好調メッツにまたもIL入り選手が発生
現地2025年5月5日、ナ・リーグ東地区首位をひた走るニューヨーク・メッツから2人の選手が離脱することがカルロス・メンドーサ監督から発表されました。
まずは打者の方から。
ジェシー・ウィンカーが腹斜筋を傷め6-8週間離脱
メッツのプラトゥーン起用によく応えているジェシー・ウィンカーは右腹斜筋を傷め、6-8週間の離脱が決まりました。ジェシー・ウィンカーはグレード2の捻挫です。
現地2025年5月4日のカージナルスとのダブルヘッダーのGm1に先発出場したジェシー・ウィンカーは2−1とリードしていた局面の3回裏に1アウト満塁でノーラン・ゴーマンがLFへ犠牲フライを放った際、3塁ランナーのブレンダン・ドノバンのタッチアップをアウトにしようとして、ホームに送球した際に右腹斜筋を傷めた模様。
ジェシー・ウィンカーはこのイニングの守りまでゲームに出続けましたが、4回裏の守備から退き、LFには2Bからジェフ・マクニールが就きました。
なお、いつもならDHで出場していたジェシー・ウィンカーですが、この日はダブルヘッダーということもあり、今季2度めの守備に就いていたところ、怪我を発症というなんとも不運な怪我となったのでした。
ジェシー・ウィンカーはスターリン・マルテと相手投手の左右でプラトーンでDHで出場。2025年は35試合中、途中出場も含めて24試合に出場し、78打席で.239/.321/.418、104wRC+を記録。まずまずのスタートを切っていました。
2024年7月にナショナルズから移籍してきたジェシー・ウィンカーは、レギュラーシーズンの残りでまずまずのヒットを放ち、2024年のプレーオフでは32打席でOPS 1.168という驚異的な成績を記録。 メッツはこのベテランを気に入り、1/$7.5Mで再契約していました。
ブレット・ベイティーがコールアップ
メッツはジェシー・ウィンカーのIL入りに伴い、トリプルAシラキュースからブレット・ベイティー(内野手)をコールアップすることになりました。
A.J.ミンターはシーズン・エンド
さて、もう一人、投手で深刻なILが出ています。
同日、カルロス・メンドーサ監督はリリーバーのA.J.ミンターが大腰筋断裂のため、5月12日に手術を受けることも発表。これでA.J.ミンターはシーズン・エンディングとなります。
A.J.ミンターにとっては2年連続で怪我によるシーズン短縮ということに。ベテラン・リリーバーは、2024年8月に左股関節の手術を受けて、ブレーブスのメンバーとしての最後の年を終えました。
今オフ、初めてFAとなったA.J.ミンターは最初のシーズン後のオプトアウトを含む、驚くほど強力な2年/総額$22Mでサイン。メッツはミンターが回復し、平均以上のセットアップマンとして復調することに賭けました。
それに答えるようにミンターは13試合の登板で、11イニングを投げて被安打6、失点2、BB 5でホールド7、ERA 1.64を記録。彼は監督から左リリーバーとして最も信頼されておりました。
ミンターはそもそもキャリアを通じて優れたリリーバーで、2017年から2024年までのアトランタでの8シーズンで相手打者から29%以上の三振を奪いながら、ERA 3.28を記録。過去2年間は大きな怪我に悩まされたものの、2021年から23年にかけては毎シーズン50イニング以上を投げていました。
メッツは最初の1ヶ月の間、左のリリーバーとしてはA.J.ミンターとダニー・ヤングを主に器用。そのダニー・ヤングもトミー・ジョン手術が必要になったため、信頼できる左のリリーバーを失うこととなりました。
ここでジェネシス・カブレラに安定性が備われば・・・というところですが、ちょっとむずかしそうです。メッツが左のリリーバー獲得に向け動くのか?注目されます。
お読みいただき、ありがとうございました。
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