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【MLB2026】アストロズが今井達也投手と3年/54Mドルで合意へ

予想外のアストロズとサイン

 現地2026年1月1日、西武からポスティングでMLB入団を目指していた今井達也投手の所属先が決定。ALウエストのヒューストン・アストロズと合意です。 

 今井投手は現地2025年11月19日にポスティング・ウィンドウがスタート。45日間のウィンドウ期限が現地2026年1月2日に迫っておりました。

 今井投手本人は「強いところで投げるというよりはせっかく強いリーグで投げるのだから、ヒリヒリするくらいの体験が欲しい」と非常に前向きな発言を行い、自信をのぞかせていました。さらにポスティング直前のワールドシリーズで山本由伸投手がシリーズMVPを受賞。それもあり、NPBで圧倒的なボールを投げていた今井達也投手の評価が上昇。ESPNに至ってはオフシーズンのFAランキングで5位にしていたほど、期待されていました。

契約内容

 アストロズと今井投手の合意内容は以下の通り。

  • 3年/$54M  (2026-28)
    • アニュアル・パフォーマンス・ボーナス
      • $1M /80, 90, 100 IP
    • 2026、2027年のワールドシリーズ終了後にオプトアウトあり

AAV M、オプトアウトあり

 前評判の非常に高かった今井投手ですが、上述のように3年のショートタームとなりました。ということは交渉は難航したというふうに見ていいと思います。

 ボラス・コーポレーションがエージェントの今井投手はAAV(Average Annual Value)は$18Mと単価は上げました。2026年終了後に再度市場に出るという契約でもあります。

 山本由伸投手の時とは違って一度MLBのマウンドで見たいという2026年をショーケースにしたいという声が多かったというふうに見ていいと思います。

 関心を抱いたと言われているのはヤンキース、メッツ、カブス、フィリーズ、オリオールズ。よってアストロズが獲得に動いたのは意外でした。

リリース・フィー

 サラリー分が$54Mとなるとリリース・フィーは以下のレートが適用され、$9.975M。

  • $50,000,001以上の契約  $54M
    • 最初の$25Mに対して →20% = $5M
    • 次の$25Mを超える額に対して→17.5% = $4.375M
    • $50Mを超える部分に対して→15% = $0.6M

  これに加えてイニング設定でサラリーは$1Mずつ増えますので、その増額分に15%がかけられますので、パフォーマンス・ボーナス設定のMAX 100.0IPは$3M。それに15%が適用されると$0.45M。

 よって西武には最低でも$9.975M、最大で$10.425Mが入ることになります。

ローテーションが欲しかったアストロズ

 アストロズは長年エースを務めた左腕のフランバー・バルデスが現在FAで、何度か話し合いを重ねてきたものの、交渉は難航。バルデスはより高額な契約で他のクラブとサインするだろうと見られています。

 そうなるとエースはハンター・ブラウンで、彼は2025年に驚異的な活躍を見せ、185.1イニングを投げてERA 2.43を記録。オフにはALサイ・ヤング賞でタイガースのタリク・スクーバル、レッドソックスのギャレット・クロシェに次いで3位に入りました。

 ハンター・ブラウンの次の先発陣は不安定で、NO.2にはクリスチャン・ハビエルが期待されています。クリスチャン・ハビエルは通算538.0イニングを投げ、ERA 3.66を記録しているものの、2024年6月にトミー・ジョン手術を実施。復帰したのは2025年8月11日で、シーズンを全休しいたことはないものの、直近2年間でわずか71.2イニングに留まり、ERAは4.27。彼の契約は2027年まで残っています。

 ランス・マッカラーズ・ジュニアは相変わらず怪我に悩まされており、過去4年間でわずか103イニングの登板にとどまり、2023年から2024年は全休。2026年に好成績を残したとしても、チームは彼の投球回数を注意深く見守ることになるでしょう。

 また2025年12月にパイレーツから獲得したマイク・バローズもローテーション候補ではありますが、飛び抜けてすごいというほどでもありません。

 よって、今井投手の加入により、アストロズはかなり手頃な資金で、耐久性のあるNO.2、NO.3に入る候補を獲得できたことになります。

アストロズの贅沢税上のサラリー

 アストロズは2024年は贅沢税の閾値$237Mに対して$258Mを計上して超過。2025年も閾値$241Mに対してわずかに超過して$244Mを計上して2年連続の超過。

 3年連続超過は回避したいと考えています。2026年の贅沢税の閾値は$244Mで現時点で今井投手の$18Mを加えて$239Mというところ。

 他のロースターの選手層を厚くしたいのであれば、今後、トレードもあるかもしれません。

 今オフシーズンでスターターとして残っているFAはフランバー・バルデス、レンジャー・スアレス、ザック・ギャレン、クリス・バシット、ルーカス・ジオリトら。

 今井投手の契約合意は他のFAのスターターの動向にも影響を与えそうです。

 それにしても今井投手は$100M超えが予想される中、様子見されてしまいました。今回も村上選手の時と同様、眼力のあるドジャースが動かなかった点は気になります。もっともドジャースは切り抜きもあって、敵認定されたような面もあり動きにくかったかもしれませんが。レギュラーシーズンのインターリーグでの対戦は興味深いですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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