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【MLB2025】メッツ、今度はショーン・マナエアが開幕ILへ!F・モンタスに続き、補強したFA投手が相次ぎ離脱

メッツはローテーションを2枚失う

 現地2025年2月24日、またもやメッツにけが人が出ました。

 2024年に腕を下げて大いに進化し、ポストシーズンでも大活躍したショーン・マナエアを開幕時、怪我で欠くことになりました。

 メッツは現地2025年2月17日にフランキー・モンタスが右臀部の強い張りが深刻で開幕ILが決定的になったばかり。これで今オフに揃えたローテーションを2枚失って開幕を迎えることに。

右斜角筋を傷める

 ショーン・マナエアはキャンプに到着して間もなく、右みぞおちに異常な痛みを感じ始めたと言います。ただ、それほど問題視していなかったため、ブルペンでの投球やライブBPも行い、チューンナップを継続。

 ただし、痛みが悪化することがなかった代わりに、改善する兆しもなく、「ただただ停滞していた 」と本人も語った通り、悪い予感が走り、チームドクターとも相談して、MRIを受けることに。その結果、右斜角筋(いわゆる脇腹であり、腹斜筋ともいいますが)にひずみがあることが発覚。

 ここを傷める捻りの動作が出来ません。

復帰時期は4月中旬から下旬の見込み

 斜角筋を傷めたマナエアは向こう2-3週間は投げられず、チューンナップはその後のこと。ゆえに復帰は4月中旬から下旬というのが大きな目安になります。投げない期間に症状が早めに改善されればもう少し早くなるかもしれませんが、いずれにせよ開幕はILで迎えることは決定的となりました。

 この辺りのスケジュール感もモンタスと同じですね。

新マナエアの威力は強烈!

 ショーン・マナエアは筆者が知る限り、2024年6月19日のレンジャーズ戦から腕が下がり始め、そしてメッツの猛ラッシュの推進役となった8月、9月にはさらに踏み出す足もクロスとなり、かつてのマナエアとは全く違うフォームになりました。

 この新フォームはかなり踏み込んで上半身を引っ張り出すため、右斜角筋に大きな負担がかかった模様です。

 ただ、2024年6月からのフォーム改造は大成功で、本人にも馴染んできた7月からはまさに別人。17先発で7勝3敗、ERA 3.16。さらに際立ったのが相手打線の成績で、.182 /.251/.327、OPS .578!と大苦戦を余儀なくされたのでした。

 特にNLDSでは7イニングで被安打3、失点1とフィリーズ打線を全く寄せ付けず、メッツのNLCS進出を大いに後押し。

 さらにドジャースとのNLCSでもGm2で好投。5回を投げて被安打2、失点3、奪三振 7をマーク。Gm6では打ち込まれてしまいましたが、新マナエアの破壊力は威力十分でした。

 よって、ファンもベンチも相当期待していたショーン・マナエアが開幕ILということで、またしてもメッツファンからため息が漏れそうです。

メッツのローテーション

 メッツのローテーションと言えば、千賀滉大投手、クレイ・ホームズ、デビッド・ピーターソンの3人は怪我がなければ確定的。

 フランキー・モンタスとショーン・マナエアを失いましたが、NO.4以下の候補は、エンゼルスからブレーブスに移籍してノンテンダーFAとなり、メッツとサインしたグリフィン・カニングそして2022年にメッツのオープニングを務めたタイラー・メギル。

 ポール・ブラックバーンは2024年10月にバック・イシュー(脊椎)で手術をしたため、ちょっと微妙ですが、開幕に向けて調整中で、楽観的に見ればローテーションのカウントに入れてもいいかもわかりません。

 そのほかにもクラブ内には24歳のプロスペクト右腕で、2023年の2巡目指名のブランドン・スプロート(Brandon Sproat)、同じく24歳の右腕で、2022年の2巡目指名のブレード・ティドウェル(Blade Tidwell)がおります。

 28歳のジャスティン・ヘーゲンマンは今スプリング・トレーニングでも投げており、彼は大きなチャンスを迎えております。

 なお、メッツのフロントは今のところ、ローテーション補強には動くつもりはないようです。

メッツのその他のけが人

 他のロースターでは、カブスからノンテンダーFAとなったニック・マドリガルが、2月23日のナショナルズ戦で左肩を脱臼。彼は長期離脱となります。

 ニック・マドリガルが怪我をしたことで、ブレーブスのロナルド・アクーニャ・Jr.の弟、ルイス・アクーニャはチャンスを迎えます。その他、ブレット・ベイティー、ドノバン・ウォルトン、ジャレッド・ヤング、ルイス・デ・ロス・サントスらもアクティブ・ロスター争いに参加中。野手も非常に熾烈な争いとなっています。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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