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【MLB2026】ドイツ出身でFAのマックス・ケプラーが禁止薬物使用で80試合の出場停止!OFのFA市場にも影響

ドイツ出身のマックス・ケプラー

 現地2026年1月9日、MLB機構はFAのマックス・ケプラー(OF/33歳/左投左打)が、PEDs(performance-enhancing Drugs)使用で80試合の出場停止処分が科されたと発表しました。

 マックス・ケプラーはドイツ出身。MLBでは非常に珍しいヨーロッパ出身の選手で、いわば「ヨーロッパ野球の星」のような存在でした。今回のルール違反は残念としか言いようがありません。

 ケプラーがドイツからアメリカへ渡った経緯は下記にまとめております。

エピトレンボロンとは

 マックス・ケプラーから検出されたのはエピトレンボロン。エピトレンボロン( Epitrenbolone)とはタンパク質同化ステロイド(アナボリックステロイド)のことで、筋肉増強物質としてメジャー・リーグでは禁止されており、それに陽性反応が出たということです。なお、この物質ではケプラーがMLBでは初ということになっています。

 ケプラーはメジャーリーグベースボール共同薬物防止・治療プログラム(Major League Baseball’s Joint Drug Prevention and Treatment Program)に違反したということで80試合のサスペンションとなりました。

FAのケプラーの処分

 マックス・ケプラーの現時点のステータスはFA。まだ所属先が決まっておりません。

 よって、80試合のスタートはいつからか?ということが問題ですが、MLBの上記協定ではPED(薬物関連薬物使用)による出場停止処分は、選手が「出場資格を有していた」レギュラーシーズンおよびポストシーズンの試合に適用されることとなっており、あまりよくわかりません。

 では具体的にいつからカウントがスタートするのかというと、色々なソースを当たってみたのですが、どうやら決まっていないようです。すでに所属先が決まっていれば、たとえば2026年の開幕から80試合などわかりやすいですが、いかんせんケプラーはFAゆえという事情があるようです。

 ケプラーとMLB機構はこの件についてすでに合意した模様で、この詳細が明らかになっていないのです。ケプラーの新チームが決まってから発表ということでしょう。ソースによっては2025年のフィリーズでの在籍期間もカウントされるとも書かれており、であったとしても一部期間であり、2026年の開幕からのカウントはその大半を占めることになるとは思います。

 なお、選手会はチームとの契約交渉を試みている場合に限って、FAというステータスであっても消化のカウントは有効としております。

 ただし、1つ決まっていることがありまして、それはマックス・ケプラーは2026年のポストシーズンには出場できません。おそらく、カウントの消化カウントとのディールでそうなったのではないかと推察されます。

 いずれにせよ、サスペンションが具体的にいつスタートし、解除になるのかは発表されないとわからない状態です。

 そしてサスペンション期間は無給となります。

ツインズで活躍(特に2019年) 

 ドイツ出身のマックス・ケプラーはツインズで活躍。特に2019年は134試合に出場し、.252/ .336/.519、OPS .855、HR 36本をマーク。ツインズの101勝シーズン、ALセントラル制覇に大きく貢献したと言っていいでしょう。

 2026年2月に33歳となるケプラー、2025年はツインズを離れてフィリーズと1年/$10M (2025)でサイン。

 しかし、フィリーズでの1年間は、苦戦しました。HR18本を放ったものの、.216/.300/.391と低調。上記のサスペンションの解除がいつになるのかという点も、2025年シーズンの成績が悪かっただけになかなか新チームは決まらないという背景もあっての話です。

OFのFA市場

 今オフのOFのFA市場はカイル・タッカーとコーディ・ベリンジャーが突出。現時点でヤンキースなどはベリンジャーとの再契約に躍起になっており、猛プッシュをかけております。

 この2人を除けば、ケプラーは彼らよりも安価に契約できるベテランOFとしてハリソン・ベイダーやマイク・ヤストレムスキーらと同様にそれなりの需要はありました。ハリソン・ベイダーは現時点ではまだFA、マイク・ヤストレムスキーはブレーブスとサインしています。

 しかし、今回のサスペンションでケプラーの需要は急激に低下。前年の不振だけでなく、2026シーズンの前半戦の大半も出場できず、たとえどこかのチームに所属してサスペンションを終えて後半戦で好成績を残したとしても、2026年のポストシーズン出場資格はありませんから、獲得に二の足を踏む理由が出来てしまいました。

 しかし、逆の発想でかなり安価で契約するというクラブは出てくるかもしれません。

 いずれにせよ、ケプラーの後塵と目されていたFAのオースティン・ヘイズ、ミゲル・アンドゥハーらのOFの需要は上がりそうです。

  お読みいただき、ありがとうございました。

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