2025 All-Star Game rosters
現地2025年7月15日にアトランタで開催されるオールスターゲームまであと10日を切りました。そん中、現地2025年7月6日、MLBはオールスターのピッチャーとリザーブの選手を発表。
これで一旦はロスターが出たということになります。
なお、MLBのASGのロスターは先発ローテーションのサイクルや、あるいは怪我などが原因で直前まで変更があります。
2025 オールスター・ウィークのスケジュール
2025オールスター・ウィークの主要イベントはこのようなスケジュールです。
- 現地7/12 (土)4:00 PM フューチャーズ・ゲーム
- 現地7/13 (日)6:00 PM MLBドラフト 2025
- 現地7/14 (月)ワークアウト・デー & ホームラン・ダービー(8:00 PM)
- 現地7/15 (火)8:00 PM 2025 オールスター・ゲーム
ASG ロスター
すでに発表になっているスターターの詳細はこちらです。今回はスターター、ピッチャー、リザーブをリーグごとに記載します。
American League
ALスターター
- C: カル・ロリー(Cal Raleigh)マリナーズ (初)
- 1B: ヴラディーミル・ゲレロ・Jr.(Vladimir Guerrero Jr)ブルージェイズ
- 2B: グレイバー・トーレス(Gleyber Torres) タイガース
- 3B: ホセ・ラミレス(José Ramírez)ガーディアンズ
- SS: ジェイコブ・ウィルソン(Jacob Wilson)アスレチックス
- OF: アーロン・ジャッジ(Aaron Judge)ヤンキース
- OF: ライリー・グリーン(Riley Greene)タイガース
- OF:ハビアー・バイエス(Javier Baez)タイガース
- DH: ライアン・オハーン(Ryan O’Hearn)オリオールズ
AL ピッチャー
- 【MP】: MLBによるピック
- 【PP】: Player-elected pick:選手間の投票で選出
- 【C/N】:Chosen as All-Star but will not play:選ばれたがプレーせず
- 【NR】 :Named as a replacement:代わりに選出
- 【PP】ハンター・ブラウン(Hunter Brown) :アストロズ (初)
- 【MP】クリス・ブービッチ(Kris Bubic): ロイヤルズ (初)
- 【PP】アロルディス・チャップマン(Aroldis Chapman): レッドソックス (8回目)
- 【PP】ギャレット・クロシェ(Garrett Crochet):レッドソックス (2回目)
- 【PP】ジェイコブ・デグロム(Jacob deGrom):レンジャーズ (5回目)
- 【PP】マックス・フリード(Max Fried): ヤンキース (3回目)
- 【PP】ジョシュ・ヘイダー(Josh Hader): アストロズ (6回目)
- 【MP】菊池雄星(Yusei Kikuchi):エンゼルス (2回目)
- 【PP】アンドレ・ムニョス(Andrés Muñoz):マリナーズ (2回目)
- 【PP】タリク・スクーバル(Tarik Skubal):タイガース (2回目)
- 【MP】シェーン・スミス(Shane Smith):ホワイトソックス (初)
- 【MP】ブライアン・ウー(Bryan Woo):マリナーズ (初)
ALはASG経験者が8名、ギャレット・クロシェ、マックス・フリード、アンドレ・ムニョス、タリク・スクーバルの4名は2年連続。
スターター候補はタリク・スクーバル
2024年のALサイ・ヤング賞のタリク・スクーバルは昨年を上回る活躍を見せており、ALの先発の最有力候補。ただ、それもレギュラーシーズンとの兼ね合い次第で、ローテーションがASG直前、あるいは直後に当たると登板回避もあり得ます。
アロルディス・チャップマン2021年以来に久々の選出。またサイ・ヤング賞を2度受賞のジェイコブ・デグロムもトミー・ジョン手術からの復帰で2021年以来の選出。ERA 1.82(現地2025年7月6日時点)でMLBトップのハンター・ブラウンも注目です。ホワイトソックスのシェーン・スミスはクラブ史上初のルーキー投手でのASG選出です。
そしてチーム事情でなかなか数字的には報われていない菊池雄星投手は仕事を評価され選出されております。
ALリザーブ
- 【MP】: MLBによるピック
- 【PP】: Player-elected pick:選手間の投票で選出
