スポンサーリンク

【MLB2022】ブレーブス、注目のマット・オルソンを4人のプロスペクトとのトレードで獲得!

1:4のトレード

 現地2022年3月14日、ブレーブスとアスレチックス間で大きなトレードが成立。FAではないものの、このオフに大きな噂の立っていたマット・オルソンのブレーブス入りが決まりました。

 ロックアウトを挟み、その前後でとかく騒がれていたマット・オルソンでしたが、ヤンキース、レンジャーズなどの声が上がる中、射止めたのはブレーブスでした。

フレディー・フリーマンの再契約はほぼ消えた

 非常に残念ではありますが、このトレード成立により、ブレーブスからFAとなり、長年、クラブの柱的な存在であったフレディー・フリーマンの再契約はほぼなくなったと見ていいでしょう。

 アンドレルトン・シモンズを出しても、フレディー・フリーマンだけは残してきたブレーブス。もうチッパー・ジョーンズのような存在にするのかと思っていましたが、ここで新たな関係を築いていくべく舵を切ったというふうに見ていいと思います。

 ファンならずとも、どんなスローイングでもキャッチしてしまうあの1塁守備を見たら、「本当に手放すのか!」とアレックス・アンソポロスの肩を両手でゆさぶりたくなるくらいです。特に、ブレーブスの内野陣は辛いところでしょう。

トレード概要 

 トレードの詳細です。

ブレーブスGet

  • マット・オルソン(Matt Olson /28)1B/右投げ左打ち

アスレチックスGet

  1. ライアン・キュージック(Ryan Cusick/22)RHP: 2021年ドラフトのATL1巡目
  2. ジョーイ・エステス(Joey Estes/20) RHP: 2019ドラフトの16巡目
  3. シェイ・ランジェリアス(Shea Langeliers /24) C&LF/ RR: 2019ドラフトの1巡目
  4. クリスチャン・パーチェイ(Cristian Pache/23) CF/RR: B.AmericaのPre-2021では7位にランク 
    • 読みは、パチェ、パシェなどゆらぎがありますが、Baseball ReferenceではPronunciationを \PAH-chay\ と記載しているので、それに倣いました。

 ナンバリングは人数を即明確にするためにつけているだけで、ランキングなどではありません。1:4のトレードがすぐわかるようにするためです。

2021 rWAR 5.8、OPS .911、39HRのマット・オルソン

 ブレーブスが獲得したマット・オルソンは、MLSが4.103でまだ調停資格の選手です。1994年3月29日生まれの28才(2022年の開幕での年齢です)。

 ドラフトは2012年のアスレチックス1巡目指名、全体47位でプロ入り。

ジョージア・ネイティブ

 高校卒のときにプロ入りしたのですが、もともとはジョージア州アトランタ生まれ。ジョージア州はフロリダ、カリフォルニア、テキサスなどとともに野球選手を多く生んでいる地でもあります。 

 ジョージア・ネイティブということも、地元ファンを引きつけるという意味で、今回、獲得に動いた要素の1つかもしれません。

 2016年のセプテンバー・コールアップでメジャー・デビュー。本格稼働となった2017年には59試合の出場ながら、24HRを放ち、ROYの投票で4位に入るなど、若手の頃から注目されていた選手。

 2018年には162試合にフル出場。29HRを放ちつつも、1Bのゴールド・グラブ賞を受賞。

 菊池投手のデビュー・イヤーとなった2019年の日本開幕シリーズにも出場。このシリーズでは有鉤骨を骨折しました。

 この骨折が響き、出場試合は127試合となりましたが、36HRを放ち、尚且つ2年連続でゴールドグラブ賞を受賞。

  短縮シーズンとなった2020年には60試合にフル出場。14HRを放ち、いっときは、HRしか打たない時期があったほど、長打力のある選手でもあります。

 2021シーズンは156試合に出場し、153安打、39HR、111 RBIといずれもキャリアハイの数字をマークし、素晴らしいシーズンを過ごしました。

 打撃のスキルも年々向上しており、2018年には163をマークした三振数は、2021年では113と大きく減らしていることも、このオフに人気が出た理由でもあります。

 守備といい、フレディー・フリーマンに代わる選手なら、彼しかいないかもしれません。

 2021年のBaseball ReferenceのWARでは5.8。これはア・リーグで9位に入る数値です。ちなみにWAR1位は大谷選手の9.1です。

ハイ・ランクのプロスペクトをA’sへ

 そんなマット・オルソンを出すということで、アスレチックスはブレーブスからかなり優秀なプロスペクトを4名もゲットしました。

 特に、シェイ・ランジェリアス、コリン・パーチェイは、もう有名な選手ですね。シェイ・ランジェリアスは2021年は、ダブルAが中心だったものの、22HR、打率.258、OBP .338、SLG .499をマーク。これはほぼ捕手として出場したときの数字。よって、かなり攻撃力の高い捕手ということが言えそうです。

