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【MLB2025FA】高品質サウスポー、マックス・フリードはヤンキースと8年/218Mドルで合意

NYY、早速ソトの資金で獲得

 フアン・ソト獲得の狂想曲が終了した2024-25のMLBのストーブ・リーグですが、その獲得資金を持て余した複数クラブがソトに準備した$700Mオーバーに比べれば安いもの!ということで早速、大物FA選手のディールをまとめております。

 現地2024年12月10日、アトランタ・ブレーブスからFAとなっていた現役屈指の高品質サウスポーのマックス・フリード(Max Fried)を獲得したのはブロンクスに本拠地を構えるニューヨーク・ヤンキースでした。

 現地2024年12月10日時点ではまだ合意で、フィジカル・チェックの結果を経てオフィシャルとなります。

契約内容

 ヤンキースとマックス・フリードの契約内容は大筋で以下の内容です。

  • 8年/$218M (2025-32)
    • フル・ノートレード条項あり

 AAVは$27.25M。これくらいのインパクトはもう麻痺してしまうくらいに、ソトや大谷選手のAAVはえげつないですね。

左腕で史上最高額

 マックス・フリードのこの契約内容は左腕投手としては史上最高額となります。 これまでの左腕投手の大型契約はご覧の通り。デービッド・プライスが最も高額な左腕でした。これは契約の時期にも依ります。ブレイク・スネルが昨オフに納得の行くディールが成立していれば$200Mオーバーもあったのでしょう。もっとも、高すぎるということでサインが遅れて今オフに再チャレンジしたわけですが。

  • デービッド・プライス:7年/$217M (2016-22) / BOS/ 2015年12月/ FA契約
  • ブレイク・スネル:5 年/$182M (2025-29) /LAD/ 2024年12月/FA契約
  • カルロス・ロドン: 6年/$162M (2023-28)/ NYY/2022年12月/FA契約
  • CC・サバシア:7年/$161M (2009-2015) / NYY/ 2008年12月/FA契約
  • クリス・セール:5年/$145M (2020-24) + 2025 クラブオプション/BOS/2019年3月/延長契約
  • ロビー・レイ:5年/$115M (2022-26) /SEA/2021年11月/FA契約

NYYのローテーション

 ソトを逃したヤンキースは即座に動き、通算76勝左腕のマックス・フリードとのディールを決めました。現時点でのヤンキースのローテーションはゲリット・コールを筆頭にカルロス・ロドン(LHP)、ルイス・ヒル、クラーク・シュミット、ネスター・コルテス(LHP)、マーカス・ストローマンそしてマックス・フリード(LHP)を入れて計7名。

 ゲリット・コール、カルロス・ロドン、ルイス・ヒル、クラーク・シュミット、マックス・フリードの5名は割と堅いところです。

 2023年のブロンクス初年で14先発、3勝8敗、ERA 6.85と大いに沈んだカルロス・ロドンは2024年は32先発、175.0 IPで16勝9敗、ERA 3.96と復活。ALイーストのタイトルを獲った推進者ともなりました。ただ、まだくすぶっている感は払拭できませんね。やはりゲリット・コールの次に来る投手だと思います。ここにマックス・フリードが参戦というところですね。

NYYの今後の動き

 問題はネスター・コルテス(LHP)とマーカス・ストローマンです。ネスター・コルテスは左肘を傷めてポストシーズンではALDS、ALCSには登板せず、ワールドシリーズに2試合投げたのみ。今後の動向が気になります。

 さらにマーカス・ストローマンは2年連続で10勝を上げたものの、ポストシーズンでは登板がなく、かなり下降気味の様相を呈しています。

 受け入れ先の問題もありますが、果たしてこの2人をヤンキースがトレードに使うのかどうかも気に止めておきたいところです。コルテスの2024年のサラリーは1年/$3.95M (2024)。ストローマンは2 年/$37M (2024-25) + 2026 $18M プレーヤーオプション(ただし、2025年に140 IPを投げなければそうならない)。ストローマンの単価は高いですが、コルテスのディールはあるかもしれません。あくまで肘の状態次第ですが。

QO選手獲得の補償とペナルティー

 マックス・フリードはQOを蹴ってサインしましたので、補償とペナルティーが発生します。

 ブレーブスもヤンキースもともに2024年は贅沢税の閾値を超えております。

 まず出ていかれたブレーブスの補償は、2025年のドラフトで4巡目が終了した後にCOMPラウンドして指名権が与えられます。

 そして受け入れ先のヤンキースは2025年のドラフトで 2 番目と 5 番目に高いピック権を失うだけでなく、次のインターナショナル・ボーナス・プールの$1M分の枠を失います。これは佐々木朗希投手の獲得も諦めざるを得ないところかと思います。

 さらに、NYYのことですから、他のQO拒否選手とも契約にこぎつけることは十二分にあり得ることで、その場合、残りの3番目と6番目に高いピック権も失います。

 ALイーストに厄介な投手が入りましたね。

2024年のマックス・フリード

 2024年のレギュラー・シーズンでは高品質投球を連発したマックス・フリード。

 通年の成績は29先発、174.1 IPで11勝10敗、ERA 3.25。特徴的な大きなカーブを駆使して打者を翻弄し、SO%は23.2。BB%は今季はやや上がり8.0%(リーグ平均は6.8)。手も足も出ない日があるものの、痛打される日もあったというような成績でした。ただ、通年で考えれば安定していると言っていいでしょう。

 後は粗を探したなら、ポストシーズンで炎上するケースが多いように思います。2024年もパドレスとのNLWCで2イニングで5失点というのがありました。

 果たしてマックス・フリードが2025年以降、どういう投球を見せるのか、注目ですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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