スポンサーリンク

【MLB2021】ジャレン・デュランがメジャー初HR!

打線に火をつける一発

 現地2021年7月19日、レッドソックスのルーキーで、クラブ内NO.3プロスペクトのジャレン・デュラン(Jarren Duran)がブルージェイズ戦でキャリア初HRを放ちました。

ジャレン・デュランとは 

 簡単にこのルーキーについて記しておきたいと思います。

ジャレン・デュラン(Jarren Duran)は1996年9月5日生まれの24才(現地2021年7月19日時点)。右投げ左打ちの外野手で、ドラフトは2018年のレッドソックスの7巡目指名。カリフォルニアのロングビーチ大学出身。身長は非常に高く見えるのですが、188cmです。

 21才でプロ入りしたデュランは、2018年のドラフト後、ルーキー・リーグを経ることなくクラスAマイナスに。さらにこの短い期間にクラスAにも上がりました。クラスAでは30試合で打率.367、HR 1。

プエルトリコWLで開眼

 2019年にはダブルAまで昇格。ダブルAでは打率.250、OBP .309、SLG .325、HR 1。2020年はマイナーがキャンセルとなり、実績はなし。しかし、プエルトリコのウィンターリーグに参加し、打率.400、OBP .500、SLG .640、HR 1をマーク。カリビアン・シリーズにも参加しました。

 もともとコンタクトには定評のある選手でしたが、プエルトリコのウィンターリーグで開眼という感じで何かを掴んだようです。

 2020年はコロナ禍によりトレーニングサイトでじっくりと時間を過ごしましたが、いろいろな面で向き合うことができたのがよかったのではないかと思います。おそらく、J.D.マルチネスとも交流があったはずで、もはやコーチ級に信任の厚いJ.D.からのアドバイスがあったと思われます。

トリプルAでHRも増加

 さらに注目を浴びたのは2021年のスプリング・トレーニング。24試合に出場し、47-16、打率.340、OBP .367、SLG .702、HR 3、RBI 7をマーク。開幕メジャーをとの声もありましたが、まずはトリプルAで実績をということで、開幕ロスターには入らず。

 5月から始まったトリプルAでは打率.270、OBP .365、SLG .561、HR15、二塁打8、RBI 32。もう長打も期待できる存在になりました。

1AB、1st Pitch、1st Hit

 現地2021年7月16日の後半戦スタートでメジャーにコールアップ。

 現地7月17日、レッドソックスがヤンキースに6回降雨コールドで1-3で敗れ、アレックス・ベルドゥーゴがファンにボールをぶつけられたあのゲームでメジャー・デビュー。

 このゲームはなかなかハードでしたね。アンパイアーから何からなかなか厳しい1日となりました。

 ジャレン・デュランは初打席でゲリット・コールと対峙し、初球を見事に弾き返し、メジャー初ヒットを記録したのでした。スタンドにいたお父さんの鍛えられた体格にも注目が行ってしまいました。  

打線シャッフルでジャレン・デュランを2番に

 ジャレン・デュランがデビューを果たした17日のヤンキース戦はある意味、事故のようなゲームでしたが、それでもゲリット・コールのファストボールを前に、打線は沈黙。

 さらに翌日の18日のゲームではジェイムソン・タイヨンに6回途中、4安打に抑えられ、またも打線が沈黙。後半にはリリーバー(ダーウィンゾン・ヘルナンデスが4失点)が、打ち込まれて1-9の完敗。

 アレックス・コーラ監督は一部、休養させる選手をつくりつつも、打線をシャッフルすることに決めて臨んだブルージェイズ戦でした。

 そしてジャレン・デュランを2番に置いたのが正解でした。

6-1も内容のある打撃で高評価

 ジャレン・デュランはこの日は6-1。第1打席でHRを放った後は、3Bライナー、2Bゴロ、三振、三振、3Bゴロで1打席目しか結果は出なかったのですが、意図した打席にコーラはじめ首脳陣はかなり納得。

BOS、初回に8得点 

 そして2番のデュランの一発をきっかけにレッドソックスはハンター・レンフローにグランドスラム、さらにキケ・ヘルナンデスにも2ランHRが出て、初回に8得点。デュランが打線に火をつけました。

