スポンサーリンク

【MLB2021FA】マイケル・フランコのディールがついに決定!オリオールズと1年メジャー契約へ

オリオールズ、内野に刺激を与える!

 現地2021年3月15日、今FAマーケットの内野のポジション・プレーヤーでバット、フィールディングともにプロダクティブな成果をもたらす存在なのに、なぜか残っていたマイケル・フランコ( Maikel Franco)のディールが決定。オリオールズとメジャー契約となりました。

 まだ正式契約ではありませんが、ディールは合意に至った模様です。

契約内容

 オリオールズとマイケル・フランコはメジャー契約で合意。ただ、詳細は明らかになっていませんのでわかり次第追記させていただきます。

追記:

 現地2021年3月16日、マイケル・フランコとオリオールズのディールがオフィシャルとなりました。契約内容は以下の通りです。

  • 1 year/$0.8M (2021)
    • パフォーマンス・ボーナス:400PAで $0.2M
    • トレード時: $0.25M

 メジャー契約だったので、てっきり$2M保証くらいになったのかと思っていたのですが、前年を軽く割ってしまったという渋い契約になりましたね。パフォーマンス・ボーナスを加えて$1Mという内容。これは今季頑張っておきたいところですね。

2020年の契約

 ちなみに、2020年にロイヤルズとサインした内容は1年/$2.95Mに加えてPA数(Plate Appearance:打席数)に伴うパフォーマンス・ボーナスがありました。

マイケル・フランコとは

 マイケル・フランコは1992年9月2日生まれの28才。3Bで右投げ右打ち。ドミニカ共和国出身で2010年1月にフィリーズとアマチュアFAとしてサイン。17才でした。

フィリーズの3B

 2014年にメジャー・デビュー。この時、フィリーズの内野にはチェイス・アトリー、ジミー・ロリンズの黄金の二遊間ほか、1Bにはライアン・ハワードがおりました。3Bは主に、当時24才のコディー・アッシー(Cody Asche)。コディー・アッシーは2019年12月にツインズとマイナー契約というのが今のところの最後の契約です。

 デビュー時はほんとうにすごい選手だったのです。それは下記の記事にも記載させていただいていますが、2015年6月には27試合、打率 .352、OBP .391、SLG .648、8 HR、 24 RBIでNL ROM(ルーキー・オブ・ザ・マンス)を受賞するほど。

 そしてレギュラーとして定着したのは2016シーズンから。以降、2019年までフィリーズの3Bとして出場。デビューイヤーを含めたフィリーズでの6シーズンで656試合出場。打率.249、OBP .302、SLG .431、HR 102、二塁打110、RBI343、OPS+は93。

フィリーズからノンテンダーFA

 2019年12月、フィリーズからノンテンダーFAとなってしまいました。やはりあまりにインパクトのあったデビューに比べ、その後の伸びは今ひとつ物足りないものがありました。見込める打率は.250でHRは20。これでも十分にすごい数字なのですが、ちょうどフィリーズがリビルドに入ったことと、プロスペクトのスコット・キンガリーを含めた他のポジションとのバランスでノンテンダーということに。

2020年、ロイヤルズでは全試合出場

 2020シーズンにロイヤルズとサインしたマイケル・フランコ。このシーズンは60試合、全試合出場。打率.278、OBP .321、SLG .457、HR 8、二塁打 16、OPS+109と大いに活躍しました。

ロイヤルズからもノンテンダーFA

 しかし、2020年12月、ロイヤルズからもノンテンダーFAに。

 オーナーが代わり、かなり温情の厚くなったロイヤルズでしたが、2021シーズンにボビー・ウィット・ジュニアのデビューが控えていたなどやはりここでもプロスペクトの台頭に押される形でノンテンダーFAに。

リオ・ルイーズ、ヨルマー・サンチェスとの争い

 今回、オリオールズに移籍することになったマイケル・フランコですが、オリオールズにはエブリデー3Bのリオ・ルイーズ(Rio Ruiz )がおります。27才のリオ・ルイーズは過去2シーズン、617PAで打率.229、OBP .299、SLG .393、HR 21、二塁打24、RBI 78でOPS+が85。

