ブルワーズ、パイレーツをスウィープ
ブルワーズが止まりませんね。
現地2025年8月13日、ブルワーズは11日から始まったパイレーツとの3ゲームシリーズをスウィープし、ついに12連勝を達成です!
このシリーズはチーム状態に差があるため、パイレーツが今のブルワーズを止めるのは難しいとの予想はされておりました。ゆえに、予め12連勝も濃厚と思われておりました。
ポール・スキーンズをも粉砕
ただ、ブルワーズにとっては難関でパイレーツが一矢報いる確率があると思われていたのが、現地2025年8月12日に行われたGm2。このゲームはパイレーツの大エースとなっているポール・スキーンズが登板する日でした。
しかし、ブルワーズはポール・スキーンズの立ち上がりにサル・フレリックがリードオフHRを放って1点を先制すると、3回裏には2巡目となったサル・フレリックが四球で歩くと、2アウトからウィリアム・コントラレスがCFへタイムリー・ダブルを放って2点目をゲット。
さらに4回裏にはブライス・トゥランのソロHRと、サル・フレリックのタイムリーで2点を追加。ポール・スキーンズをこのイニングでノックアウトしました。
ポール・スキーンズは4イニングで被安打6、失点4,ER 4、BB 2、SO 4、HR 2。彼のERAは2.13となりました。ちなみにスキーンズは前回登板では6回をスコアレスに抑えたのでERAは1.94としていたので、やや悪化しました。
このゲームはその後もブルワーズがお祭り状態で、14-0と完勝。フレディー・ペラルタが14勝目を上げました。
シリーズ最大の難関も軽くクリアーしたブルワーズは13日のGm3においても、ミッチ・ケラーを4回で攻略し、12-5と完勝。
パイレーツを軽々とスウィープしたのでした。しかもこのシリーズはすべて先制。追いつかれることはありませんでした。
8月は負け無し
ブルワーズの連勝は8月1日から始まり、これで3連戦を4シリーズ連続でスウィープしましたから12連勝を達成。今月は12戦負け無しです(現地2025年8月13日時点)。
単独飛行の76勝目
更にブルワーズの勝率は現時点でMLB NO.1。勝利数はもはや単独飛行の76勝となりました。
MLB勝利数NO.2はALイーストのブルージェイズで70勝。ブルワーズがいかに独走しているかがわかる状態です。1チームだけ80勝が見えています。そして2位カブスとの差はすでに7.5ゲーム差。
カブスはPCAが大スランプのため、勢いが弱まっております。それでも今永投手でなんとか大きな連敗は止めている感じ。そしてもはやカブスは3位のレッズを意識せざるを得ない状況となってきました。
レッズは64勝58敗で、NLワイルドカードのNO.3スポットのメッツを1.0ゲーム差で追いかける状況。名将テリー・フランコーナ監督が残り1ヶ月半をかけ、ポストシーズン進出を狙っています。
直近15試合の比較
ブルワーズは直近15試合のチーム打率が.315でMLB トップ。2位がブルージェイズで.308です。そしてブルワーズはチームRBIがNO.1で98。レッドソックスが2位で78ですから、いかに適時打が出ているかということでもあります。
ピッチングの方ですが、直近15試合のチームERAのNO.1は実はカブスで、2.91。盤石のマリナーズ(3.01)さえ上回ります。カブスがいかに打線がキーになるのかがよく分かる数字となっています。PCAはまずは落ち着いてもらいたいですね。
そしてブルワーズのERAは3.77でこれはMLB 10位。ちなみにブルージェイズは4.07でMLB 11位。この2クラブは打線が打線が引っ張ってこの好調を維持しているというところ。
そしてブルワーズは攻守に亘り、SSのジョーイ・オルティズが大活躍。直近15試合の打率は.391。ちなみに2位はドジャースの大谷選手で.422、1位はマイアミのジェイコブ・マーシーで.436。
9月の反動には気をつけたい
この好調さも当然のことながらその反動が来ます。この時期が9月後半にならなければいいなと思っています。ポストシーズンには上り調子で参加してもたいたいところです。
なお、直近での超大型連勝は2017年のインディアンスの22連勝。これはMLB歴代2位の連勝記録で、近代では1位です。この年、インディアンスがどうなったかというと、2017年9月14日に連勝が途絶えたのですが、この後は14戦で11勝(うち5連勝含む)と落ちませんでした!!
ただ、ポストシーズンではALDSでヤンキースに2連勝して王手をかけた後に3連敗してここで敗退となりました。
追記:14連勝でフィニッシュとなりました
ブルワーズはパイレーツをスウィープした後、現地2025年8月15日のレッズとのGm1に10-8で勝利し、13連勝を達成。
翌16日のGm2においても6-5で勝利。これで14連勝を達成。
しかし、17日のGm3は2-3で敗戦。14連勝でストップとなりました。ただ、このゲームも8回まで0-1でシャットアウト負け寸前だったのを9回表にウィリアム・コントラレスの2ランHRで2-1とひっくり返しました。なお、ひっくり返されたのはエミリオ・パガンです。
逆に15連勝が濃厚だったのですが、エラーがらみで同点に追いつかれ、最後は10回裏のタイブレークでオースティン・ヘイズにサヨナラ安打が出てレッズが勝利。
この後、ブルワーズに反動がくるのか?が見ものです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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