックス@ヤンキースのGm2は痺れる投手戦の展開に。レッドソックス先発のブライアン・ベイヨーとヤンキース先発のマックス・フリードが互いに素晴らしい投球を披露。
互いに譲らぬ投手戦を制したのはブライアン・ベイヨーで、ヤンキース打線を7回シャットアウトに抑えました。
ベイヨー、シンカーが冴えまくる!
ベイヨーの登板日ということで、試合前は3点くらい取られる覚悟などと思っていたのですが、もうこの日はシンカーが素晴らしく、言う事無しの投球でした。
シンカー・ピッチャーの登板ということでヤンキースはジャッジ、ボルピー以外はズラリと左打者を並べてきて、1Bもポール・ゴールドシュミットではなく、捕手のベン・ライス。3Bはライアン・ミクメーンでした。
ベイヨーは序盤3イニングはランナーを背負う投球となりましたが、シンカーの威力を発揮していずれもチャンスの芽を摘み、2人つづけての出塁を許さない投球で安心感がありました。
波に乗ったベイヨーは4回、5回を三者凡退。6回裏は先頭のオースティン・ウェルズにシングルを許し、先頭打者を出してしまいましたが、トレント・グリシャムをダブルプレーに斬って取り、ベン・ライスはチェンジアップで抜いて1Bゴロ。
7回表に先取点をもらったベイヨーはその裏も三者凡退に抑え、降板。この日は7イニングを投げ、92球で被安打4、スコアレス、BB 3、SO7。連打を許さず、打線を機能させなかったのが素晴らしかったです。
コナー・ウォンが決勝打
一方のレッドソックス打線もマックス・フリード対策で、これまでリードオフに置いていたローマン・アンソニーを3番に下げ、ロミー・ゴンザレス、アレックス・ブレグマンの1、2番コンビで臨み、右打者が中心。
ジョスティンクソン・ガルシアがメジャー・デビュー
そしてこの日は22歳のOFで右打者のジョスティンクソン・ガルシア(Jhostynxon Garcia)を起用。ジョスティンクソン・ガルシアは今季、ダブルAとトリプルAを併せて安打数110、HR 20, 二塁打 17、三塁打 4、RBI 73、.289/.363/.512、OPS .875をマーク。バットの実績を積んでのメジャー・デビューでした。
ただ、この日はメジャー初ヒットはお預けとなりました。
ブレグマンが3安打
ロミー・ゴンザレスは結果的に無安打でしたが、いずれも内容のある打撃でマックス・フリードにプレッシャーを与えました。また、すごかったのがアレックス・ブレグマンで、いずれも快打とはほど遠い当たりでしたが、マックス・フリードから3安打を放ち、いい打撃を見せました。
ブレグマンがチャンスメイクしても、ローマン・アンソニーでチャンスが潰えるという状況にはなりましたが、これもアンソニーへの将来の投資で必要な経験でした。
マックス・フリードは6イニングを投げて被安打4、スコアレス、BB 3、SO 7とこちらも素晴らしい投球でさすがのゲームメイクを成し遂げました。
投手交代がきっかけ
マックス・フリードが降板したあとの7回表、マーク・ライター・Jr.に代わったところでレッドソックスはチャンスメイク。
1アウトからネイト・イートンに代わってナサニエル・ロウが代打で登場。ナサニエル・ロウは初球のシンカーをRFへ弾き返し、2塁打でチャンスメイク。ナサニエル・ロウ、いい仕事を続けています。
そしてこの日マスクを被ったコナー・ウォンがそのまま打席に入り、シンカー投手のマーク・ライター・Jr.の傾向を読み切ってインコースを狙い、LF線ぎりぎりに入る2ベースを放ちます。これでナサニエル・ロウが生還してレッドソックスが待望の先取点を上げます。
結局、これが決勝点に。
SSKコンビでシャットアウト
1-0という僅差の展開で、レッドソックスは8回裏にギャレット・ウィットロックを起用。ウィットロックはジャッソン・ドミンゲス、アンソニー・ボルピー、ジャンカルロ・スタントンの3人を三者凡退に打ち取り、シャットアウトを継続。
そして9回裏、アロルディス・チャップマンが登板。チャップマンも三者凡退に斬って取り、レッドソックスが見事にシャットアウト・リレーを実現。
先発のブライアン・ベイヨー、クローザーのアロルディス・チャップマンともどもグラブはSSKを使用。ギャレット・ウィットロックはマルッチ。
レッドソックスがSSK愛好者でゲームをシャットアウトでまとめ上げ、1-0で勝利しました。
レッドソックス、2連勝です。
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