スポンサーリンク

ヤンキースの前身、ニューヨーク・ハイランダーズとは

ニューヨーク・ハイランダーズ

日本時間2012年4月21日(土)朝4時プレーボールのレッドソックス、ヤンキース両チームはフェンウェイパークがオープンした1912年当時の復刻ユニフォームを着てプレーします。

ヤンキースは当時、「ニューヨーク・ハイランダーズ」というチーム名。

ヤンキースの創立時の歴史

ヤンキースの創立時の歴史をざっとご紹介しますと、このような流れになります。

ヤンキースは現在、ニューヨークのブロンクスという街をホームタウンとしています。チーム設立は1901年で、場所は、意外や意外、メリーランド州ボルチモアでした。チーム名も「ボルチモア・オリオールズ」としてスタートしたのでした。(現在のボルチモア・オリオールズとは無関係

  • 1901年 : 「ボルチモア・オリオールズ」としてスタート
  • 1903年 :  ニューヨークへ移転。ヒルトップ・パークを球場にする。チーム名を「ニューヨーク・ハイランダーズ」に変更
  • 1913年:  球場をヒルトップ・パークから、ポロ・グラウンズへ移転。同時にチーム名を「ニューヨーク・ヤンキース」に変更
  • 1923年:   ヤンキースタジアムに移転(旧スタジアム)
  • 〜2008年: 旧ヤンキースタジアムを使用
  • 2009年〜: 新ヤンキー・スタジアム オープン。

その後、1903年に、ニューヨークへ移転。その時に使用した名前が「ニューヨーク・ハイランダーズ」でした。

チーム名が正式に「ニューヨーク・ヤンキース」となったのが、1913年。以後現在に至ります。

ヤンキースタジアムが出来たのは1923年。2008年まで使用しました。2009年旧ヤンキースタジアムの隣の土地に新ヤンキースタジアムがオープン。

なぜ「ハイランダーズ」と呼んだ?

ニューヨークに移転した当初の球場がHilltop Park(ヒルトップ・パーク)という名称でした。「アメリカン・リーグ・パーク」とも呼ばれていました。

場所はこのようなところです。

ScreenHunter_02 Apr. 20 15.49

マンハッタンの地図
A点:今のヤンキースタジアムの場所
B点:ヒルトップ・パークのあった場所

下方にある緑の長方形の場所が、「セントラル・パーク」です。

マンハッタン島の場所のかなり上にあることがおわかりになると思います。

この場所がマンハッタン島で一番高い場所にあったことから「ハイランダーズ」と呼ばれました。その後、ハイランダーズは、1913年に球場をヒルトップ・パークからポロ・グラウンズに移転。

ポロ・グラウンズは、元はニューヨーク・ジャイアンツの球場でした。ニューヨーク・ジャイアンツは、現在のサンフランシスコ・ジャイアンツの前身です。この間、力をもっていたのは、ニューヨーク・ジャイアンツでした。

この時期は、第1回ワールドシリーズに向けた動きが出るなど今のMLBの原型が出来つつある時期でした。その時の話はまた後日に(^.^)

ヤンキースと呼ばれるようになったのは?

「1900年代初頭から次第にボストンの “アメリカンズ”(レッドソックスの前身) に対して“ヤンキース” という愛称が徐々に広まりつつあった。」とあります(WIKI)。

100年以上前の愛称の定着の過程ですから、この辺の広がり具合は、現地の人もキチッとした説明ができないようです。

「アメリカン」とは、「アメリカ人」という意味で、「ヤンキー」も「アメリカ人」という意味ですから、同じような両チームを言葉ではっきり区別したのかもしれません。

ちなみに、「Yankee」の語源は、コネチカット州に住むイギリス系移民が、南西隣のニューアムステルダム(後のニューヨーク)に住むオランダ系移民を呼んだあだ名、Jan Kees(ヤン・キース)に由来するという説があります。これも諸説あるようです。

