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【MLB2023】冴え渡るシンカー!ブライアン・ベイヨーが7回途中1失点の好投で勝利に貢献

ホワイトソックス戦に勝利し、今季40勝目

 勝ったり負けたりでなかなか波に乗れないレッドソックスですが、現地2023年6月23日、ギャランティード・レート・フィールドで行われたホワイトソックスとの3ゲームシリーズの初戦で、先発のブライアン・ベイヨーが好投!ホワイトソックス打線を7回途中1失点に抑えて見事にゲームメイク。

 打ってはラファエル・デバースの2ランHRで勝ち越したレッドソックスが3-1のスコアで快勝。今季40勝目をマークしました。

MLB Gameday: Red Sox 3, White Sox 1 Final Score (06/23/2023)
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ブライアン・ベイヨーが7.2 IPで1失点

 先発のブライアン・ベイヨーはとにかくシンカーが冴え渡っておりました。ファストボールはもうほぼほぼシンカーとなりました。この日は104球を投げましたが、4シームは10球あるかどうか。

 これが右打者には非常に邪魔でホワイトソックス打線はかなり手を焼いておりました。速度帯は94-95mph平均といったところで、MAXで97mph。これにチェンジアップ、スライダー、カットを交えて非常に安心して見ていられる投球を披露しました。

 この日は6.2イニングで被安打6、失点1、自責点1、BB 1、SO 5。

ベイヨー、4試合連続でQS

 ブライアン・ベイヨーはこの日の好投で4試合連続のクオリティー・スタートをマーク。今季12試合先発中、6試合がQSとなっています。

DatevsIPHRERBBSOHR
6/5TB6.0633150
6/11@NYY7.0322230
6/18NYY7.0411380
6/23@CWS6.2611150
ブライアン・ベイヨーの直近4試合の成績

D・ハミルトンが快足で先制点

 レッドソックスにとって良かった点はSSの新たな選択肢としてコールアップした25才のデービッド・ハミルトンの活躍。この日はイージーなSSゴロを1つエラーしましたがそれを上回る足の速さを披露。

 3回表、1アウトから四球で歩いたデービッド・ハミルトンは、ロブ・レフスナイダーの打席で2盗にチャレンジ。これが抜群に良いスタートで、2塁は完全にセーフ。

 さらに2塁へピックオフを試みたルーカス・ジオリトの送球をベース・カバーに入った2Bのティム・アンダーソンがあり得ないミスキャッチを犯してしまい、これでハミルトンは一気に本塁まで生還しました。レッドソックスが1点を先制。

 ティム・アンダーソンは視界が何かと重なったのでしょうか?ちょっとあり得ないキャッチミスでした。これはルーカス・ジオリトが気の毒になるプレーでした。

デービッド・ハミルトンとは

 デービッド・ハミルトンは2019年のブルワーズの8巡目指名でプロ入り。

 ドラフトイヤーはプロデビューせず。2020年はコロナ・パンデミックでマイナーがキャンセルとなる不運もあり、独立リーグで27試合プレー。81-24で打率.296をマーク。

 プロとしてのフルシーズンは2021年からでシングルA+とダブルAでプレー。両レベルを併せて101試合に出場し、52盗塁をマーク。

 2021年12月、レッドソックスがハンター・レンフローをブルワーズにトレードに出した際に、JBJ、3Bのアレックス・ビネラスとともにレッドソックスに移籍。デビューは2023年6月21日のツインズ戦です。

 2022年はダブルAでフルシーズンを過ごし、119試合で463-116、打率.251をマーク。特筆はやはり盗塁で70盗塁も決めました!!渋いのが四球を取るところで、2022年は56 BBを取っています。

 2023年はトリプルAで52試合に出場し、なんと27盗塁をマーク。今、MLBはエリー・デラクルーズのスピードに夢中ですが、レッドソックスのデービッド・ハミルトンにもご注目ください!!

吉田が出塁、デバースが18号!

 3回裏、ブライアン・ベイヨーは1アウトからセビー・ザバラのシングルとアンドリュー・ベニンテンディーのダブルでピンチを作ると、ティム・アンダーソンに犠牲フライを打たれ1-1のタイスコアに持ち込まれます。

 直後の4回裏、レッドソックスは先頭の吉田選手がSSゴロ。ところが今度は名手のエルビス・アンドラスがゴロの処理に失敗。ランナーを背負う状況でラファエル・デバースを迎えます。

 デバースは2ストライクを奪われながらもファウルでフルカウントまで粘り、8球目、スライダーが甘く入ったところをRFへ大きな2ランHRを放ち、レッドソックスが3-1と勝ち越し。さすが中心打者という打撃でした。デバースはこれで18号。

 この日はこの2打点でシーズンRBIを60とし、TEXのアドリス・ガルシアとともにMLBトップタイとなっています。 

 なお、デバースは守備でも良いプレーを見せ、この日は弟のようにかわいがっているブライアン・ベイヨーを攻守で後押ししまました。

 レッドソックスはベイヨーの後をニック・ピベッタ、クリス・マーティン、ケインリー・ジャンセンとつなぎ、このリードを守り、3-1で勝ちを収めました。

ただし、BOSは17三振!

 レッドソックスの良いところが目立ったゲームとなりましたが、デバースが1本打っていないと危ないゲーム展開でもありました。

 この日、レッドソックスはルーカス・ジオリトから10三振を奪われ、その後も出てきた投手にいずれも三振を奪われ、終わってみれば計17三振。よく勝ったなというゲームでもあります。この辺が5割近辺たる所以なのかもしれませんね。

 なお、吉田選手は三振を喫しておりません。それどころか2安打を放っています。

6月は12勝10敗(現地6月23日時点)

 レッドソックスはこの日の勝利で6月は12勝10敗。3月と4月は15勝14敗、5月は13勝13敗と数字通り5割近辺をさまよっていますが、それでもまだ月間で負け越しはありません。

 なんとかこのペースで踏ん張りつつも、7月は猛ラッシュをかけて順位を上げたいところです。7月、クラブのフロントがどういう判断を下すのかも注目です。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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