LAD 3 @ 0 TEX (現地2025年4月18日)
現地2025年4月18日、ドジャース、レンジャーズという開幕前から前評判の高かった両クラブがこの時期に激突。果たして両クラブがともにリーグを勝ち上がるかどうか・・・はともかく、ポストシーズン進出を巡り、この秋を盛り上げる有力な候補である点は間違いないところ。
そんな中、Gm1で山本由伸投手とジェイコブ・デグロムの投げ合いが実現。これが凄まじい投手戦となりました。
大谷は欠場
なお、このゲームは役者の一人である大谷選手がパタニティー・リスト入りで欠場。吉報が届くことを願って止みません。
山本が7回をスコアレス10K!
山本投手は初回から安心して見られる投球を披露。2回裏に1アウトからジョシュ・ヤングに二塁打を打たれるも、後続を三振で斬って取り、リズムに乗ります。2イニングの6アウトのうち5つが三振という圧巻の立ち上がりでした。
3回裏に2アウトからマーカス・セミエン、コーリー・シーガーというレンジャーズの攻撃の核というべきコンビに長短打を浴びて2アウト2、3塁のピンチを招きましたが、ジョク・ピダーソンをカーブで1Bゴロに打ち取り、ピンチを脱出。
中盤以降もその安定感は継続し、7イニングを投げて102球でストライクは68球。被安打5、スコアレス、BB 0、SO 10とほぼ完璧な投球内容を見せました。
山本、21 IP連続でスコアレスを継続中
山本投手はスコアレス・イニングを継続中で、3月28日のタイガースとの本土開幕2戦目の4回、5回の2イニングから始まり、4月4日のフィリーズ戦の6イニング、4月11日のカブス戦の6イニング、そしてこの日の7イニングと併せて計21イニング連続無失点を継続中。
この日終了時点でERAは0.93まで下がりました。まさに高品質投球を連発中です。
デグロムも好投!7回を1失点
その山本投手に刺激を与えたと思われるのが、レンジャーズ先発のジェイコブ・デグロム。もうその名前だけで山本投手は「先制点を与えてはいけない」というプレッシャーを感じていたと思いますが、デグロムの存在がさらに山本投手に隙を与えない一因になったと思われます。
デグロムはドジャース打線のつながりを分断。2者連続で出塁を許すことはありませんでした。
7イニングを散発の3安打で、失点1、自責点1、BB 1、SO 7、HR 1で降板。さすがの投球を披露しました。
トミー・エドマンがリードオフHR
そんなデグロムに土をつけたのがこの日、大谷選手に代わり、リードオフに入ったトミー・エドマンでした。
スイッチヒッターのエドマンは1回表の左打席で2球目の98.3mphのアウト・ハイの4シームを強く叩き、これが右中間のブルペンに入る先制の一発に。
結局、デグロムはエドマンのこの一発に泣いたのでした。
ドジャースは8回裏のマウンドにカービー・イェーツが上がり、2奪三振。なんとかしたいレンジャーズは1アウトからレオディー・タベラスがセイフティー・バントを試みましたが、これがスプリッターによって当たりを弱められ、痛恨のキャッチャー前ゴロでアウトに。
ドジャースは9回表に2点を奪い、3-0としてさらに安全圏に。
9回裏にはタナー・スコットがマウンドに上がり、2人のランナーを背負う危ない投球となりましたが、最後はジョシュ・ヤングの三塁線への当たりが奇跡的な軌道を描いて3Bゴロとなり、ゲームセット。
ドジャース投手陣がレンジャーズ打線に全く仕事をさせない一戦となりました。
リリーバーの差が出たとも言えるでしょう。
Gm2はドジャースが佐々木朗希投手、レンジャーズがネイサン・イオバルディが先発。Gm2も見ものですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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