レッドソックス、クロシェでも止められず
現地2026年4月1日、レッドソックスはダイキン・パークでのアストロズとの3ゲームシリーズのGm3を行いました。Gm1、2と落としたレッドソックスはかなり重症で、エースのギャレット・クロシェの登板でなんとか一矢報いたいところでしたが、ギャレット・クロシェでもこの流れは止められませんでした。
ラインナップ変更
開幕からローマン・アンソニーをリードオフに置いていたレッドソックス。ドジャースが大谷選手をリードオフに置いているように当初はこれがうまく機能し、レッズとの開幕1、2戦はさかんにチャンスメイクできていました。ところが、そのGm3以降、アストロズとのGm1、2とアンソニは3戦連続でヒットレス。
これは筆者はローマン・アンソニーの実力は本物ではあるものの、リードオフタイプではないと思っていて、むしろ投手のボールをじっくり見て勝負出来る本物のスラッガーであるからこそ、3番に置いてもらいたいとは思っておりました。
本来の適任であるジャレン・デュランのリードオフへの復帰は望むところではありました。
このゲームではジャレン・デュランがLFでリードオフに復帰。アンソニーはスタートからは外れ、吉田選手がDHで3番、5番にRFでウィリャー・アブレイユ、7番にCFでセダン・ラファエラという布陣になりました。
初回に先制
アストロズの先発は右腕のマイク・バロウズ。2025年までパイレーツで投げていた投手です。
レッドソックスは1回表にそのリードオフのジャレン・デュランがLFへのラインドライブのシングルで出塁。早速、ラインナップ変更の効果が出ます。2番のトレバー・ストーリーはLFフライに倒れたものの、3番の吉田選手が四球を選んでチャンスメイク。ここで4番のウィルソン・コントレラスがCFへゴロで弾き返すシングルを放ち、デュランが2塁から生還してレッドソックスがまず1点を先制。ここからもう1展開がほしかったのですが、当たっているウィリャー・アブレイユが凡退。そして打撃不振が深刻なケイレブ・ダービンが倒れて1点にとどまりました。
クロシェ、「恥ずかしい限りだ」
レッドソックス先発のギャレット・クロシェは2025年9月から通算して17イニング連続無失点を継続中。しかし、数字は17でストップしてしまいました。
1回表、クロシェはリードオフのホセ・アルトゥーベから空振り三振を奪い1アウトを取るも、つづくヨルダン・アルバレス、アイザック・パレデスに連続ダブルを打たれてすぐに1-1の同点に追いつかれてしまいます。さらに、このあと、トレバー・ストーリーのエラーも絡んでクリスチャン・ウォーカーに勝ち越しタイムリーを打たれるなど流れを作ることができません。
この初回の投球に対し、クロシェは試合後、「恥ずかしい限りだ。これまで僕はいつも悪い流れを止める役を務めてきたのに、今日はチームメイトを失望させてしまった。特に1回表に1点を先制してもらったのに、それをすぐに取り返されてしまい、結局リードを許してしまった。これは許されないことだ」と述べています。
今の悪いチーム状態はクロシェをもってしてでも跳ね返すのは並大抵のことではありませんが、チームへのコメントが出ている点は今後への希望かと思います。これで他責ならもう破滅状態でした。
この状況をなんとしたいレッドソックスは2回表に早速反撃。当たっているコナー・ウォンの痛烈な左中間へのシングル、そしてジャレン・デュランの進塁打で2-2の同点に追いつきます。
2025年はカルロス・ナルバエスに完全に正捕手の座を奪われたウォンでしたが、今季は打席が違います!
