SEAはロリー、フリオ以外にも当たりが出始める
現地2025年10月7日、マリナーズ@タイガースのALDSは舞台をコメリカ・パークに移してGm3が行われ、マリナーズが8-4のスコアで勝利。これで2勝1敗としたマリナーズはALCSへ王手をかけました。
ともに投手が良いこともあり、貧打同士の戦いとなっていますが、マリナーズはこの日、シーズン60HRのカル・ロリーについに今ポストシーズン第1号(ポストシーズン通算では第2号)が出ました。同時に、これまではカル・ロリー、フリオ・ロドリゲス、ホルヘ・ポランコにしか当たりが出ていませんでしたが、この日はランディー・アロウザリナやJP・クロフォード、そしてユーヘイニオ・スアレスにも当たりが出て8得点を奪いました。
SEA:3回に待望のタイムリー
マリナーズがいい形をつくったのは3回表。タイガース先発のジャック・フラハーティーから先頭のビクター・ロブレスが2ベースを放ちチャンスメイクすると、JP・クロフォードがLFへシングルを放ち、打球の行方を見ていてレイト・スタートとなったロブレスは3塁にストップ。
タイガース、痛いミス
ところがLFのライリー・グリーンの中途半端な送球を3Bのザック・マッキンストリーがスルーしてホームに流します。これに3Bがカットするものと思っていた捕手のディロン・ディングラーが捕球をミスし、後ろに逸らす間にロブレスが生還。タイガースは痛いミスで先制点を与えます。
これは3Bのザック・マッキンストリーのミスでランナーがホームに走っていないのでカットしないといけないものをなぜわざわざ流したのか?ちょっとあり得ない判断でした。
この後、ランディー・アロウザリナにもタイムリーが出てマリナーズはこのイニング2得点。この後はカル・ロリーの打席でしたが、ロリーは四球でノーアウト1、2塁でフリオ・ロドリゲスという場面でしたが、ここはジャック・フラハーティーが踏ん張り、フリオ・ロドリゲスを三振に、続くホルヘ・ポランコからも三振を奪い、最後はジョシュ・ネイラーをCFフライに仕留め、これ以上の失点は防ぎました。
E・スアレスに一発
マリナーズは4回裏には先頭のユーヘイニオ・スアレスに待望に一発が飛び出し、3-0に。さらにこのイニングはカル・ロリーにもタイムリーが出て2点を追加。4-0とします。ジャック・フラハーティーはこのイニングの途中で降板。3.1 IPで失点4、ER 3、BB 3、SO 6、HR 1。
JP・クロフォード、カル・ロリーにも一発
タイガースはマリナーズ先発のローガン・ギルバートの前に仕事をさせてもらえず、5回裏にようやく1点を奪ったのですが、死球で出たランナーを送りバントで進塁させ、ハビアー・バイエスにシングルは出たものの、内野ゴロの間に1点を奪うのが精一杯。5-1とマリナーズが優勢にゲームを進めます。
すると6回表、マリナーズは2アウトからJP・クロフォードにもソロHRが飛び出して1点を追加。8回表にはそのJP・クロフォードがチャンスで犠牲フライを放ちさらに1点を追加し、6-1に。
そして9回表には2ベースで出塁したランディー・アロウザリナを2塁に置いて、カル・ロリーがLFへ上手く流し打ち、これがブルペンに入るHRとなり、8-1とリードを拡大。
タイガース、粘りは見せる
地元に帰ってきたタイガースは大人しいままだったのですが、9回裏、ケイレブ・ファーガソンからジェイク・ロジャースが代打でシングルを放ち、チャンスメイクするとスペンサー・トーケルソン、アンディー・イバニエスの連続タイムリーで3得点。4-8まで持って行きましたが、最後はアンドレ・ムニョスの前に押さえられ、ゲームセット。8-4でマリナーズが勝ち、2勝1敗とし、ALCSへ王手をかけました。
タイガースは後が無くなりました。湿っている打線を叩き起こすことが出来るか!?注目ですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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