いずれも7失点以上もかなりの善戦
現地2025年6月6日からヤンキー・スタジアムで始まったレッドソックス@ヤンキースの今季初のライバル対決の初シリーズはレッドソックスが2勝1敗でシリーズ勝ち越しを決めました。
ヤンキースもドジャースとの対戦でわかった通り、ゲリット・コールもいない中、投手陣のやり繰りにかなり苦戦しており、決して盤石ではない中、やはり勝負強く、ALイーストの首位を独走。先発がゲームを壊せばさすがに修復の仕様がありませんが、ベストではない中、やはり丁寧な野球をしてくるなという印象です。
BOSは打撃が大善戦
そんな中、レッドソックスはこの3連戦はかなりボコボコにされるのではないか?と心配していましたが、打線がこれだけ機能するとは思いませんでした。
Gm1はビューラーが崩れる
現地6日のGm1は先発のウォーカー・ビューラーが初回に2被弾を含む5失点でゲームを作ることが出来ず、さらに2回裏にも2失点で計7失点。2回を終えて0-7という残念な結果に。
これがライバル対決
ただ、打線はスローイング・エラーのあったルーキーのマーセロ・マイヤーのメジャー初HRをきっかけに5回から7回の3イニングで6得点。特に6回表はホームランなしで四球とタイムリーで3得点を取るなどいい内容で反撃。
結果的にはビューラー降板後もリリーフが2失点し、6-9で敗れてしまいましたが、先発さえゲームメイクできればという希望をもたせる1敗となりました。
ウォーカー・ビューラーは試合後、オフにかなり評価してくれたレッドソックスに対して申し訳ないとのコメントを出していましたが、次に期待したいところです。
Gm2はさすがにクロシェで勝利
Gm2は最も勝率確率の高いと思われたいたギャレット・クロシェの登板日。ヤンキースはドジャース戦で好投したライアン・ヤーブロー。レッドソックスもヤーブローの微妙な球速にやられるのでは?と心配しましたが、さすがにレイズ時代に散々対戦してきた投手ということで攻略しました。
ギャレット・クロシェは2回裏にオースティン・ウェルズに3ランHRを打たれ、一時は1-3とリードを許しましたが、6回を投げ、失点5、SO 9となんとかゲームメイク。
打線も2回表に、5月疲れからか、ここのところバットが振れていなかったクリスチャン・キャンベルに先制タイムリーが出たのを皮切りに3回表にはやはりHR無しのタイムリーで5得点を上げるなどいい内容を見せ、4回表にはロミー・ゴンザレスにHRが出るなど追加点も効果的に上げ、10-7で勝利。
先発がなんとかゲームを壊さなければ大丈夫というのを体現した形となりました。
Gm3はC・ナルバエスがスウィート・リベンジ
Gm3はゲーム前にレッドソックスのルーキー、ハンター・ドビンズが「契約先の最後がヤンキースなら引退する」との発言が拡散され、かなりハードルを上げられての登板となりました。元ヤンキースのカルロス・ナルバエスやギャレット・ウィットロックもやりにくくなるからなんでそんなことを言ったのか?とも思いましたが、切り取られた部分もあったのではないかと思います。
試合前に色々起こるのもこの対戦。で、そのハンター・ドビンズはジャッジに先制2ランHRを浴びたものの、むしろうまくガス抜きをしてくれて5回を投げて3失点と見事にゲームメイク。十分な仕事でした。
2-3と1点をリードされた6回表、レッドソックスは元ヤンキースのカルロス・ナルバエスが3ランHRを放つなど計5得点のビッグイニング。カルロス・ロドンをノックアウトしました。カルロス・ナルバエスは2024年11月にヤンキースからレッドソックスにトレードされましたから、スウィート・リベンジした形となりました。
その後もシーソーゲームになりましたが、レッドソックス打撃陣が都度リードを保ち、11-7のスコアで勝利。
シリーズ・ウィンとなりました。
デバースが2HR
ヤンキース戦に強いラファエル・デバースはこの3連戦で12打数3安打とヒットは3本のみでしたが、このうちの2本はHR。RBIは3。数字以上にOBPが.400を記録するなどかなり圧をかけていた数字となりました。
やはりラフィーは頼もしいです。
このシリーズでブレグマンなしで勝ち越したレッドソックス。この試合運びで次のレイズ3連戦、そしてすぐにやってくるヤンキースとの3連戦もものにして勢いに乗ってもらいたいところです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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