 その後、レッドソックスは2回にラファエル・デバースにソロHR、4回にはダニー・サンタナにソロHR、6回にはキケ・ヘルナンデスにこの日2本目となるHRが飛び出し、合計13得点。

 先発のニック・ピベッタは7回途中で被安打11というのが気になるポイントでしたが、失点4で抑えて、今季8勝目。

 レッドソックスが13-4でブルージェイズを下し、また2位レイズも敗れたため、ゲーム差を拡げました。

 ジャレン・デュラン、玄人目にかなり受けがいいので、期待ですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025】好調ハンター・グリーンが鼠径部を傷めて3回で途中降板へ
【MLB2025】マリナーズがレンジャーズからOFのレオディー・タベラスをウェーバーで獲得
【MLB2025】メッツ、ジェシー・ウィンカーとA.J.ミンターが離脱へ
【MLB2025】大谷が第9号HR!F・フリーマンが通算350号!しかし、LADはテオスカー・ヘルナンデスがILの見込み
【MLB2025】今永が左ハムストリングスを痛めて降板!カブスは今永降板後に失点して敗戦。(追記あり)
【MLB2025】ジェイコブ・デグロム、MLB最速でキャリア1,700奪三振を達成!ダルビッシュ、R・ジョンソンを抜く!(追記あり)
【MLB2025】佐々木朗希がメジャー初勝利!大谷も第8号援護HR!
【MLB2025】レッドソックス、トリストン・カサスのシーズン・エンドで1Bをどうする?
【MLB2025】3月/4月のPOM(Player of the Month) が決定!山本由伸がNL最優秀投手賞に
【MLB2025】タイガースが前田健太投手をDFAに
【MLB2025】ロッキーズが勝利!チェイス・ドーランダーがクリス・セールとの投げ合いに勝利!
【MLB2025】大谷、ウィメンズナイトでリードオフHR!S・アルカンタラから強烈な一発!
【MLB2025】菅野、初のスコアレス登板の相手はヤンキース!セドリック・マリンズも好捕で援護
【MLB2025】このギャップ!緊迫した展開の幕切れはまさかのリトルリーグ・エラー(TEX@SFG)
【MLB2025】ジャレン・デュランがホームスチールを決める!ジャコビー・エルズベリー以来、16年ぶり
【MLB2025】コリン・レイ(カブス)、先発転向3試合でERA 1.35! J・スティール離脱の穴を埋める
【MLB2025】ポール・スキーンズ、山本との投げ合いを制す!ドジャースは打線が沈黙して3連敗
【MLB2025】絶好調のPCA!2試合連続HRを含むRBI 7、盗塁2でドジャース戦の連勝に貢献
【MLB2025】エンゼルスがイアン・アンダーソンをDFAに
【MLB2025】UCLを傷めていたトリストン・マッケンジーが手術回避の結果、DFAに
【MLB2025】エンゼルス、3点ビハインドの9回裏に大逆転!ジョー・アデルがサヨナラ安打を放つ
【MLB2025】ギャレット・クロシェ、ERAが1.13に!BOSはカサスのサヨナラ安打でCWSに勝利
【MLB2025】パヘスがまたもHRを強奪!佐々木は6回を投げきるも、最後に笑ったのはレンジャーズ!
【MLB2025】山本、デグロムとの投手戦を制す!またもエドマンが殊勲の一打
【MLB2025】大谷がパタニティー・リストで欠場へ!E・ロザリオがロスター入り(朗報あり!)
【MLB2025】レンジャーズのクマール・ロッカーがメジャー初勝利をマーク!
【MLB2025】スペンサー・ストライダーが復帰!最速で通算500奪三振を記録
【MLB2025】ホームラン単独トップ(8号)のA’sのタイラー・ソーダーストロムとは?
【MLB Injury 2025】クリス・ブライアントがILへ。復活の道は遠し。ロッキーズの経営にも大きく影響
【MLB2025】パドレス、3試合連続でロッキーズをシャットアウト!圧巻の成績で高品質ゲームを連発中
タイトルとURLをコピーしました