- 【C/N】:Chosen as All-Star but will not play:選ばれたがプレーせず
- 【NR】 :Named as a replacement:代わりに選出
AL キャッチャー
- 【PP】アレハンドロ・カーク(Alejandro Kirk):ブルージェイズ(2回目)
打率.301、OPS.771と好調ブルージェイズを引っ張る原動力です。
AL INF
- 【PP】ジョナサン・アランダ(Jonathan Aranda ):レイズ (初)
- 【PP】アレックス・ブレグマン(Alex Bregman):レッドソックス (3回目)
- 【MP】ジャズ・チザム・Jr.(Jazz Chisholm Jr.):ヤンキース (2回目)
- 【PP】ブランドン・ロウ(Brandon Lowe):レイズ (2回目)
- 【PP】ジェレミー・ペーニャ(Jeremy Peña):アストロズ(初)
- 【MP】ボビー・ウィット・Jr. (Bobby Witt Jr. ): ロイヤルズ (2回目)
ボビー・ウィット・Jr.は2024年のAL MVP投票2位。2年連続のASG選出です。SSの投票ではセンセーショナルなジェイコブ・ウィルソンに敗れてしまいましたが、文句なしの選出です。
太ももの前の筋肉を傷めているアレックス・ブレグマンが入りました。投票の前に大活躍し、投票中はILでした。彼がプレーするかどうかは未定です。
AL OF
- 【PP】バイロン・バクストン(Byron Buxton):ツインズ(2回目)
- 【PP】スティーブン・クワン(Steven Kwan):ガーディアンズ (2回目)
- 【PP】フリオ・ロドリゲス(Julio Rodríguez):マリナーズ (3回目)
ジャレン・デュランは入らず
レッドソックスのジャレン・デュランは入るとは思っていたのですが、入りませんでした。ALのOFは今のところ故障者はいませんから、なしならなしでゆっくり休んでもらいたいです。
National League
NLスターター
- C: ウィル・スミス(Will Smith)ドジャース
- 1B: フレディー・フリーマン(Freddie Freeman)ドジャース
- 2B: ケーテル・マルテ(Ketel Marte)ダイヤモンドバックス
- 3B: マニー・マチャード(Manny Machado)パドレス
- SS: フランシスコ・リンドーア(Francisco Lindor)メッツ
- OF: ロナルド・アクーニャ・Jr.(Ronald Acuña Jr.)ブレーブス
- OF: ピート・クロウ=アームストロング(Pete Crow-Armstrong)カブス
- OF: カイル・タッカー(Kyle Tucker)カブス
- DH: 大谷翔平(Shohei Ohtani)ドジャース
NLピッチャー
- 【MP】: MLBによるピック
- 【PP】: Player-elected pick:選手間の投票で選出
- 【C/N】:Chosen as All-Star but will not play:選ばれたがプレーせず
- 【NR】 :Named as a replacement:代わりに選出
- 【PP】ジェイソン・アダム(Jason Adam):パドレス (初)
- 【MP】マシュー・ボイド(Matthew Boyd):カブス (初)
- 【PP】エドウィン・ディアス(Edwin Díaz):メッツ(3回目)
- 【PP】マッケンジー・ゴア(MacKenzie Gore):ナショナルズ(初)
- 【MP】クレイトン・カーショウ(Clayton Kershaw):ドジャース (11回目)
- “レジェンド・ピック”
- 【MP】フレディー・ペラルタ(Freddy Peralta):ブルワーズ(2回目)
- 【MP】ロビー・レイ(Robbie Ray):ジャイアンツ(2回目)
- 【PP】ランディー・ロドリゲス(Randy Rodríguez):ジャイアンツ (初)
- 【PP】【C/N】クリス・セール(Chris Sale):ブレーブス (9回目)
- 【PP】ポール・スキーンズ(Paul Skenes):パイレーツ (2回目)
- 【PP】ローガン・ウェブ(Logan Webb):ジャイアンツ (2回目)
- 【PP】ザック・ウィーラー(Zack Wheeler):フィリーズ (3回目)
- 【MP】山本由伸(Yoshinobu Yamamoto):ドジャース (初)
ドジャースの先発陣をリードしている山本投手が見事、選出されました!
