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【MLB移籍For2019】ネルソン・クルーズのディールが決定!ツインズが重量打線に

ツインズ、HRバッターをゲット

現地2018年12月27日、ネルソン・クルーズのディールが決まりました。

表題の通りツインズです。

契約は1年1,400万ドル、2020年はクラブオプションで、ツインズが再契約したいとなった場合は1,200万ドル。バイアウト(途中解除でクルーズがもらえる違約金みたいなもの)は30万ドルという報道です。

背景

ネルソン・クルーズには複数のクラブが関心を寄せていて、特にレイズは力を入れておりました。レイズにとっては大本命だっただけに、ショックは大きそうです。

レイズに関してはそもそもどうしてC.J.クロンをDFAにしたのかがよくわからないのですが、とにかくネームバリューのある大砲は欲しかったようです。

まだわからないSEA-TBRのエンカーナシオン

レイズはエンカーナシオンにも手を出そうとしましたが、資金力の差でマリナーズのもとへ。ただ、エンカーナシオンをめぐるディールはマリナーズとレイズ間でまだなにかあるかもしれません。

そして今回、レイズがネルソン・クルーズを獲得出来なかったことが判明したため、ここで両者間でなにかが動くかもしれません。もっともエンカーナシオンがレイズへという可能性しかないのですが、要はレイズが誰を出すかということが大きなポイントです。

とんでもない手を使うのでしょうか?注目しておきたいです。年内最後か年明け早々の爆弾になるかもしれませんね。何も起こらなかったら、ごめんなさい。

昨今まれに見るとも言っていい好契約

下記にネルソン・クルーズのキャリアの詳細を記載しているのですが、2019年途中で39才になるベテランにしては、昨今まれに見るとも言っていい好契約となっています。

数年前なら$15Mは超えたと思いますが、ここ数年、特にベテランに対する契約がシビアなものになっております。

2018年で引退を表明したエイドリアン・ベルトレもこの状況を見て諦めたものと推測します。惜しいですよね。

ネルソン・クルーズが好契約を締結できた訳を見ていきたいと思います。

ネルソン・クルーズとは

略歴

ネルソン・クルーズは2019年7月に39才になるベテラン。ここ数年はDHがメインですが、本来は肩の強いライトです。ドミニカ共和国出身。今オフ、FAでした。

1998年2月にメッツとアマチュアFAで契約。

2000年8月にホルヘ・べランディアとのトレードでアスレチックスへ。

2004年12月にアスレチックスがキース・ジンターを獲得したトレードでブルワーズへ移籍。2005年(24才)にブルワーズでメジャーデビューを果たしております。

2006年、複数人が動くトレードでカルロス・リーとともにレンジャーズへ。レンジャーズには8シーズン在籍。ダルビッシュ投手のデビューイヤーの2012年はRFを守ってくれていましたね。

2013年終了時にFAとなり、2014年はオリオールズへ。2014年オフに再びFAとなり、2015年からマリナーズに。マリナーズには4年在籍。そして今回のFAでした。

スタッツ

ネルソン・クルーズのすごいところは成績が尻上がりによくなっているところですね。

通算はMLB14年で1,569試合に出場。打率.274、OBP .342、SLG .518、OPS.860。HRは360、RBIは1,011。

主な受賞歴やスタッツ
  • オールスター6度出場 (2009、2013-2015、 2017-2018)
  • ALCS MVP(2011 )
  • シルバースラッガー賞2度受賞 (2015:OF 、 2017:DH)
  • HRタイトル (2014)
  • RBI タイトル (2017)
  • 20HR以上のシーズン: 10! (2009-2018)
  • 30HR以上のシーズン: 6 (2009、2014-2018)
  • 40HR以上のシーズン: 3! (2014-2016)
  • 100 RBI以上のシーズン: 3 ! (2014、2016-2017)
2014年から増えたHR

面白いのは2014年(開幕時:33才)のシーズンからHR数がぐっと増えているところですね。2014年から2018年までは40-44-43-39-37本です。

この時期、なにかを掴みましたね。ちょうどデビューからちょうど10年で1年目のブルワーズ時代を除いて、以降はずっとア・リーグでしたから、投手の入れ替わりはあったとしても癖のデータベースも蓄積していった効果もあったのではと推測します。

2019年のプロジェクション(予測)

ネルソン・クルーズの2019年の予測成績はHR31、RBI 87 、打率.261、OBP .341、盗塁2。さすがに年齢の要素も考慮に入れていて今シーズンより下がっていますが、それでも30HRを見込まれているところはさすがだと思います。

ツインズ、強力打線に変貌

今回、ツインズがネルソン・クルーズを獲得したことでチームの攻撃力は格段にアップ。

しかも地味にいい選手を集めていたので、中地区を打撃で制するかもしれません。今オフに獲得した主なメジャー契約の選手がこちらです。

ツインズが獲得した主な選手

(現地2018年12月27日現在)。

  • ジョナサン・スコープ 2B /MIL 12月6日、1年
  • C.J.クロン 1B / TBR 11月26日、 TBRをDFA→MINがウェーバーで獲得
  • ロナルド・トレイエズ 3B / CHC (2018はNYYでプレー→後日指名の施主+金銭でカブスへ→FA→ツインズ契約) 12月6日、1年

そして強力な布陣を見ていただきたいと思います。

2019年のツインズの布陣

捕手
1B/DH

名前/年齢/右打席か左打席か/主なスタッツ

2B/3B/SS
OF

いかがでしょう。

ミゲル・サノとバイロン・バクストンの怪我が良好になれば安打量産系の選手とロングヒットを打てる選手がバランスよく配置されております。

しかも右打者が多いのが素晴らしいです。特にいいサウスポー投手をもつクラブはこの打線は嫌がるでしょうね。

あとは投手ですね。ホセ・ベリオスなどいいローテーションもいますので、昨シーズンERA 4.50でリーグ9位の投手陣がどこまで頑張るか。この後もFAを補充するか、テコ入れは必要かと思います。

素晴らしい攻撃力となったツインズ、ALセントラルで一歩リード。ホワイトソックスの購買欲に火をつけそうです。

お読みいただき、ありがとうございました。

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