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【MLB2021GM】エンゼルスの新GMペリー・ミネイジアン(Perry Minasian)は元ATLのアシスタントGM

エンゼルスも新GM決定

 現地2020年11月12日のニュースです。ちょうどこの日はMVPの発表日だったので、このトピックをフォローできていなかったので、あらためて記載したいと思います。大谷選手の将来の動向や2021年のプランにも関わってきますからね。

 ビリー・エプラー(Billy Eppler)元GMの解雇のニュースが流れたのは現地9月28日。それから約1ヶ月半の間、エンゼルスはGM探しに時間を費やしていました。チーム編成に関わることから、GM探しは割と早急に決まることが多く、おそらく事前に交渉をしていているのが通例だと思うのですが、エンゼルスは時間を費やしました。これはビリー・エプラー元GMの解雇がかなり急だったことが垣間見えます。そして慎重に選び抜いたようです。

新GMはペリー・ミネイジアン氏

 そして現地2020年11月12日にエンゼルスが公式発表したのが、ペリー・ミネイジアン(Perry Minasian)氏の就任でした。

ペリー・ミネイジアン氏とは?

 新GMとなったペリー・ミネイジアン氏ですが、まず若いです。1980年生まれの40才。契約は4年。

元ブレーブスのアシスタントGM

 直近はどんなことをなさっていたかというと、アトランタ・ブレーブスのアシスタントGM。正確に言うと、下記のタイトルでした。

【ペリー・ミネイジアンのブレーブスでのタイトル】
  • Senior Vice President, Baseball Operations & Assistant General Manager

 ブレーブスにはアレックス・アンソポロス氏というGMがいますが、ポジション的には彼はOfficer / Executivesに所属し、President, Baseball Operations & General Managerというタイトルで組織的にはベースボール・オペレーションの上になります。タイトルどおり、実務はベースボール・オペレーションもこなしています。

 そしてブレーブスには3人のアシスタントGMがおり、ミネイジアン氏はそのトップであり、ベースボール・オペレーションのNO.2だったということになりそうです。

ベースボールのバックオフィスを経験

 ペリー・ミネイジアン氏がブレーブスに入るまでを記載しておきたいと思います。

レンジャーズの選手をじっくり見る

 そもそも父のザックさんが、テキサス・レンジャーズのアシスタント・クラブ・ハウス・マネージャーを務めていました。その関係でミネイジアン氏も少々の頃からレンジャーズのバット・ボーイを務めていたのがMLBとの関わりの始まり。

 ミネイジアン氏には兄弟もおり、ルディー、ザック・ジュニア、カルバンの3名もレンジャーズのクラブハウスの仕事に従事。

 1998年にレンジャーズのクラブハウスの仕事を始めたミネイジアン氏は2003年から選手の能力を評価する部署に移動。この時、レンジャーズはバック・ショーウォルターが監督を務めていた時期で(2003-2006)、アシスタント・スタッフとしてその仕事をこなしていました。

 選手の裏を少々の頃から見ていたというのは現職につく上においてかなり大きな財産になったことでしょう。

ブルージェイズでアンソポロス氏に出会う

 2009年、トロント・ブルージェイズのスカウト職に就任。同年、ブルージェイズのGMにアレックス・アンソポロス氏が就任したことにともない、ペリー・ミネイジアンは2010年にスカウティング・ダイレクターという地位に昇格。この出会いは大きかったですね。

 2009年から2015年までアンソポロスとコンビを組み、ブルージェイズのベースボール・オペレーションの仕事を回していたようですね。この間、ブラディミール・ゲレーロ・ジュニアとの契約、ノア・シンダーガード(現メッツ)、マーカス・ストローマン(現メッツ)との契約がありました。2015年にはブルージェイズは地区優勝。ALCSまで進みました。2016年もALCSまで進出。ミネイジアンは2017シーズン終了までブルージェイズにおりました。

ブレーブスへ

 2017年シーズンオフ、ミネイジアンはブレーブスへ。ブレーブスには現在のタイトルとポジションで迎え入れられています。もちろん、2017年オフからブレーブスがGMとしてアレックス・アンソポロスを採用したことによる引き抜きです。

 そしてブレーブスの分析部門に大きく貢献したと言われています。2018年から2020年までのブレーブスはナ・リーグ東地区3連覇。

 選手を見る目はとにかくピカイチのような方ですね。それに数字もきちんと把握されるようです。エンゼルスをどうテコ入れするか、非常に見ものですね。

エンゼルス、20人と面談

 ペリー・ミネイジアン氏に決まるまでエンゼルスはかなり時間をかけたと上述しましたが、それもそのはずで20名の候補がいたようです。

 最終的にはドジャースのアシスタントGMのジェフ・キングストンとの争いになったようですが、ペリー・ミネイジアン氏に決まりました。

大谷選手の2021年は?

 ジョー・マッドン監督とペリー・ミネイジアンのコンビは2021年の大谷選手をどう起用するのか、ここは注目ですね。

 大谷選手は今はスローイングセッションをしっかりとこなしているようです。11月6日の情報では平地で120フィート(36.576m)を70%から80%で投げたとの情報も。屈筋の状態がよくなることを祈るばかりです。

 新GMに期待しましょう。

 お読みいただき、ありがとうございました。

 

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