絶不調のPCAに復調の兆し!
現地2025年8月15日、カブスはリグレー・フィールドで地区ライバルのパイレーツとの3ゲームシリーズが始まりました。
8月に入り、ほぼ1勝2敗ペースとエンジンがかからないカブス。
直近15試合のチーム打率は.215はMLBで28位。ナ・リーグでは最下位です。一方、同期間のピッチングのチームERAはどうかというと、2.87で、これはMLB トップの好成績です。明らかに打線が湿っているのが原因なのです。
PCA、カイル・タッカーが深刻
直近15試合で、主要選手の打率はニコ・ホーナーは牽引していて.300を記録。鈴木選手はまずまずの.243。しかし、イアン・ハップは.207、カイル・タッカーは .140。この2人が落ち込みは非常に痛いです。そして同期間のPCAの成績は.164/.203/.255、OPS .458。
PCA、8月は壊滅的
さらにピート・クロウ=アームストロング(以下PCA)は8月はもう壊滅的で、このゲーム前までは11試合で41-3、.073/.095/.098、OPS .193。全く出塁できていないので、SBもたったの1。
守備の良さがなければ、試合に出してもらえない成績です。
PCAが3安打
そんなPCAですが、この日は奮起しました!
パイレーツはブラクストン・アッシュクラフト、カブスはコリン・リーが先発。両先発は立ち上がり3イニングを無失点。
PCAは2回裏の第1打席で二塁打を放ち、チームを勢いづけましたが、このイニングはカブスは無得点。
先制はパイレーツで、4回表、コリン・リーは2アウトまで奪うも、ニック・ゴンザレスに四球を出すと、アンドリュー・マッカッチェンに4シームをRFにうまく運ばれ、これが二塁打となり、1塁からニック・ゴンザレスが長駆ホームイン。1点を先制されます。カブスのRFは鈴木選手です。
PCAが同点タイムリー
4回裏、カブスは先頭の鈴木選手がLFへ二塁打を放ってチャンスメイクすると、2アウトでPCAに打席が回り、RFへラインドライブのヒットを放ち、二塁から鈴木選手が生還。1-1の同点に追いつきます。なお、PCAは二塁を狙うもこれはタッチアウト。まだチャンスが続いただけに勿体なかったです。
7回表、カブスはライアン・ブレイジャーがアイザア・カイナー=ファレファにタイムリー・ダブルを打たれて1-2と勝ち越しを許します。
PCAは7回裏の打席は先頭として死球で出塁。この後、カブスはニコ・ホーナー、ダンスビー・スワンソンと連打を放ち、ノーアウト満塁とするとマット・ショーが犠牲フライを放って、2-2の同点に。ただ、この後2人が倒れて勝ち越しとはならず。
8回裏、カブスは2アウトからイアン・ハップが四球で出塁するも、PCAの打席で2盗に失敗。
9回表、カブスは2-2の状況でクローザーのダニエル・パレンシアを投入。裏の攻撃に弾みをつけたいところでしたが、1アウトからジャック・スウィンスキーに勝ち越しとなるソロHRを左中間スタンドぎりぎりに放り込まれ、2-3となってしまいます。
9回裏、カブスは先頭のPCAがCFへクリーン・ヒットを放ち、同点のランナーとして出塁。PCAはニコ・ホーナーの打席で2塁への盗塁を敢行。これがばっちりセーフのタイミングだったのですが、PCAのスピードが裏目に出て2塁をオーバー・ラン。これでタッチアウトとなって反撃の芽が潰えました。
PCA had this base stolen EASILY representing the tying run in the ninth, but he overslid way too far and got tagged out pic.twitter.com/FPIju1a9XD
— Talkin’ Baseball (@TalkinBaseball_) August 15, 2025
この後、カブスは1本が出ずに2-3と敗れました。
PCAが3安打を放ったのは7月30日のブルワーズ戦以来のこと。この日の3安打が復調になればと思います。
カブスはこれで68勝52敗。ブルワーズがまた勝って13連勝としたので、ゲーム差は9.0にまで開きました。
なお、カブスはワイルドカード・スポットでドジャースと並んで同率1位。この後、ドジャースがパドレスに勝つと2位になります。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント