ロナルド・アクーニャ・Jr.がついにシーズン・デビュー
現地2025年5月23日、ブレーブスについに主役が帰ってきました!ロナルド・アクーニャ・Jr.が2024年5月26日以来、約1年ぶりにフィールドに戻ってきました。
ロナルド・アクーニャ・Jr.は現地2024年5月26日のパイレーツ戦で2塁ランナーについていた時、3塁へのフェイク・スタートを切る構えを見せた際に左膝ACLを断裂。そのままシーズン・エンディングとなっていました。
2023年に40/70
2023年に40/70を達成したロナルド・アクーニャ・Jr.。
将来のHOF
さらなる飛躍が期待された中の2024年の左膝ACL断裂はアクーニャ・Jr.のキャリアに大きな影を落としかねないアクシデントでした。というのも、ロナルド・アクーニャ・Jr.はすでに現地2021年に右膝のACLを断裂しているのです。(詳細は下記記事で)。
時差はあれど、両膝のACL断裂を経験したということは、5ツールのアクーニャ・Jr.の強みのうちのスピードを消しかねません。若いうちならまだいいのですが、30歳を超えてから古傷が痛みだしていいパフォーマンスを見せられなくなるというのもよくあることです。その意味でも両膝を傷めたのはかなり深刻なアクシデントではありました。
このまま行けば、将来のHOF(Hall of Fame:野球殿堂)入りは間違いないアクーニャ・Jr.。これからもヘルシーであって欲しいところです。
アクーニャが大活躍
そんなアクーニャ・Jr.ですが、復帰戦は「お待たせしました!」というのをプレーで表現するような活躍を見せました。
復帰初打席の初球をHR
まず、復帰初打席ですが、1回裏のパドレス先発のニック・ピベッタの甘い4シームをいきなり左中間スタンド奥深くにつきささるソロHRを放ち、ド派手なシーズン・デビューを飾りました。飛距離は467ftで142.3416m。飛びましたね。
二三塁間で一旦戻るセレブレーションが危なかっかしいのは置いておいて、さすがというしかない存在感です。
さらに3回裏の第2打席でもCFへシングルをヒットを放ったアクーニャ・Jr.。この日は打撃の方では4打数2安打、RBI 1。
守備でも存在感
また、守備でも光りました。1-1のスコアで迎えた8回表のパドレスの攻撃で、先頭のエリアス・ディアスがRFへ長打コースの当たりを放ち、後ろを抜かれたアクーニャでしたが、ウォールから返ってきたゴロを素早く処理し、2塁へ強烈な送球を投げてエリアス・ディアスの二塁打を阻止。
終盤の大事な場面で先頭打者のスコアリング・ポジションへの進出を許しませんでした。
実は主役はマチャード
ゲームはクリス・セール、ニック・ビベッタが好投して見事にゲームメイク。1-1のタイ・スコアのまま進んだゲームは9回表に。
ブレーブスは裏の攻撃に備えてクローザーのライセル・イグレシアスを投入。しかし、ライセル・イグレシアスは先頭のマニー・マチャードにLFにソロHRを打たれて勝ち越しを許してしまいます。早めに追い込んだのですが、最後は甘すぎましたね。
ということでこの日の主役は実はロナルド・アクーニャ・Jr.ではなく、マニー・マチャードとなりました。
9回裏、イーライ・ホワイトが逆走!
本来ならブレーブスは9回裏にサヨナラ!というシチュエーションを作り、マニー・マチャードを主役の座から追い落とすことも出来たのです。
9回裏、パドレスのマウンドはロベルト・スアレス。ブレーブスはイニング先頭のアレックス・ベルドゥーゴがCFへシングル・ヒットを放ち、チャンスメイク。ここでブライアン・スニツカー監督は代走にイーライ・ホワイトを送り、まずは同点を狙います。
ショーン・マーフィーのキャッチャーゴロが結果的に送りバントとなり、1アウト2塁の絶好のチャンスとなったブレーブス。しかも打席はチャンスに強いオジー・アルビーズ。同点は疑いのないところでした。
そんな状況でオジー・アルビーズは5球目のチェンジアップを見事に捉え、CFへラインドライブのクリーンヒット。打球が強く、2塁ランナーのイーライ・ホワイトは生還出来ないか・・・?と思われた瞬間。中継の解説から”Oh No”と嘆く声。
見ると3塁で止まっていたはずのイーライ・ホワイトがなぜか2塁へ逆走し、カット・プレーに入っていた1Bのルイス・アラエズが2BカバーのSSザンダー・ボガーツに送球してアウトに。
とんでもないプレーが生まれたのでした。
何が行った?
ブレーブスの3Bコーチャーはマット・トゥイアソソーポ。3Bコーチャーはどうしていたか?というとホームに生還できないので、ストップをジェスチャーを出しておりました。これは当然の指示です。
ところがイーライ・ホワイトは高く上げてストップと指示したジェスチャーをバックと勘違いしたようでそれで2塁へ戻ったのでした。打球を見てなかったのか?とも思いますし、あの打球をダイレクトで捕球など出来るわけもないのですが、これは3Bコーチャーは特に悪くありません。強いて上げるなら腕を下げてストップの指示でしょうか?しかし、ホームに突っ込みそうなランナーにわかりやすく指示するのにあれで良いと思います。
ちょっと信じられないプレーでした。
これでチャンスを潰したブレーブスは1-2と惜敗。マニー・マチャードがゲームの主役になったのでした。
アクーニャの復帰戦で変なことが起こってしまったブレーブスでした。
お読みいただき、ありがとうございました。
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