 数字はマイケル・フランコが上回っていますが、まず最初に彼との争いとなる見込みです。

 また、SSはフレディー・ガルビス、1Bはトレイ・マンシーニ、あるいはクリス・デービスがおり、2Bスポットにはヨルマー・サンチェスがおります。ヨルマー・サンチェスも場合によっては3Bも守りますから彼との争いも見ものです。

 ただ、現実的にオリオールズは競わせることを優先した場合、リオ・ルイーズとマイケル・フランコでシェアしていく形になるのではないかと見られます。マイケル・フランコは右打席、リオ・ルイーズは左打席です。

 マイケル・フランコはオリオールズの内野に大きな刺激をもたらしそうですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2026FA】クオリファイング・オファー(QO)を提示されたのはタッカー、シュワーバー、今永など計13名
【MLB2026】パドレス、新監督に元リリーバーのクレイグ・スタメン(41)を任命
【MLB2026】ダルビッシュ投手が右肘UCLの手術を実施。2026シーズンは全休となる見込み
【MLB2025】ドジャース、連覇の華やかなパレードを実施!すでに3ピートも視野に
【MLB Awards 2025】ゴールドグラブ賞が決定!ボビー・ウィット(SS)、PCA(OF)らが受賞
【2025WS_7】山本由伸が世界一の投手に!ミゲル・ロハスが同点HR、ウィル・スミスが勝ち越しHRを放つ!
【2025WS_6】ウォールにボールが!ドジャースが大ピンチを凌いで決戦に持ち込む!ムーキーもタイムリー
【2025WS_5】トレイ・イェサベージ、ドジャースをも封じる!7回、3ヒッター、12K!
【2025WS_4】ついに大谷がワールドシリーズで二刀流を披露!7回途中で6Kと力投するも黒星
【2018 & 2025WS_3】ムーキー、マンシー、カーショウがキャリア2度目のWSでの延長18回を経験!
【2025WS_3】延長18回、大谷が9打席!しかも2HR、2ダブル、5BB !
【2025WS_3】フレディー・フリーマンがまたもWSでサヨナラHR!佐々木、ウィル・クラインらの好投に報いる!
【MLB2026】オリオールズの新監督にクレイグ・アルバナズが就任!CLE躍進の立役者
【2025WS_2】山本由伸が強打のブルージェイズ打線を相手に完投!2試合連続完投&20人連続アウト!
【2025WS_1】大谷が記念すべきワールドシリーズ初HRを放つ!このシリーズはメイソン・フラハーティーとの対決に注目!
【2025WS_1】ブルージェイズ、6回にGSを含む9得点で大勝!ドジャースは継投に失敗
【MLB2026】ブルワーズGMのマット・アーノルドがPresident of Baseball Operationsに昇格
【MLB2026】ジャイアンツが大胆な監督交代!テネシー大のトニー・ヴィテロ氏を起用!
【MLB2026】エンゼルスの新監督はカート・スズキに決定!
【2025ALCS_7】ジョージ・スプリンガーが殊勲の逆転3ランHR!ブルージェイズがワールドシリーズへ進出!
【2025ALCS_6】ブルージェイズ、2HRとイェサベージの好投でGm7へ!マリナーズはDP3つと運なし
【MLB移籍2026】アストロズ、豪腕のネイトピアソンと1年契約で合意へ!先発へ転向
【2025NLCS_4】大谷がまた伝説を作る!投手で6回シャットアウト&10K+打者で3HR!しかもWS進出!
【2025ALCS_5】シアトルが揺れた!マリナーズが8回裏にユーヘイニオのグランドスラムで逆転勝利!
【2025NLCS_3】ドジャース、ミズロウスキーから勝ち越し!佐々木で逃げ切ってWSへ王手!
【2025ALCS_4】M・シャーザー、鬼の形相で5イニング超え!ブルージェイズ、11安打8得点で勝利
【2025ALCS_3】ブルージェイズ、猛打復活!18安打(5HR)、13得点でまずは1勝を返す
【2025NLCS_2】山本がポストシーズン完投の偉業を達成!大谷もタイムリーを放って援護!
【2025_NLCS1】ブレイク・スネルが8回、1ヒッター、10Kの好投でドジャースが先勝
【2025_ALCS2】マリナーズ、”その瞬間をつかむ”!3HRで連勝!ホルヘ・ポランコがまたもや殊勲!
タイトルとURLをコピーしました