クロシェ、あと1球でコレアにHRを浴びる
勝ち越し点を狙うレッドソックスは5回表には吉田選手があわやRFの頭を抜くかという打球を放つも、これが抜けずに好捕されてアウト。これで2アウトになったのですが、このあと四球がらみで2人のランナーを出すも、ケイレブ・ダービンが三振に倒れて勝ち越せず。
その直後の5回裏、クロシェは先頭のバスケスをSSゴロに仕留めて1アウトを奪うも、アルトゥーベにRFへのシングル、アルバレスには死球を出し、1アウト1、2塁のピンチ。
ここでアイザック・パレデスと対し、初回のお返しとばかりに三振に斬って取り2アウトまでこぎつけます。つづくバッターはカルロス・コレアでこれは流れ的に抑えそうに思いました。3球で1-2カウントを作り、ここまでは良かったのですが、4球目のスライダーをLFへ弾き返され、これが3ランHRとなり、2-5とリードを許してしまいます。
このピンチもあと1球で脱出というところだったのですが、うまく行っていないときはこんなものですね。
クロシェは5回で降板。被安打6、失点5、ER 4、BB 0、HBP 2、SO 7、HR 1。
「(今日は)最高の出来ではありませんでしたが、(なんとか)やりくりしていました」とクロシェ。BB 0、SO 7という数字は光っていますので、次に期待したいですね。
アンソニーが一発
このあと、新加入のダニー・クーロムが7回裏に一発を浴びて2-6とされたレッドソックスはそれでも8回表にウィリャー・アブレイユのソロHRで1点を返し、9回表にはIKFの代打で出場したアンソニーが逆方向へソロHRを放ち、抵抗を見せました。
アンソニーはやはりボールを見てから打席に立つ方が良いように思うのですよね。
結果、4-6と詰め寄りますが、これでフィニッシュ。レッドソックスはスウィープされ、5連敗です。
泥沼中のスタッツ
チーム状態が非常に悪いレッドソックス。オフェンスで当たっているのはウィリャー・アブレイユとコナー・ウォンだけとなっています。
- ウィルソン・コントレラス:.150/.346/.150
- トレバー・ストーリー:.138/.138/.276
- ケイレブ・ダービン:.000/.053/ .000
- IKF: .000/.200/.000
- 吉田正尚:.000/.429/.000
- カルロス・ナルバエス: .444/.444/.444
チームスタッツ
チーム打率は.208でMLB22位。ただ、前のシリーズで連敗したレッズのほうが深刻で.187でMLBワースト2です。三振数 67はワースト6位。
昨年なんとか立て直した守備は黄信号が灯っておりエラー6は多い方から数えて4位タイ(ワースト4位タイ)。
投手の方はチームERA 4.91 はMLB 26位、このうち先発のERA 5.22はMLB 26位、リリーバーのERA 4.50でMLB 20位。BAA(被打率).260はMLB 25位
デバースを失ったツケ
2025年はアレックス・ブレグマンのロケット・スタートがあったので、非常に明るい前半戦となりました。ブレグマンを入れたメリットは一番は守備が落ち着いたこと。そして前半は打撃でも大きく貢献。ただし、ブレグマンを加入させたことでチームの柱となるラファエル・デバースとの関係がおかしくなり、結果、今オフはブレグマンにも振られ、彼に振り回された形となりました。
ローマン・アンソニーは素晴らしい素材ではあるもののまだ2年目で21歳(まもなく22歳)。彼にデバースの穴を全て背負わせるのはいかにも無理筋です。アンソニーはじっくりと育ってもらいたいです。将来のMLBを代表するスラッガーですから。
問題は3Bです。いつまでもデバースを失っていることを嘆くわけにいきませんが、ダービンは守備はある程度はこなしているものの、これだけ打撃不振だとそのうち守備も決壊しそうです。もともとBBの少ないスタイルなのでちょっと回復に時間がかかりそうな気がします。
そして内野のバックアップで入れたアイザイア・カイナー=ファレファも全く機能していません。
セダン・ラフェエラは2025年にOFでゴールドグラブ賞に輝いた逸材ですが、2025年は2Bで24試合に出場。こうなれば、3Bにマーセロ・マイヤーを入れて、ラファエラを2B、CFにはデュラン、LFとDHをアンソニーと吉田でシェアするという布陣しか今のところ手はないと思います。
コーラが好きだったデービッド・ハミルトンは今はブルワーズ。ダービンとのトレードでした。クリスチャン・キャンベルはトリプルAでも打率.167とまだ調子が戻っていません。
開幕近辺は全体に不振でも誰か無双状態の選手がいればチームとしても乗って行けるのですが、逆にあまりにブレーキとなる選手が複数いるといまのような状態となります。
フェンウェイ・パークで巻き返し
もう、頑張ってもらうしかありませんね。次からはフェンウェイ・パークでのオープニングとなります、やはりうまく行っていないパドレスとの対戦。
なお、近々開催されるフェンウェイ・パークでのイベントです。
- 4/4 Hello Kitty Day
- 4/5 Peanuts Day (スヌーピー)
- 4/6 Roman Anthony card/figure day & Celtics Night
シーズン最初がハロー・キティーというのも驚かされましたが、セルティクス・ナイトというのも開催され、2023-24シーズンで優勝したNBAのセルティクスから良いエネルギーを貰えれば良いですね。
お読みいただき、ありがとうございました。

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