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【MLB2022】”PSで唯一のサイクル達成者”ブロック・ホルトが現役引退を表明

BOSTONの愛されキャラが現役を引退

 現地2022年10月27日、元レッドソックスのユーティリティー・マンで、長年ファンに愛されてきたブロック・ホルトが現役引退を発表しました。

 ブロック・ホルトは自身のInstagramに声明を投稿。これが「らしさ」がにじみ出る声明でもありました。

【YOUTUBE】ATL@BOS: Holt makes history by hitting for the cycle

「ちくしょう!楽しかったぜ」

Damn it that was fun. For parts of 10 years I got to do the only thing I ever wanted to do…play Major League Baseball,” Holt wrote. “Today I hang them up knowing I did the best I could for me, my family, and my teammates. I’m proud of every single second of it. If you were a part of it at any point…know that I love you and I am forever grateful! We had one hell of a ride.”

ブロック・ホルトのInstagramでの投稿ページ .


「ちくしょう、楽しかったぜ。10年間の(大きな)一部であり、私がずっとやりたかった唯一のこと…メジャーリーグでプレイすることができました 。今日、私は自分のため、家族のため、そしてチームメイトのためにできる限りのことをしたと思い、それを胸に刻みました。私はその1秒1秒を誇りに思っています。もし、あなたがその一部であったなら…私はあなたを愛し、永遠に感謝しています。僕たちはすごい旅をしてきたんだ」

 ブロック・ホルトの引退表明に際し、元チームメイトで現地29日からアストロズの捕手として参戦するクリスチャン・バスケスも心を寄せるコメントを投稿。

ブロック・ホルトとは

 1988年6月11日生まれで、34歳のホルトはテキサス州生まれ。ヒューストンにあるライス大学の出身で2009年にパイレーツから9巡目の指名を受け、プロ入りしました。

 デビューはパイレーツ時代の2012年。その年のオフ、パイレーツがマーク・マランソンらを獲得したトレードでジョエル・ハンラハンとともにレッドソックスに移籍。

 2014年までルーキー・ステータスが続き、同年には106試合に出場。打率.281、OBP .331、SLG .381、OPS .711、HR4、RBI 29、RUN 68、SB 12でROYの投票で8位に入る活躍を見せました。このシーズンだけでも捕手以外すべての野手のポジションをこなすユーティリティーぶりを発揮しました。

ペドロイアと衝突(2014年)

 その年、ブロック・ホルトの今後の野球キャリアに大きな影響を及ぼす事件が発生しました。2014年8月25日のトロントでのゲームでのこと。9回裏、ホセ・レイエスが放った二遊間への高いバウンドの打球をめぐってSSを守っていたブロック・ホルトと2Bのダスティン・ペドロイアが激突。これにより、2人はDL(今のIL)入りとなったのでした。

【YOUTUBE】BOS@TOR: Holt shaken up after colliding with Pedroia

脳震盪との戦い

 このトラブルがブロック・ホルトを徐々に苦しめて行きます。すでに2014年9月に出始めた脳震盪の症状。

 しかし、それとは裏腹に2015年はブロック・ホルトにとって素晴らしいシーズンとなりました。出場試合数でキャリアハイの129試合に出場。さらにオールスターにも出場し、OBPで.349をマーク。

 翌2016年4月8日には当時ブルージェイズにいたジェシー・チャベスからキャリア初となるグランド・スラムを放つなど、さらなる活躍が期待されたものの、5月に脳震盪が悪化。5月18日から7月1日まで戦列を離れることに。脳震盪はこのように時間を置いて発症がすることがあるのが怖いところです。この年は94試合に出場して.255、7本塁打、34打点という成績で、打率がかなり落ちました。

 なお、ホルトは同年のポストシーズンで活躍。インディアンスとのALDSで10打数4安打と健闘しました。

 2017年は脳震盪の症状が悪化。後遺症のめまいなどが影響し、64試合の出場にとどまりました。打率も.200とさらに落下。ただ、レッドソックスは2016年に続き、ALイーストのタイトルを連覇。ただ、このポストシーズンでホルトの出場はほとんどなく、ALDSでの1試合のみにとどまりました。

PSでサイクル安打(2018年)

 2018年、ブロック・ホルトはようやく脳震盪の後遺症から回復し、完全復活と言ってもいいくらいに状態がよくなりました。

 この年、2Bのダスティン・ペドロイアが怪我をし、シーズンをほぼ棒に振ったこともあって、そこにホルトが入ることに。2Bはホルトとエドゥアルド・ヌニェスの2人でカバーすることに。これにSSのザンダー・ボガーツも守備的に大いに支援しました。ホルトはOFを守る機会も増えます。

そしてポストシーズンでは、ヤンキースとのALDSでサイクル安打をマーク。現時点ではポストシーズンでサイクル安打を放ったのはブロック・ホルト、ただ一人です。レッドソックスのワールドシリーズ制覇に貢献しました。

 その後はブルワーズ、ナショナルズ、レンジャーズでプレー。2022年はブレーブスとサインしましたが、シーズン前にリリースとなり、以降は所属先が決まっていませんでした。

大谷にも強かった 

 2021年、ALウェストのレンジャーズに所属したホルトは同地区のエンゼルスの大谷投手と多く対戦。6打数3安打と打ち込みました。

 とにかく、その器用さは素晴らしいの一言だったブロック・ホルト。MLBレベルで捕手を除くすべてのポジションをほぼ毎年守ってきたのですから、そのアスリート力は驚くべきものです。

 下記の動画は見ればあれか!と思い出す人も多いと思います。LFのジョニー・ゴームズが打球を見失った後方でCFのホルトがリカバリーしてキャッチしたプレー。かなり有名なプレーです。

 通算で751試合に出場し、.262/.332/.362、25本塁打、234RBI。飛び抜けた数字とは言えませんが、はつらつとしたプレーと明るいキャラクターでレッドソックス・ファンから本当に愛された選手でした。

 お子さんが可愛かったのも魅力の一つでしたね。

 今後、NESNの解説席に座ることでしょう。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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