 クリスチャン・パーチェイは、2020年にデビュー。2021年にもメジャーの試合に22試合出場。上では結果が出ていませんが、トリプルAでは89試合で、44 RBIをマーク。HR 11、二塁打 15と足も絡めた攻撃が出来る選手でもあります。

 アスレチックスはもうバーゲンセール状態になっていますが、残り二人の右腕も含め、これからを背負うプロスペクトでいい選手を育ててもらいたいと願うばかりです。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025_8月】ドジャースが底力を発揮してパドレスをスウィープ!直接対決の勝ち越しも決め、優位に立つ
【MLB2025】フィリーズのザック・ウィーラーが右肩付近の血栓のため、15 Days ILへ
【MLB2025】アストロズのジョシュ・ヘイダーは左肩関節包の捻挫と判明。しかし、PSでの復帰に意欲
【MLB2025_8月】PCAが復調の3安打!しかし、スピードが裏目に出るミスも出てカブスは敗戦
【MLB2025】ナショナルズ、ナサニエル・ロウをDFAに
【MLB2025】ブルワーズが12連勝を達成!8月は負け無し!(追記:14連勝でフィニッシュ)
【MLB2025_8月】大谷が5回のマウンドに上がるも、初勝利ならず!LAAは年間でLADをスウィープ!
【MLB2025】大谷が勝ち越しの43号!しかし、ドジャースはサヨナラで敗戦し、パドレスに並ばれる
【MLB2025】ドジャースのトニー・ゴンソリンが今季終了。インターナル・ブレース手術を実施
【MLB2025】ミルウォーキーが洪水被害に遭うも、ブルワーズは0-5から大逆転してメッツをスウィープ(今季2度目の9連勝)!
【MLB2025】大谷が40号HR!ドジャースはスネルも好投し、トロントに大勝!
【MLB2025】レッドソックスは9回に追いつくも、サヨナラ負け!隠し球も出たパドレスとのGm2
【MLB2025】カーショウとシャーザーのマッチアップはスキルが結集した好ゲームに!大谷、ムーキーが活躍してLADが勝利
【MLB2025】W・ビューラーが6回無失点と好投!吉田もHRを放ち、レッドソックスがパドレスとの初戦に勝利!
【MLB2025】マリナーズが首位と1.5ゲーム差に!しかし、1Bのジョシュ・ネイラーが左肩を傷める!
【MLB2025】レッドソックス、ローマン・アンソニーと8年/130Mドルで延長契約へ
【MLB2025】クイック投法で100mph!大谷が4回/8Kをマーク。打っては39号/メジャー1000安打達成
【MLB2025】ギャレット・クロシェ、9日の休養で凄みを増して13勝目!レッドソックスは7連勝!
【MLB2025】カイル・シュワーバーが大谷を抜く39、40号のマルチHR!
【MLB2025】ドジャース・山本、6回途中スコアレスで記念すべき10勝目をマーク!
【MLB2025】スピードウェイ・クラシックはブレーブスが勝利!前日の雨のサスペンデッドからの再開
【MLB2025】レッドソックス、アストロズをスウィープ!首位トロントと3.0ゲーム差へ
【MLB2025】タナー・ハウクがトミー・ジョン手術へ!復帰は2027年が濃厚
【MLB2025】スピードウェイ・クラシックは雨のため、サスペンデッド・ゲームに!8月3日に再開へ
【MLB2025】ヤンキース、トレードDLの補強が機能せず、マイアミに大逆転を許す!J・バード、D・べドナー、C・ドバルが打たれる!(追記あり)
【MLB移籍2025】ドジャースのトレードDLが控えめだったのは、けが人の復帰を見込んだもの
【MLB移籍2025】トレード・デッドライン情報!パドレスがとんでもないアップグレードを行う!(追記あり)
【MLB移籍2025】フィリーズ、ツインズのクローザー、ヨアン・ドゥランを獲得!
【MLB移籍2025】ブルージェイズがオリオールズからセランソニー・ドミンゲスを獲得
【MLB2025】エマニュエル・クラセがトレードDLの市場から消える!リリーバーのディールは大波乱へ
タイトルとURLをコピーしました