またドジャースからはクレイトン・カーショウも選ばれていますが、これは史上20人目の3,000奪三振を達成したことで、ロブ・マンフレッド・コミッショナーから 「レジェンド・ピック 」として選出されております。
2024年のNLサイ・ヤング賞のクリス・セールは、肋骨骨折のため8月下旬まで欠場する見込みゆえに登板はないです。2024年のASGでルーキーながらスターターを努めたポール・スキーンズがその実力を評価されて選出されております。
ベテランのザック・ウィーラーとローガン・ウェブは2年連続での選出です。ナショナルズのマッケンジー・ゴアも選ばれております。
NL リザーブ
- 【MP】: MLBによるピック
- 【PP】: Player-elected pick:選手間の投票で選出
- 【C/N】:Chosen as All-Star but will not play:選ばれたがプレーせず
- 【NR】 :Named as a replacement:代わりに選出
NL キャッチャー
- 【PP】ハンター・グッドマン(Hunter Goodman):ロッキーズ (初)
ハンター・グッドマン(25歳)は、2025年のロッキーズにとって唯一の明るい話題で、80試合で16HR、50 RBI、OPS.843を記録しております。
NL INF
- 【PP】ピート・アロンゾ(Pete Alonso):メッツ (5回目)
- 【PP】エリー・デラクルーズ(Elly De La Cruz):レッズ(2回目)
- 【PP】ブレンダン・ドノバン(Brendan Donovan):カージナルス (初)
- 【MP】マット・オルソン(Matt Olson):ブレーブス (3回目)
- 【PP】ユーヘイニオ・スアレス(Eugenio Suárez):Dバックス (2回目)
注目はやはりエリー・デラクルーズでしょうか。なにかやってくれるかもしれませんね。地元からマット・オルソンが選出されております。
NL OF
- 【PP】コービン・キャロル(Corbin Carroll):Dバックス (2回目)
- 【MP】カイル・ストワーズ(Kyle Stowers):マーリンズ (初)
- 【PP】フェルナンド・タティス・Jr.(Fernando Tatis Jr.):パドレス (3回目)
- 【PP】ジェームス・ウッド(James Wood):ナショナルズ (初)
2023年のNLROYに輝いたコービン・キャロルは、73試合でHR 20、OPS.899を記録して文句なしの選出ではあります。しかし死球を受けて剥離骨折が判明し、おそらくプレーはしないであろうと思われます。
追記:コービン・キャロルは復帰
追記です。死球による左手首の剥離骨折で離脱していたコービン・キャロルですが、こちらは現地2025年7月5日から復帰しておりました。てっきり長引くものと思っておりましたが、現地でもスピード復帰として話題です。失礼しました。
We have made the following roster moves: pic.twitter.com/IX4TchvYEl
— Arizona Diamondbacks (@Dbacks) July 5, 2025
センセーショナルなナショナルズのジェームス・ウッドはHRダービーにも参加予定。またマイアミのカイル・ストワーズも選出されております。
日本人3名
MLBのオールスターに日本人選手3名(大谷、菊池、山本)が選出されるとは!大谷選手登場前には考えられなかったことです。
鈴木選手のINはあるのではないか?
そんな中、現地2025年7月6日時点であのアーロン・ジャッジを抑えてRBI トップの77 RBIを記録している鈴木誠也選手が入りませでした。
しかし、筆者はコービン・キャロルのこともありますし、鈴木誠也選手は追加で選出されるのでは?とも思っております。どうなるでしょうか?
こちらも追記します。上述のようにコービン・キャロルは復帰済みです。よって彼の枠での出場の線は消えましたが、まだどうなるかわかりません。ここまで来るとゆっくりしたいと思うのかもしれませんが・・・。せっかくの好成績なので出てもらいたいですね。
オールスターのロスターは直前まで若干の入れ替わりがあります。
お読みいただき、ありがとうございました。
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