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【MLB2025】大谷がリードオフ29号と同点トリプルを放つ!KCはボビー・ウィットとマイケル・ガルシアが躍動するも、一歩及ばず

実力者同士の対戦

 現地2025年6月27日、ドジャース@ロイヤルズのインターリーグの3ゲームシリーズがカウフマン・スタジアムで始まりました。このカードはだいたい年1回のマッチアップで2024年は6月14日から16日にドジャー・スタジアムで行われドジャースが2勝1敗と勝ち越しました。

 2025年は両クラブともに新戦力が登場しているので楽しみなマッチアップだったのですが、そこは実力者同士の対戦で、1点を争う面白い展開となりました。

大谷がリードオフHR(29号)

KC先発のノア・キャメロンとは

 ロイヤルズの先発は左腕のノア・キャメロン(Noah Cameron)で25歳のルーキー左腕。今季はこのゲーム前までは8試合に登板し、2勝3敗でERA 2.08。いずれも5.0イニング以上を投げきっており、コール・レーガンズが左肩のローテーター・カフを捻挫して離脱している中、たくましい戦力となってチームに貢献しています。

 ただ、8回の登板日のチームの勝敗は2勝6敗で、特に6月に入ってからはいずれの登板日もチームが負けているというちょっとアンラッキーな面も持っています。

 そんな中、そのノア・キャメロンに対し、大谷選手がいきなりやってくれました!1-2と追い込まれた大谷選手は4球目のチェンジアップが甘いところに来たのを見逃さず、快音を残します。打球はカウフマン名物のRFスタンドに滝に吸い込まれる一発で大谷選手がまたもリードオフHRを放ちました。

 大谷選手のリードオフHRは今季8本目。そしてこの第29号は打ち出し速度110.4mph、飛距離429ft(130.759m)でした。これで大谷選手は6月中に30本の大台に乗せられそうです。

ボビー・ウィット・Jr.もHRでお返し

 1点を先制したドジャースでしたが、先発のダスティン・メイが立ち上がり、苦戦しました。

 ダスティン・メイは1回裏、2アウトまで奪っていたものの、マイケル・ガルシアにLFへ二塁打を打たれ、スコアリング・ポジションに進塁を許した後、四球を置いてサルバドール・ペレスにタイムリー・シングルを打たれてすぐに同点に追いつかれます。

 ドジャースは2回表に2アウトからトミー・エドマンが四球で歩いた後、当たっているマックス・マンシーがCFへ第13号2ランHRを放ち、3-1と勝ち越しに成功。取られた後にすぐに取り返しました。

 これでドジャースのペースに持ち込んだかと思いきや、ダスティン・メイは2回裏もピリッとしません。先頭のジョン・レイブ(LF)に四球を与えると、1アウト後にカイル・イズベルにタイムリー・ダブルを打たれてまず1失点で3-2に。

 ジョナサン・インディアを三振に仕留めて2アウトを奪うも、ケアすべきボビー・ウィット・Jr.にはCFへ2ランHRを打たれてこの回、計3失点。3-4と勝ち越しを許してしまいます。ボビー・ウィットは今季第11号HRです。

 試合は3、4回も互いにランナーを出すも得点は入らず、やや落ち着いてきました。

大谷が同点トリプル!

 5回表、ドジャースはキケ・ヘルナンデスが四球を選び、大谷選手の前にランナーを出します。そして大谷選手は3球目の93.4mphの高めの4シームを右中間に運び、これがトリプルとなって1塁ランナーのキケが生還し、ドジャースが4-4の同点に追いつきます。大谷選手のトリプルは今季7本目。 ノア・キャメロンはここで降板。5回は1アウトも奪えなかったので今季最短の4.0イニングでマウンドを降りることになりました。

 ピッチャーがスティーブン・クラッツに変わった直後、今度はムーキー・ベッツがタイムリーで大谷選手を迎え入れ、ドジャースが5-4と勝ち越しに成功。ここぞというところで得点に変えるところがドジャースのすごいところですね。

 その後、ロイヤルズは同点に追いつくチャンスを何度も迎えるも、ドジャースのブルペンに抑えられ、無得点。

 結果、5-4でドジャースがGm1を取りました。

MLB Gameday: Dodgers 5, Royals 4 Final Score (06/27/2025)
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マイケル・ガルシアが攻守で躍動

 ロイヤルズ打線ですが、2023年からレギュラーとして出場し始めたマイケル・ガルシアが今季はブレークしており、ここまで80試合に出場し、.311/.368/.483、OPS .851、HR 8、二塁打 21本と素晴らしい成績を残しており、この日も5打数2安打と活躍。

 また3塁の守備でも球際に強く、ボビー・ウィットとともにかなり強い三遊間を形成しております。

 顔の表情を見ても正統派のような雰囲気を漂わせ、ますますいい選手になって行きそうな選手になっております。

フレディー・フリーマンの守備力!

 さて、ロイヤルズが攻めきれなかった上述しましたが、最後の最後にドジャースの球際の強さが光りました。

 9回裏、ロイヤルズはタナー・スコットを攻め、四球と2本のシングルで1アウト満塁の大チャンスを迎えます。

 バッターはルーキーのジャック・カグリアノーン(Jac Caglianone)。同点になるのは濃厚かと思われた場面でしたが、カグリアノーンの当たりは2Bゴロ。エドマン、ムーキーで4-6-3のダブルプレーを決めに行ったドジャース。しかし打者走者は左打席のカグリアノーンでそれなりの脚力はあります。ゆえに2Bのベースカバーに入ったムーキー・ベッツはあえて低い送球を投げ、ダブルプレーを狙いに行きました。ここで打者走者がセーフになればダブルプレー崩れで三塁走者が還り、5-5の同点になっていたのです。

 ムーキーの低い送球を投げるというひらめきも凄かったのですが、なんと言っても1Bのフレディー・フリーマンの守備力です。とにかくアウトにしないと同点になってしまうということで、長い手足をめいいっぱい使い、しかもスピードのあるショートバウンドの送球をすくい上げてキャッチ。尚且つ、ショートバウンドの処理で足をベースから離すことも出来ず、かなり難しい処理となりましたが、見事にそれをやってのけてアウトに。

 この球際の強さは何なのでしょうかね?本当に素晴らしいプレーでした。 さすが普段から基礎を徹底しているフレディー・フリーマンですね。

 ロイヤルズ側からすると、カグリアノーンが何も初球から行かなくても・・・とは思いました。アップアップしていたのはタナー・スコットでしたから。甘いボールは逃さず行く!というのでいい結果が出ることもありますし、今回の場合はゾーンではありましたがスライダーでしたので、何も初球から難しい球種を打ちに行かなくても・・・とは思いました。アウトコースを狙っていたのでしょうか。

 じっくり行ってもらいたいところではありました。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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