また、南北戦争時には、 南軍の兵士が、北軍の兵士を蔑称するのに使ったのが、「Yankee」でした。

一つ言えるのは、現レッドソックスである「アメリカンズ」とのライバル関係に当時からあったということです。

結局、1913年にチームがホーム球場をポロ・グラウンズに移転し、“ハイランダーズ (Highlanders)” としての正当性がなくなった事から、“ニューヨーク・ヤンキース”と正式に名称変更を行いました。

お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

  1. まとめteみた.【ニューヨーク・ハイランダーズ】

    日本時間4月21日(土)朝4時プレーボールのレッドソックス、ヤンキース両チームはフェンウェイパークがムを着てプレーします。

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025】デビュー待ち!レッドソックスのローマン・アンソニーが497 ft (150m)の超特大GSを放つ!
【MLB2025】鈴木誠也が15号/16号の2本塁打!カブスはPCAにも一発が出てタイガースに勝利
【MLB2025】Dバックスのコービン・バーンズがトミー・ジョン手術へ
【MLB2025】Dバックスが敗戦確率99.9%からの大逆転!9回に6点差をひっくり返しATLに勝利
【MLB2025】パドレス、負けゲームをひっくり返す!9回に同点に追いつき、延長で勝利
【MLB2025】激アツ!パドレスが延長の末、1-0でジャイアンツを下す!最後はホセ・イグレシアスが決める!
【MLB2025】大谷が23号HR!さらに土壇場であわやHRかという大きな犠牲フライを放つも、ドジャースは延長戦で敗れる
【MLB2025】ドジャース、ライアン・ヤーブローの軟投に大苦戦!山本は今季初の早期降板
【MLB2025】DET-KCで壮絶な投手戦!マイケル・ワカとタリク・スクーバルがともに譲らず!(追記あり)
【MLB2025】ドジャース、18-2でヤンキースに大勝!大谷は2安打、ジャッジは2HR(21号)
【MLB2025】ジャッジの狼煙の一発に対し、大谷が2発で応酬!WSリマッチはドジャースが先勝!
【MLB移籍2025】ドジャースがトレードでレッズからアレクシス・ディアスを獲得
【MLB2025】カブス、鈴木誠也とPCAがRBIランクNO.1、2を争う
【MLB2025】大谷がMLB1番乗りの20号!ドジャースはコンフォート、マンシーにもHRが出て連勝
【MLB2025】山本がCLE戦で安定の投球!6勝目をマーク!大谷もリードオフHR(19号)で支援!
【MLB2025】122.9mph!パイレーツのオニール・クルーズがミサイルHRを放つ!
【MLB2025】レッドソックスのマーセロ・マイヤーがメジャーデビュー!Gm1ではデバースがサヨナラ安打!(追記あり)
【MLB2025】アクーニャが復帰戦で躍動!しかし、ブレーブスはチャンスで逆走!?して敗戦
【MLB2025】開幕から50試合!タイガースが33勝でMLBベスト!2006年以来の好成績
【MLB2025】山本が6回までノーヒッター!ドジャース、連敗を4でストップ(2025/5/20)
【MLB2025】千賀、ピート・アロンゾの「出来たぞ」というアピールに和む(NYM@BOS戦)
【MLB2025】大谷に17号が出るも、ドジャースはDバックスに完敗で4連敗!B・ファートは7勝目
【MLB2025】ドジャースがベテラン・ユーティリティーのクリス・テイラーを解雇へ
【MLB2025】強烈!ブルワーズのプロスペクト、ジェイコブ・ミズロウスキーがマイナーで103 mphを記録!
【MLB2025】大谷が16号!しかし、ドジャースはジャック・コハノウィッツに苦戦して敗戦
【MLB2025】大谷、ボブルヘッドデーで14号・15号のマルチHR!D・ラッシングもメジャー・デビュー!
【MLB2025】ドジャース、オースティン・バーンズをDFAに!プロスペクトのD・ラッシングをコールアップ
【MLB INJURY 2025】球速ダウンが目立った佐々木投手がIL入り!ドジャースはカーショウを上げる予定
【MLB2025】エバン・ロンゴリアが引退!レイズはセレモニーのため1日契約へ
【MLB2025】ルーカス・ジオリトが604日ぶりの勝利投手に!W・アブレイユ、R・デバースもHRで援護!
タイトルとURLをコピーしました