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【MLB】2021シーズンの復帰を狙うパイレーツのリリーバー、エドガー・サンタナ

2018シーズン以来のMLBのマウンドへ

 現地2020年12月20日、この日は移籍の動きも大人しかったので、久々に思い出した投手のことを書いてみたいと思います。

 それはパイレーツのリリーバー、エドガー・サンタナ(Edgar Santana)についてです。

エドガー・サンタナとは

 エドガー・サンタナは1991年10月16日生まれの29才(現地2020年12月21日時点)。ドミニカ共和国出身で、2013年10月にアマチュアFAとしてパイレーツとサインしました。21才のときです。ドミニカ共和国出身のアマチュアFAとしてはやや遅めのサインでした。

 2017年、25才の時にメジャー・デビュー。

 圧巻はメジャー2年目の2018年。69試合、66.1イニングに登板し、3勝4敗、ERA3.26。

(肘を)やってしまったなという瞬間

 パイレーツのリリーバーとして非常に信頼感のあったエドガー・サンタナ。下の動画を見ていただくとわかるのですが、ネクストのマイク・ムスターカスの集中ぶりから、当時エドガー・サンタナがいかに手強いリリーバーだったかというのがよく伺えます。のりに乗っている時期だったのですが、2018年の9月20日のブルワーズ戦で悲劇が襲いました。

 6回のマウンドでライアン・ブランと対している時です。異常なほどの軌道を描いたボールは右打者へのフロントドアのツーシームなら理想的な曲がりでしたが、投げた直後にエドガー・サンタナの顔が曇りました。まさに肘を「やってしまったな」というのがわかる瞬間でした。

 トレーナーに付き添われ、降板するエドガー・サンタナの姿は個人的には非常に印象に残っており、せっかくリリーバーとしての地位を確立するところだったのにという本人のキャリアを気の毒でした。

 また、ゲームプランが狂ってしまったパイレーツがどうなるのか?という面も心配されました。

 エドガー・サンタナの離脱のみが響いたわけではありませんが、その後パイレーツは2019年、2020年と元気なく2年連続で最下位に甘んじることになりました。

 ただ、パイレーツはエドガー・サンタナを酷使しすぎました。下手をすれば2018年は75試合ほど登板していたかもわかりません。

2019シーズンはトミージョン手術で全休

 エドガー・サンタナはこのまま2018年はシーズンアウト。パイレーツも2018年9月26日にトミージョン手術を行うことを正式に発表しました。

 なお、エドガー・サンタナは2018年8月の時点で肘に痛みを発症していた模様。今が頑張り時と、無理をしたのでしょうね。

 これで2019シーズンも全休ということになりました。

2020年3月、フルリカバリー

 2018年9月のトミージョン手術から1年半が経過した2020年3月上旬。エドガー・サンタナはフルリカバリーとなり、2020年の開幕を目指し、調整していたところ、COVID-19のパンデミックが発生。ご存じの通り、2020年はショートシーズンでパイレーツは7月24日に開幕となったのでした。

今度はPedsで80ゲームのサスペンション

 COVID-19の影響を受けながらも、開催にこぎつけるべくMLBとMLBPAのドロドロの交渉が最終局面を迎えていた2020年6月29日、エドガー・サンタナはPeds(Performance Enhasing Drugs)のテストで陽性反応が出てしまいます。ボルデノン(Boldenone)というパフォーマンスを向上させる物質が検出されたのでした。

 「何をしているのだ!」とファンやフロント、現場コーチが落胆してしまうような事態に。

 MLBの禁止薬物の規律をやぶったということで、80試合のサスペンションを受けるはめに。

 これでエドガー・サンタナは2年連続で全休になっていたのでした。これも焦りから手を出してしまったのでしょう。安易で軽率でしたね。

サスペンションは2020シーズンで解除

 ただ、2020シーズンは60試合しか行わなかったことから、エドガー・サンタナの処分も2020シーズン終了をもって解除されることに。彼の場合、前年の全休も考慮に入っていたのではないかと思います。

3年ぶりのMLBのマウンドへ!

 そんなツッコミどころもあるエドガー・サンタナですが、ピッチングは多彩です。

 2018年のデータですが、ファストボールは4シームも投げますが、ほとんどがシンカー(2シーム)。双方ともに平均のベロシティーは94.5mph。これが投球の6割近くを占めます。次に多いのがスライダーでベロシティーは86.8mph。約40%。チェンジアップは習得中だったのか3%ほどで、88mphほどを計測。

 腕の振りがとても良いので、数字以上に早く見えますし、スライダーの変化は非常に大きいです。

 ここ数年パイレーツ投手陣はいい話がありませんでした。

 しかし、ルール5ドラフトでいいプロスペクトを獲得しました。

 エドガー・サンタナも復帰してチームを勢いづけて欲しいと思います。

 お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

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