TEXとの3連戦は1勝2敗
レンジャーズとのシリーズ・フィナーレとなった現地2021年4月21日、エンゼルスはマイク・トラウト、大谷翔平選手、ジャスティン・アップトン、そしてホセ・イグレシアスの4人からそれぞれ1本ずつ、計4本のHRが出ました。
たくさんの花火が上がり、勝利と行きたかったところですが、得点はそのソロHR4本のみ。ゲーム後半、ブルペンが崩れ、接戦で追いつくところが逆に引き離され、4-7で敗戦。この3ゲームシリーは1勝2敗と負け越しました。
大谷選手登板翌日のゲームで先発出場
前日のGame2に先発し、4イニング、80球を投げた大谷選手ですが、このゲームでは2番DHでスタートから出場。前回登板ではホセ・イグレシアスのタフなスライディングで足をすくわれて降板したため、翌日は大事をとって代打での出場でしたが、今回はスタートから。
今季5号
第1打席ではマイク・フォルティネビッツに三振を喫した大谷選手。しかし、3回裏に回ってきた第2打席では5球目のスライダーをフルスイング。ややインコース寄りでしたので、RFを弾き返した当たりは高い打球となり、スタンドインするかどうかの飛距離。それを見た大谷選手は全力疾走。結局、スタンドインし、HRになったのですが、ベースランニングの勢いそのままにホームイン。この走塁がきっちりと計測されていて、なんとHRなのにベース一周17秒3が出ました。
大谷選手のHRは今季5本目。
メジャー52本目
そしてこのホームランはメジャー通算52本目。大谷選手はNPBで48本のHRを放っていましたから、節目の日米通算100号HRとなったのでした。おめでとうございます!
【大谷選手のHRログ】(現地2021年4月21日時点)
- 2013 (日ハム) : 3
- 2014 (日ハム) : 10
- 2015 (日ハム) : 5
- 2016 (日ハム) : 22
- 2017 (日ハム) : 8 / NPB: 48 HR
- 2018 (LAA) :22
- 2019 (LAA): 18
- 2020 (LAA): 7
- 2021 (LAA): 5 / MLB: 52 HR
大谷選手のHRの傾向
メジャー4シーズン目で52本。節目の数字ではありませんがメジャー100号に向けてちょうど半分を折り返したところなので、少し傾向を出してみたいと思います。数字はメジャー52本を基にしたものです。
ホームでのHRの方が多い
- ホームゲーム:33
- ロードゲーム:19
ホームのエンゼル・スタジアムで投げたり、DHで出たりすることが多かったというのもありますが、ホームでのHRの方が多いですね。
途中出場でも2本
- スターター:50
- 途中出場:2
代打で途中出場してホームランというのが2本もあります。
初球が14本も
センセーショナルなHRも多い大谷選手。その理由の一つが、初球から打ちにいくというケースも多いからで、初球のHRは14本もありました。
左投手からは?
左右、どちらの投手からどれくらい放っているのかという点ですが、右投手から45本、左投手からは7本という数字が出ています。
今季は30本を狙えるか?
連日、出場している大谷投手はこのまま怪我もなく、順調にシーズンを過ごしたとして、HR数は20本を確実に超えそうです。そして30本という一つの大きな目安も十分に見えています。
ベーブ・ルースの30HR超えシーズン
なおベーブ・ルースが30HRを超えたのはデビュー3年めの1916年のこと。ちなみにその前年の1915年は29本と30本まであと1本届かず。また、1916年は投手としてどんな年だったかというと、40先発で323.2イニングを投げ、23勝12敗でERA 1.75でした。
ベーブ・ルースが伝説を作った年でもありました。
大谷選手、楽しみです。直近のスケジュールは現地22日からはミニッツメイドでアストロズとの4連戦、現地26日からはグローブ・ライフ・フィールドで再びレンジャーズと3連戦。そして30日から5月2日まではシアトルでマリナーズ戦となっています。有原投手、菊池雄星投手とマッチアップするでしょうか?!
お読みいただき、ありがとうございました。
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