打線は水物ではない・・・!?
現地2025年10月4日、いよいよALDSが始まりました。その櫓の一つがALイースト同士のヤンキース@ブルージェイズ戦。ALDSは最大5戦で3戦先勝です。2-2-1で途中、移動日が発生します。
レギュラー・シーズンでは8勝5敗でブルージェイズが勝ち越し。勝率は同じながら、直接対決の差でブルージェイズがALWCを免除となりました。また、ブルージェイズは同じくALDSからスタートのマリナーズにも勝率で上回っていましたので、ALの勝率トップということでNO.1スポットに納まっております。
ロスター
ロスターを見て行きます。ALDSもロスターは26名です。
ヤンキースのロスターです。ALWCとの比較ではマーク・ライター・Jr.が外れ、ルイス・ヒルが入っています。
Our ALDS Roster is set. @Delta | #RepBX pic.twitter.com/ABM0EKo47v
— New York Yankees (@Yankees) October 4, 2025
ブルージェイズはこちら。右肘炎症のホセ・ベリオス、腰痛のクリス・バシット、左膝捻挫のボー・ビシェットが外れました。ボー・ビシェットは間に合わなかったようで、勝ち残ればALCSから出てくるかもしれません。左腹斜筋を傷めているタイ・フランスも外れております。
OFFICIAL: Presenting our ALDS roster! #WANTITALL pic.twitter.com/6fDDBG9JBr
— Toronto Blue Jays (@BlueJays) October 4, 2025
序盤はロースコア
ケビン・ゴーズマンとルイス・ヒルの先発で始まったこのゲームは、1回に動きました。
ゲレロ・Jr.が先制HR
1回裏、ルイス・ヒルに2アウトを奪われたブルージェイズでしたが、3番のヴラディーミル・ゲレロ・Jr.が4球目のインコースのチェンジアップを豪快に振り上げ、これが37度の角度で上がり、LFスタンドに吸い込まれるHRに。いきなり長打で先制します。
2回表、1アウト1塁とランナーを背負ったケビン・ゴーズマンでしたが、ライアン・ミクメーン(Ryan McMahon)が放った1、2塁間へのライナーをゲレロ・Jr.がダイビングでグラブに納めてダブルプレーに取り、ゲレロ・Jr.は守備でもチームを盛り上げます。
そして2回裏、イニング先頭のアレハンドロ・カークがLFへソロHRを放ち、ブルージェイズが2−0とリードを拡げます。
ヤンキースはルイス・ヒルが3回裏に2アウトからゲレロ・Jr.にシングルを打たれたところで交代を決断。早めに動いてきました。結果的にこの判断は正しく、この後はティム・ヒルが1.1イニング、カミーロ・ドバルが2イニングをきっちりと抑え、2-0とブルージェイズがリードしたまま6回へ。
ヤンキースが6回に反撃
ブルージェイズの好守にも阻まれていたヤンキースですが、6回表にチャンスが到来。
ノーアウト満塁でアーロン・ジャッジという願ってもないチャンスでしたが、ケビン・ゴーズマンは丁寧に8球を投じ、最後はスプリッターで空振り三振。
ただ、ジャッジに神経を使い過ぎたか、この後、コディー・ベリンジャーにはストレートの四球を出し、押出で1点を奪われます。
依然1アウト満塁が続いていましたが、ベン・ライスを3Bポップフライに仕留めて2アウトを奪ったところで交代。5.2 IP75球を投げ、被安打4、失点1、ER 1、BB 2、SO 3に纏めました。ナイス・ゲームメイクでした。この後、ルイス・バーランドがジャンカルロ・スタントンから三振を奪い、ブルージェイズは1失点のみで切り抜けました。
ブルージェイズ、7、8回で計8得点
ゲームは2-1でブルージェイズがリードしたまま7回裏を迎え、ヤンキースはルーク・ウィーバーを投入。ルーク・ウィーバーは1アウトも奪えず、1点を喫してマウンドから降りると、その後のフェルナンド・クルーズもさらに痛打を浴びてこのイニング4失点。
さらにヤンキースは8回裏にもポール・ブラックバーンが炎上。アレハンドロ・カークのこの日2本目となるHRを浴びるなど計4失点。
中盤までは拮抗していたのですが、終盤はヤンキースのブルペンがこらえきれなかったという感じでした。
結果、ブルージェイズは10-1で快勝。見事に初戦を取りました。
打線は好調なまま
この日、ブルージェイズは14安打で10得点。打線は水物と言いますが、レギュラー・シーズンからブルージェイズの打線は好調をキープしたままです。
ブルペンはルイス・バーランドが鍵
実はブルペンもまあまあよくて、この日も登板したルイス・バーランドが結構鍵を握っています。100mphの剛球を投げますし。
Gm2はヤンキースがマックス・フリード、ブルージェイズがルーキーのトレイ・イェサベージです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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