まっさきに浮かんだ山森さんの名前
今季、最高のプレーになるのではないか!?というくらいのすごいプレーが生まれました。
現地2025年6月9日、エンゼル・スタジアムで行われたアスレチックス@エンゼルス戦で、アスレチックスのCF、デンゼル・クラークがウォールから上半身をせり出して、ホームランを強奪。かつて阪急の山森選手が見せたスーパーキャッチを披露しました。
いきなり初回で飛び出す!
このプレーが飛び出したのは1回裏のエンゼルスの攻撃。なんと初回から飛び出したのです。
アスレチックスの先発はグラント・ホールマン。1アウトを奪ったホールマンはつづく2番のノーラン・シャニュアルに投じた2球目、86.8mphのスプリッターがほぼど真ん中に。これを見逃さなかったシャニュアルの打球はエンゼル・スタジアムの左中間の岩のモニュメントへ吸い込まれそうになります。
これに対してアスレチックスのCFのデンゼル・クラークはウォールから一気に上半身を乗り出して、見事にキャッチ。タイミングといいすべてが完璧と言っていいプレーでした。
このプレーに対し、打たれたホールマンも驚きを隠せない表情。さらに、ノーラン・シャニュアルは打球の行方を見つめて呆然。打球とクラークの足跡を振り返っていたのでしょう。
山森さんのプレー
このデンゼル・クラークのプレーを見た時に、真っ先に浮かんだのは阪急の山森雅文選手のプレー。1981年9月16日に阪急西宮球場での出来事でした。
おはようございます!
— アムク@代表 (@amuku_uekusa) May 25, 2025
今日は #ラッキーゾーンの日
ラッキーゾーンと言えば阪急山森選手のホームランキャッチ!!
球史に残るこのプレイも、地道な練習の積み重ねから生まれたそうです✊
基礎と準備は大切ですね👐
5月も最終週!
今週もよろしくお願いいたします✨️pic.twitter.com/Pue7HMwQgT
このプレーは全米でも昔かから数多く紹介されており、OFのトリメンダス・キャッチとしては非常に有名。野球殿堂という話は、山森選手のこのプレーの写真がアメリカ野球殿堂博物館に展示されたことがあるということになります(今でもあるのかは不明)。なお、日本人でのアメリカのクーパーズ・タウン入り(野球殿堂)はイチロー選手のみで、2025年1月の投票で決まりました。
イチロー選手は7月の式典でスピーチする予定です。
デンゼル・クラークとは
スーパー・キャッチをしたデンゼル・クラーク(Denzel Clarke)は2000年5月1日生まれの25歳。カナダ・トロントの出身です。2021年のアマチュア・ドラフトでアスレチックスから4巡目指名を受けてプロ入り。CSU(カリフォルニア州立大)です。
デビューしたのは2025年5月23日。この日でまだ16試合で、打撃成績は.216/.245/.294、HR 1、RBI 3、SB 3。ちなみにマイナーでは2024年にダブルAで116試合に出場して.269/.339/.445、HR 13、RBI 53、SB 36。
まだまだこれからの選手です。
菊池が1ヒッター投球
スーパー・プレーが出たアスレチックスでしたが、この日も打てずに敗戦。
エンゼルス先発の菊池投手は7.1イニングを投げて被安打1、スコアレス、BB 1、SO 5と完璧な投球を見せました。
報われた菊池投手はようやく今季2勝目です。ERAは2.92でALで11位(現地2025年6月9日時点)と健闘しております!
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント