スポンサーリンク

【2024ALDS】ガーディアンズ、初回に5得点!タイガースはエラーがらみでオープナーが機能せず

ALDS G1 DET 0 @ 7 CLE

 現地2024年10月5日、ALDSが始まりました。リーグ勝率2位のクリーブランド・ガーディアンズがワイルドカード・スポット3位(No.6シード)ながら、リーグ勝率NO.3のアストロズをスウィープして勝ち上がった勢いのあるタイガースを迎えてのシリーズです。

 ディビジョン・シリーズは3戦先勝でMAX 5戦です。

投手力と打撃力の図式

 いみじくも同地区の顔合わせとなったこのカード。双方ともに勝手を知った同士の対戦です。

 先発、クローザーともに強力な投手陣を誇るガーディアンズとタリク・スクーバルという強烈なパワーを有し、そのほかはオープナーで凌いでいるというタイガース。ストロング・スタイルVS知恵と工夫で足らないところをカバーしていくスタイルがディフェンスの比較。

 一方、打線ではやはりガーディアンズが上に来るものの、ALWCでつながったタイガース打線がガーディアンズ投手陣にどこまで食い下がるか?というのがオフェンスの比較であり、見どころでもあります。

 ただ、この日はタイガースのオープナーの脆い面が出てしまったという結果となりました。

ガーディアンズ、初回に5得点 

 ガーディアンズ打線は電光石火でした。タイガースの先発は左腕のタイラー・ホールトン。ALWC Gm1でリリーフで登板し、Gm2ではオープナーの先発として登板。このポストシーズンはすでに3試合目の登板でしかも先発は2試合連続となりました。

 1回裏、ガーディアンズはそのタイラー・ホールトンを攻め、まずは先頭のスティーブン・クワンがRFへ強烈なライナーの打球を放ち、これが2塁打となりいきなりのチャンスメイク。あわやHRかという当たりでした。

 つづくデービッド・フライは四球で出塁。タイラー・ホールトンも丁寧に投げていたのですが、ここはデービッド・フライの粘り勝ち。この大チャンスにガーディアンズはホセ・ラミレスを打席に迎えます。そのホセ・ラミレスもホールトンの丁寧な投球にフルカウントまで粘り、7球目を叩きつけます。打球は3Bのザック・マッキンストリーのグラブに納まりそうでしたが、マッキンストリーはこの難しいバウンドを後逸してしまい、ボールはLFファウルグランドへ。これでスティーブン・クワンが生還してガーディアンズが1点を先制。確かに難しい当たりでしたが、ここを抑えないとオープナーは苦しくなります。

 この後、ジョシュ・ネイラーにも2点タイムリー・シングルが出てガーディアンズは3-0とリード。タイラー・ホールトンは1アウトを取れずに降板となりました。

 ガーディアンズはさらに代わったリース・オルソンからレーン・トーマスが2ランHRを放ち5−0。つづくアンドレ・ヒメネスもシングルを放ち、ここまでまだアウトは0。

MLB PSレコード・タイ

 初回にノーアウトのまま5得点というのは、MLBのポストシーズン・レコード・タイで、2023年のNLDS Gm1でDバックスがドジャースから5得点を上げたのと並びました。カーショウが打たれたあのゲームですね。

 このように、ガーディアンズが初回にほぼゲームを決めたような形となりました。

タナー・バイビーが好投

 ポストシーズン・デビューとなったタナー・バイビーは1,2回はタイガース打線の勢いの余力に押され気味でしたが、なんとかスコアレスで抑え、その後は乗って行きました。

 バイビーは4.2イニングで76球、被安打4、スコアレス、BB 1、SO 6という内容で見事にゲームメイクしました。

 ガーディアンズは6回裏にもデービッド・フライの2点タイムリー・ダブルで追加点で7−0。

 バイビー降板後、ブルペンも見事に抑えきったガーディアンズは最後はエマニュエル・クラッセが完璧に抑えてゲームセット。7-0のスコアで先勝しました。

MLB Gameday: Tigers 0, Guardians 7 Final Score (10/05/2024)
Follow MLB results with FREE box scores, pitch-by-pitch strikezone inf...

