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【MLB2026】ツインズのパブロ・ロペスがUCL断裂! 2026年は全休が濃厚に(追記)

セカンド・オピニオン待ちも手術は必至

 現地2026年2月17日、ミネソタ・ツインズにとって悲報です。

 先発ローテーションの核である右腕のパブロ・ロペス(Pablo López)が右肘UCL(尺側側副靭帯)の断裂と診断されました。

 GMのジェレミー・ゾルはセカンドオピニオンを求めるとしたものの、手術となるのは濃厚で、その場合、2026年は全休となります。

ブルペン投球で肘痛

 ミネソタ・ツインズはピッチャー&キャッチャー・レポートという、いわゆる先行したバッテリーのワークアウトが2026年2月10日からスタート。そしてフル・スクワッド(full-squad)という野手も加わった全チームでのワークアウト開始日が2月17日でした。

 パブロ・ロペスはそのフル・スクワッドのワークアウト・デーの初日にブルペンで投球練習を行った後に右肘に違和感を覚えました。ツインズは即座に画像検査を受診させましたが、ただ、この時点ではまだ予防的措置と位置付けていて、これほど深刻な事態になることを考えていなかったようです。しかし、診断の結果は最悪のUCL(尺側側副靭帯)の断裂。

手術なら2027年まで影響

 セカンド・オピニオンは本当に断裂しているのかを再確認するためのものですが、MRIが発達しているとは言え、やはり骨の裏などは映らないため、診断は難しいケースもあるようです。ただ、明らかに断裂が確認出来ているということでしょうから、手術はもう必至ではないかと思います。

 そうなると処置には2パターンとなるのが大半で、既存の靭帯を修復・強化する方法を採るならインターナル・ブレース手術で、復帰まで1年から1年2、3ヶ月を要し、完全な再建型のトミー・ジョン手術であれば1年半近くを要します。

 いずれの方法を採っても手術であれば、2026年は全休に、そして再建型のトミー・ジョン手術なら時期が悪いので1年半後なら2027年の大半も欠場するということになります。

 血小板を濃縮して患部に注射するPRP療法もありますが、根治を目指すならやはり手術になるでしょう。

追記:TJ手術へ

 現地2026年2月21日、ミネソタ・ツインズはパブロ・ロペスが現地25日に手術を行う予定であることを発表しました。パブロ・ロペスの肘の状態に関しては2ndオピニオンも得ましたが、やはり手術は避けられないという結論になりました。

 これにより、パブロ・ロペスは2026年の全休が決定。あとはリハビリの予定にも依りますが、2027年も少なくとも前半戦は離脱することが決定的です。

 パブロ・ロペスのトミー・ジョン手術はこれで2回目。以前はマリナーズ時代でマイナー2年目の2014年に行っております。

2025年は肩

 2022年から3年連続で30試合上に先発していたパブロ・ロペスでしたが、2025年シーズン(29歳のシーズン)は怪我に悩まされた1年となりました。4月序盤には右ハムストリングスを傷めてIL入りし、6月序盤には右肩大円筋のグレード2の肉離れという大きな怪我を負い、一旦は60 Days ILに入り、復帰したのは9月5日。

 結果、14試合の登板で75.2イニングにとどまりました。しかし、登板した期間は素晴らしい成績を残し、ERA 2.74、SOレート 23.4%、BBレート 6.4%を記録。

3月7日の誕生日で30歳を迎えるパブロ・ロペスは、思えば2025年にUCLの問題の兆候がひそかに出ていたのかもしれません。

パブロ・ロペスとは

 パブロ・ロペスは下記の記事にも書かせていただいていますが、とにかく見た目通り、賢い人で、両親ともに医者という家庭で育ち、非常に頭が良く、16才の高卒時には英語、イタリア語、ポルトガル語に通じ、メディカル・スクールへの入学を許可されたほどの秀才。

 しかし、野球の道を選び、2012年7月4日にアマチュアFAとしてマリナーズとサイン。この時、両親な複雑な表情を見せたと言います。

 2018年、22才の時にメジャー・デビュー。2022年までマイアミに在籍し、2023年1月にマイアミがルイス・アラエズを獲得したトレードでツインズに移籍してきました。

 2025年までメジャー8シーズンで172試合に先発し、59勝53敗、ERA 3.81。2023年にオールスターに出場し、同年はALのサイ・ヤング賞投票で7位にランクインしました。

 2024年は15勝をマーク。今回の怪我はキャリアで初となる大きな怪我となりました。

契約

 すでにMLSが7.093のパブロ・ロペスは2023年4月に4年/$73.5M (2024-27)で延長契約を結んでおりました。あと2シーズンを残しておりますが、ひょっとしたら、残り2年はほぼリハビリで潰してしまうかもしれません。

ツインズのローテーション

開幕はジョー・ライアン

 エース級の投手を失う事になりそうなツインズは、開幕投手は右腕ジョー・ライアンが務めることになりそうです。

 そしてツインズはロースター全体は手薄ではありますが、先発投手は案外、層は厚いです。

先発は層の厚いツインズ

 上記のジョー・ライアンをはじめ、2025年に股関節の負傷で離脱したベイリー・オバー、右腕のシメオン・ウッズ・リチャードソン(Simeon Woods Richardson)がNO.1-2-3で配置されそうです。

 その後には右腕のデビッド・フェスタ、ゼビー・マシューズ、レイズにいたタジ・ブラッドリー、そしてミック・エイベルらが続きます。ミック・エイブルは2025年のトレード・デッドラインでヨアン・ドゥランとのトレードでフィリーズから獲得した投手。彼はタジ・ブラッドリーとともにメジャーデビュー前からトップ100プロスペクトにランクインしていた投手。

 また、プロスペクトで行けば2022年のツインズの2巡目指名の左腕のコナー・プリーリップ(Connor Prielipp)、同じく2022年の4巡目指名の右腕アンドリュー・モリスも注目されていて、さらに2025年のトレードデッドラインでルイス・バーランドをブルージェイズに出した際に獲得したケンドリー・ロハスはツインズ内のプロスペクト・ランク5位の投手。

今オフのツインズ 

 2025年のトレードデッドラインで解体か?というくらいに11選手をトレードに出したツインズは、今オフはそれでもジョシュ・ベル、ビクター・カラティーニ、テイラー・ロジャースとメジャー契約を結んだほか、先日はドジャースからアンソニー・バンダをトレードで獲得。エリック・オルゼをトレードで獲得しており、動きに関しては活発。

 キャンプには、ジオ・ウルシェラ、オーランド・アルシア、アンドリュー・チェイフィン、リアム・ヘンドリクス、ダン・アルタビラ、マット・ボウマン、ジュリアン・メリーウェザーなどかつて名を馳せたマイナー契約のベテラン達も招待選手として参加します。

 ツインズはクラブ売却の話も出ていましたが、現時点の結果としては2025年12月に球団の20%以上の株式を3人の新たなリミテッドパートナーに売却したということになりました。結論としては一部売却ですね。その中でトム・ポーラッド氏(Tom Pohlad)が新オーナーに就任。

 この新オーナーはツインズの年俸総額の増額も語っており、それを背景にツインズは今オフ、フランバー・バルデスの争奪戦にも参加。まだ資金的には余裕がありそうですから、パブロ・ロペスが怪我で離脱となると、未契約FAのルーカス・ジオリト、ザック・リテルらの獲得に乗り出すかもしれません。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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