スポンサーリンク

【MLB2026FA】エンゼルス、ドジャースからFAのカービー・イェーツと1年契約で合意

ドジャースは再契約せず

 現地2025年12月30日、ロサンゼルス・エンゼルスはドジャースからFAとなっていたベテラン右腕のカービー・イェーツと1年契約で合意しました。

 ドジャースは再契約するか?とも思われたのですが、2025年のERAが5.23と低下傾向が見え始め、且つ2026年に39歳になる点もあってか深追いしませんでした。

契約内容

 エンゼルスとカービー・イェーツの合意内容は以下の通り。現時点はフィジカル・チェックの結果待ちです。

  • 1年/$5M保証(2026)

 イェーツのエージェントはBHSCことビバリーヒルズ・スポーツ・カウンシル( Beverly Hills Sports Council)で、先日カブスとサインしたハンター・ハービーと同じです。

【MLB2026FA】カブスがブルペンを強化!怪我から復帰予定のハンター・ハービーと1年契約
現地2025年12月27日、カブスがブルペンを強化!怪我から復帰予定のハンター・ハービーと1年契約で合意です。

前の契約

 カービー・イェーツは2025年はドジャースと以下の内容でしたので、今回の契約はかなりダウンという内容でした。

  • 1 年/$13M (2025)
    • サイニング・ボーナス:$3M
    • サラリー: $10M
    • パフォーマンス・ボーナス: $0.5M/ 50, 55 リリーフ

 2025年はそれでも50試合に登板しましたので、サラリーはサイニング・ボーナスも含めて$13.5Mです。

【MLB2025FA】カービー・イェーツ、ドジャースと1年/13Mドルで合意!LADはスーパー・ブルペンが誕生!(追記あり)
現地2025年1月28日、カービー・イェーツがドジャースと1年/13Mドルで合意!フィリジカルも通りました。LADはスーパー・ブルペンが誕生!

2024年が素晴らしかったイェーツ

 ベテランのカービー・イェーツの2025年のサラリーが良かったのは前年の2024年の成績が抜群に良かった点にあります。

 レンジャーズで61試合に登板し、そのうち50試合を締め、セーブポイントは33。7勝2敗でERAはなんと1.17。

 また、61.2イニングで奪三振はなんと85。SO9だと12.4。SO%はリーグ平均が21.9%だったのに対し、イェーツのそれは35.9!そして対戦した打者の打率は.199。驚異的な数字を叩き出していたのでした。

スプリットの威力 

 しかも4シームのWhiff %(空振り率)は35.2%。ここまで4シームに威力を持たせているのには理由があって、スピンレートの高い4シームであることはもちろんのこと、やはりスプリットのちからが大きいと言っていいでしょう。

 カービー・イェーツのスプリットの投球割合は2024年は38.7%。4シームが60.7%でしたから、残りのほとんどがスプリットということに。スライダーは0.6%でした。

 3球種しかない中、GB%(ゴロ率)が45.5%で、いかに芯を外して凡打を打たしているかがわかります。このGB%も2023年は35.6%でしたので2024年は大いに改善。それはHard Hit %にも比例して現れており、2023年が40.2%、2022年に至っては45.5%でしたが、2024年は33.1%に激減していました。

故障に悩まされた2025年

 イェーツは健康でさえあれば最強のリリーバーとなる可能性があります。

 しかし、2024年の活躍とは裏腹に2025年はドジャースで苦戦。 やはりこれも故障の影響と言えるでしょう。キャリア初のワールドシリーズ・チャンプを経験したものの、ハムストリングの肉離れが2回、腰の負傷が1回と、計3回もIL入りとなり、投球回数は41.1イニングに留まりました。

 2025年のERA5.23はキャリアワーストであり、4シームのアベレージ・ベロシティーは92.8mphであり、2024年の93.6mphを下回りました。

 SO率は29.6%と依然として高い数値を維持していたものの、ホームランには苦しみ、HR率は2024年の1.3%から5.1%へと激増してしまいました。

キャリアを通じた故障履歴

 イェーツはキャリアを通して怪我に悩まされてきて、アマチュア時代も含めて下記のような履歴があります。

Date InjuryDetails
2006年トミー・ジョン手術カレッジ時代、2006/2007 の2シーズンを棒にする
2010年右肩の捻挫レイズからドラフト指名されたのが2009年。その翌年の2010年のシーズン終了後に右肩を手術.
2018年4月右足首腱炎パドレス在籍時、10 Days DL
2020年8月右肘炎症 (骨棘)パドレス在籍時、8月に骨棘の除去手術を実施し、残りシーズンを離脱
2021年3月2度目のトミー・ジョン手術2021年はブルージェイズ。2022年はブレーブスに在籍。2021年は全休、2022年も大半は離脱
2022年9月右肘炎症ブレーブス在籍時、15 days ILに入り、そのままシーズン・エンディング
2025年右ハムストリング痛および腰痛ドジャース在籍時、年間を通じて3度ILへ。PSでのロスターからは外れる

 このようにパドレス時代の2020年は肘の骨棘のため、わずか4.1イニングしか投げられず、同年オフにFAとしてブルージェイズとサインしたものの、キャリア2度目のトミー・ジョンで1イニングも投げらることが出来ずにオフにFAとなりました。

