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【MLB2025ST】パイレーツの2年目、ジャレッド・ジョーンズが4Kと好投!2025年のPITは粒ぞろい!

STで注目の対決

 現地2025年3月2日、グレープフルーツ・リーグでタイガース@パイレーツの渋い組み合わせのゲームが行われ、注目右腕同士の投げ合いが見られました。

 パイレーツのジャレッド・ジョーンズとタイガースのジャクソン・ジョーブの投げ合いです。

DET & PIT は若手に勢い

 タイガースは2024年にタリク・スクーバルを筆頭としたヤング・タレントが花を開かせたシーズンで、レギュラー・シーズン終盤に大いにMLBを盛り上げたことは当ブログでも何度も取り上げさせていただきました。

 一方のパイレーツも低迷の時代が過ぎ、若いタレント達が躍動しつつあります。その筆頭はやはりポール・スキーンズで、彼の圧倒的な存在感はパイレーツのフロントの目の色さえ変えさせており、2025年はコンテンダーに割って入るかもしれません。

PIT:ジャレッド・ジョーンズが4K

 そんなパイレーツは、ポール・スキーンズをエースとするなら、ローテーションのNO.2には二桁勝利の実績のあるミッチ・ケラーを据えなければならないでしょう。実際は、今季で29歳となるミッチ・ケラーがローテーションの重しになっているのでしょうが、いかんせん、ポール・スキーンズは投球内容も注目度も凄すぎて、2年目ながらもはやエース的な存在となっています。

 パイレーツのローテーションにはこの強い2トップがいるのですが、さらに彼らを刺激するほどの存在になっているのが、メジャー2年目のジャレッド・ジョーンズ(Jared Jones)。

 この日、先発したジャレッド・ジョーンズは、立ち上がりこそ苦戦して、タイガースの先頭のトレイ・スウィーニーに二塁打を浴びた後、2連続で四球を出し、ノーアウト満塁のピンチを迎えて、内野ゴロの間に1点を失いましたが、その後は三振を奪うなど最少失点で切り抜けました。

 2イニング目はザック・マッキンストリーとジャーマイ・ジョーンズから三振を奪うなど、3人でイニングを終え、3イニング目は1アウトからコルト・キースに二塁打を打たれますが、ワンシール・ペレスから空振り三振を奪い、ここで交代。

 スプリング・トレーニング2試合目の登板でしたが、2.2イニングで被安打2、失点1、自責点1、四球2、奪三振4と手応えを感じる投球を披露しました。

ジャレッド・ジョーンズとは

 ジャレッド・ジョーンズは2001年8月5日生まれの23歳。ドラフトは2020年のパイレーツの2巡目指名。

 Pre-2024のプロスペクト・ランキングで65位にランクイン。

 2024年は開幕からローテーションに入り、メジャー初登板の2024年3月30日のマイアミ戦では5.2イニングで10三振を奪い、デビュー戦で初勝利をマーク。

 夏までローテーションを守っていたジャレッド・ジョーンズでしたが、7月に入りLat (「広背筋」 latissimus dorsi )を傷め、これがかなり重症で、結局ほぼ2ヶ月間離脱。復帰したのは2024年8月27日でした。

 2024年は22試合に先発し、121.2イニングを投げ、6勝8敗、ERA 4.14。なかなかの成績を残したのでした。なお、ルーキー・ステータスは2024年で消滅しています。

新球2シームがかなり評判 

 そんなジャレッド・ジョーンズは2024年までは4シーム、スライダー、チェンジアップの投手で、4シームがとにかく強く、アベレージで97mphを超えます。またチェンジアップの精度もよく、シンカー気味に落ち、スライダー、スウィーパーもかなり良いです。

 それに加え、2025年は新球として2シームを習得。これがかなり効果的なボールで、鋭い刃物のように曲がります。

 この日は44球のうち、2シームは2球しか投げていないので、まだまだ貴重映像なのですが、上記のような速い2シームと、落ちる2シームがあると言われています。

 もともと彼の4シームは打者からするとホップして見えるほど回転が良いため、沈む2シームも使えればまた投球の幅が広がります。

 本人も2シームに手応えを感じているようです。これからもう少し球数も増えそうです。

DET:ジャクソン・ジョーブは100mph

 この日のタイガースの先発、ジャクソン・ジョーブは100mphを計測するなど、3回を投げて被安打1、失点1、BB 0,SO 3という内容でした。ジャクソン・ジョーブについては過去に取り上げたことがありましたが、また別の機会に詳しく書きたいと思います。

PIT、粒ぞろい

 さて、パイレーツですが、なかなか粒ぞろいです。

(ローテーション)

 ローテーションは上述の通り、ポール・スキーンズ、ミッチ・ケラー、そしてジャレッド・ジョーンズがいて、強いボールを投げるヨハン・オビエドもおります。左ではベイリー・ファルター、そしてつい先日サインしたアンドリュー・ヒーニー。これで6名を確保。

ブルペン 

 ブルペンはクローザーに2024年に23セーブのデービッド・べドナー。彼がいるのは大きいですのですが、その他のブルペンが今ひとつ粗い面があるのですが、ここをどう作って行くかがポイントかもしれません。

打撃陣

 捕手はヘンリー・デービスが打撃力を高められるか注目です。ジョーイ・バートとの争い。

 2Bにはアダム・フレイジャー、SSにはIKF(アイザイア・カイナー=ファレファ)が入って確実性を担保。怪物と言われたオニール・クルーズはCFでの起用される見込みです。3Bにはキーブライアン・へイエス、DHにはアンドリュー・マッカッチェン、OFにはトミー・ファム、ジャック・スウィンスキー、ニック・ヨーク・・・とかなり粒ぞろいであると言えます。

 パイレーツがどういう戦いを見せるのか、注目です。

 お読みいただき、ありがとうございました。

 

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