 ALDSは現地2024年10月6日は1日空いて7日に同じくプログレッシブ・フィールドでGm2が行われます。MLBは毎日どこかでゲームが行われるように、ALDSのスケジュールを調整しています。ALDS Gm1 – OFF– Gm2 – 移動日 -Gm3- Gm4 -移動日 – Gm5というスケジュールを組んでいます。

 先発はタリク・スクーバルと手術後に別人のようなピッチングをしているマシュー・ボイド。タイガースOBでもありますね。

 タイガースはタリク・スクーバルでGm2を落とせばそのまま崩れそうですが、そう考えると圧になるので思い切ってやって地元でGm3を行いたいですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025】ブレイク・スネルが熱投!7回、12奪三振!大谷も51号で援護!
【MLB2025】大谷が5回ノーヒッター&50号HR!しかし、ドジャースは勝ちゲームを落とす
【MLB2025】フィリーズ、ドジャースとの死闘を制し、NLイースト2連覇を達成!
【MLB2025】カル・ロリーがミッキー・マントルに並ぶ54号HR!マリナーズはAL西地区単独首位へ
【MLB2025】大谷が49号!ドジャースはカーショウの初回の4失点を跳ね返して勝利
【MLB2025】タイガースのタリク・スクーバルとハビアー・バイエスの怪我の状態
【MLB2025】ウォーカー・ビューラーがフィリーズ移籍後初登板!失点傾向をケアして勝利投手に
【MLB2025】アロルディス・チャップマンの無安打記録に終止符を打ったのはシェー・ランゲリアス!
【MLB2025】レッドソックスのコナリー・アーリーが5回、11奪三振の衝撃デビュー!
【MLB2025】ドジャース、今度はコンバインド・ノーヒッターを逃すも、大きな勝利を上げる
【MLB2025】スレイド・セコーニが7回までノーヒッター!ロッキオの守備も光り、ガーディアンズがWCレースでKCを抜く!
【MLB2025】大谷が今季12本目のリードオフを含む47、48号のマルチHR!ドジャースは連敗ストップ
【MLB2025】山本が9回2アウトまでノーヒットノーラン!しかし、ドジャースは大惨事に!
【MLB2025】大谷が緊急で先発!100mph超えを連発するも、ドジャースはまたけが人が出てサヨナラ負け
【MLB2025】NLサイ・ヤングへ! ポール・スキーンズがドジャースを圧倒!ERAは1.98に!
【MLB2025】レッドソックス、試練の終盤戦へ!ローマン・アンソニーが腹斜筋を傷めてIL入り
【MLB2025】ジャイアンツ vs ロッキーズ戦でデバースの一発を巡り、ベンチクリアー!
【MLB2025】大谷、プロスペクトのババ・チャンドラーから強烈な一発(46号)!しかし、ドジャースは敗戦!
【MLB2025】パドレスのスーパー・ブルペン、ジェイソン・アダムが左足大腿四頭筋を傷めて離脱へ
【MLB移籍2025】フィリーズ、ウォーカー・ビューラーをマイナー契約で獲得!
【MLB2025】センセーショナルな活躍を見せるA’sのニック・カーツが右腹斜筋を傷める
【MLB2025】レッドソックス、アロルディス・チャップマンとの延長契約(2026)に合意
【MLB2025】レッドソックスのペイトン・トールが鮮烈デビュー!P・スキーンズとの投げ合いで好投!
【MLB2025】レッドソックス、ウォーカー・ビューラーをリリースへ
【MLB2025】カイル・シュワーバーが1試合4HR!HR数は49となり、NL単独トップに
【MLB2025】ブルワーズのクローザー、トレバー・メギルが屈筋腱を傷めてILへ
【MLB2025】大谷が移籍後初勝利!ドジャースは計19奪三振の大記録を打ち立てる!
【MLB2025】ネイサン・イオバルディがローテーター・カフを傷めてシーズン・エンドの見通し!
【MLB2025】エンゼルス、ジェイコブ・デグロム先発のレンジャーズに4-0でシャットアウト勝利
【MLB2025】ザック・ウィーラー、胸郭出口症候群(TOS)と診断される!手術必至で2025年のシーズン・エンドが濃厚
タイトルとURLをコピーしました