 ブレーブスで2年在籍して67.1イニングに留まり、出場さえしていれば良い数字を出していたのですが、ILの期間が長かったです。

 そして2025年もドジャースでは腕は問題なかったものの下半身を痛め、思うような投球となりませんでした。

ヘルシーなら素晴らしい戦力

 オールスターに2度選出されたイェーツ投手は、2019年にはナショナル・リーグで最多の41セーブを記録し、上述のように2024年はテキサス・レンジャーズでERA 1.17を記録。

 2019年の60.2イニングでERA 1.19と2024年のERA 61.2イニングでERA 1.17はまさにアンタッチャブル。

 ヘルシーなら素晴らしい戦力になる可能性があります。

エンゼルスには2度目

 イェーツは2016年オフにヤンキースからウェーバーにかけられた際、クレームオフしたのがエンゼルスでした。ただ、1度目の2017年在籍時は4月終盤にDFAとなり、1.0イニングしか登板せずにウェーバーにかけられてパドレスに移籍していました。

マイク・マダックスとのコンビが復活

 今回の契約でイェーツにとって朗報なのは、2024年レンジャーズ時代に投手コーチを務めたマイク・マダックスがエンゼルスの投手コーチを務めている点。これは良いように動くのでは?と期待せずにはいられません。

エンゼルスのブルペン

 カート・スズキが新監督になるエンゼルスは今オフは積極的に動いており、元ブルージェイズのクローザー、ジョーダン・ロマーノとベテラン左腕のドリュー・ポメランツとも契約済み。

 また、元レイズのロバート・スティーブンソンが3年/$33M (2024-26)で最終年でもあり、カービー・イェーツも加えたベテランの4人が機能すればブルペンもかなりよくなると思われます。

 本来ならブルペンに加えたいベン・ジョイスが2025年5月に右肩関節唇断裂の手術を受けいるため、復帰は不透明。

 その意味でもイェーツがヘルシーでさえあれば、カート・スズキ体制を盛り上げることが出来ますね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLBポストシーズン2026】パドレスに大きな強み!試合中盤に登場するブラッグレー・ロドリゲスが強すぎる!
【MLBポストシーズン2026】パドレスが快勝!マイケル・キングが7回1ヒッター投球でPCAを抑える!(NLWC_Gm1)
【MLBポストシーズン2026】ブレーブスが先勝!A・ライリーが逆転3ランHR(NLWC_Gm1)
【MLB2026】ポストシーズン・スケジュールとロスターの状況
【MLB2026】レッドソックス、タナー・ハウクが復帰するも、最終戦を落とす!ブレグマンが大暴れ!
【MLB2026】フィリーズ、Dバックスの猛烈な追い上げを交わし、最後にプレーオフ進出を決める!
【MLB2026】ガーディアンズがALセントラルを制覇!層の厚さで3連覇を達成!
【MLB2026】ベテラン右腕、カービー・イェーツが引退!キャリア最終登板で先発を経験!
【MLB2026】偉大なるジャスティン・バーランダーが現役最後の登板を華やかに飾る!6回途中、6Kをマーク
【MLB2026】レッドソックス、ノーイースター(Nor’easter)回避でカブスとの最終戦はトロピカーナ開催に!(追記あり)
【MLB2026】大谷がILから復帰!パヘスも復帰したドジャースは最強の形でポストシーズンに臨む!
【MLB2026】レッドソックス、クレイグ・ブレスローとチャド・トレーシーの契約を延長!
【MLB2026】レイズがア・リーグ東地区を制覇!投打の柱が大いに機能し、まさに強者の戦いぶり!
【MLB2026】ファウルボールが顔面を直撃したアレックス・ブレグマンは複数箇所の骨折が判明!
【MLB2026】78試合で46敗からの大逆転!レッドソックスがプレーオフ進出を決める!
【MLB2026】ブレーブスが3年ぶりにNLイーストを制覇!M・ペレスが好投し、M・ヤストレムスキーの3ランHRで決める!
【MLB2026】大谷、パドレス戦(158試合目)での復帰に自信!トラジェクト(Trajekt)でも好感触!
【MLB2026】ローマン・アンソニーが豪快なHRを放ち、レッドソックスに勢いをもたらす(154試合目)!
【MLB2026】カイル・タッカーが4安打で大爆発!ドジャースが5年連続の地区優勝を決める!
【MLB2026】ミズとチューリオがリードし、ブルワーズがナ・リーグ中地区4連覇を達成!
【MLB2026】ALセントラルの決戦シリーズはホワイトソックスが先勝!トリスタン・ピーターズが18球も粘ってガーディアンズのプランを崩す!
【MLB2026】ペイトン・トーリがイマキュレート・イニングを達成!ERA3.02でROYレース候補
【MLB2026】好調ラファエル・デバースが急遽、シーズン・エンディングの手術へ
【MLB2026】ガーディアンズ、クワン、アデルらが機能し、ツインズに快勝!首位CWSに0.5ゲーム差!
【MLB2026】ALのプレーオフは東地区から4クラブ?ブルージェイズがWC3枠目のガーディアンズに1.0ゲーム差
【MLB2026】ブレーブス、ウォルト・ワイス監督の代走起用がズバリ!逃げるフィリーズに3度追いつき、サヨナラ勝利へ
【MLB2026】ドジャース、大谷を15Days ILに登録へ(追記あり)
【MLB2026】ブルワーズ、粘るカブスをスウィープ!NLセントラルは10.0ゲーム差に
【MLB2026】ブルワーズが9回2アウトから大逆転!ミズ、チューリオが躍動!鈴木も活躍!
【MLB2026】コービン・バーンズがトミー・ジョン手術から464日ぶりのメジャー復帰!
タイトルとURLをコピーしました