スポンサーリンク

【ALDS2018】8回にC・セール投入!レッドソックスが2013年以来のALCSへ

いやー、面白いゲームでした。レッドソックス目線から言えば、ヒヤヒヤの辛勝でしたね。

現地2018年10月9日のALDS Game4のレッドソックス@ヤンキース戦は、終盤に双方のギリギリの攻防が見られ、最終回にあわや大逆転のピンチに見舞われながらも、レッドソックスが序盤に上げた4点を守りきり、4−3のスコアで勝利。見事ALCSへの進出を決めました!

R・ポーセロ、5回1失点

いささかレッドソックス目線での書き方になることはご容赦いただければと思います。

まず、レッドソックス先発のリック・ポーセロが見事にゲームを作ってくれました。

ポーセロはボールに動きがありハマると手がつけられないのですが、スピードがない分、一発を浴びるリスクもあります。その悪い方のポーセロが出てしまわないか、いささか心配していたのですが、それは杞憂でした。この日は5回を被安打4、失点1でうまくまとめてくれました。

サバシアが苦しいピッチング

出来の違いが出てしまったのがヤンキース先発のサバシア。ストライクコールをめぐって主審とも息が合わず、立ち上がりから不安定なピッチング。

初回の満塁のピンチでは、キンスラーに大きなLFフライを打たれましたが、下手をすると満塁HRになっていたかもしれない大きな当たりで、球威、コントロールとも今ひとつという印象を与えました。

そして、3回に死球とシングルが絡み満塁となり、犠牲フライと2本の長短打で3失点。サバシアは3回、3失点で降板となりました。

レッドソックスは4回表に9番Cのクリスチャン・バスケスにソロHRが飛び出し、4−0とリード。序盤で差を広げることが出来たという理想的な展開でした。

ヤンキースは5回裏に打線がつながり、ガードナーの犠牲フライで1点を返し、4-1に。

バーンズ、ブレイジアが完璧リレー

その後はヤンキース、レッドソックスともブルペンが好投。ヤンキースのD・ロバートソンが1回2/3をヒットレス投球、さらにD・ベタンセスも8回の満塁のピンチを切り抜け流れを引き寄せる投球を見せれば、レッドソックスのブルペンも6回のマット・バーンズ、7回のライアン・ブレイジアがパーフェクト・リレーを披露。互いにゲームの流れを渡しませんでした。

そして、A・コーラ監督が1つの決断を下します。

「もうGame5は戦わない」

8回にC・セール投入

レッドソックス・ベンチは双方への意思を示すように8回裏にエース、クリス・セールを投入。この采配はかなりしびれました。寝た子を起こすリスクもあるものの、気合を入れ直す上では必要な采配であったと思います。

C・セールは期待に応え、8回をパーフェクトに抑え、C・キンブレルに最後を託しました。レッドソックスブルペンの6回、7回、8回の3イニング・ヒットレス投球は素晴らしかったです。まさにアルティメット・セットアップ。

レッドソックスの9回の攻撃はA・チャップマンに3人で片付けられ、いよいよ9回裏に。

キンブレル、大ピンチを迎える

レッドソックスが4−1で3点リードをして迎えた9回裏でしたが、ヤンキースはやはりすんなりとは終わらせてくれませんでした。負けたら終わりという点では夏の選手権の最終回の攻撃を彷彿とさせるものがありました。

その模様です。

  • 先頭のA・ジャッジが四球で出塁。
  • 次打者のD・グレゴリアスは1、2塁間を抜くライト前ヒット。
  • G・スタントンは三振で1アウト
  • L・ボイトが四球(満塁)。代走にA・エチェバリア
  • N・ウォーカーが死球で押出し。(BOS 4-2 NYY)
  • G・サンチェスがLFへ大飛球の犠牲フライ(BOS 4-3 NYY) 2アウト
  • G・トーレスが3Bゴロ。E・ヌニェスS・ピアースの好守備でアウト。ゲームセット

ノーアウトでランナー1、2塁になった時は1発で同点の場面ですから、これはまずいなと思いました。しかもジャンカルロ・スタントンが打席です。

ただ、後でVTRを見ると、ジャンカルロは外の変化球にまったく合っていなかったので、Cのバスケスはリードしやすかったと思われます。

嫌だったのがN・ウォーカーでした。この日も1本打っていましたし、左打席でキンブレルのボールが見やすいからです。スライダーが引っかかってHBPになったのは1点は与えたものの幸いだったかもしれません。

G・サンチェスの大飛球は危なかったですね。

最後はチャレンジ判定となりましたが、4−3でレッドソックスが勝利。ALCSへの切符を手に入れたというゲームでした。

レッドソックスはGame3とGame4の2試合でA・ジャッジをたった1安打に抑えたのは大きかったと思います。

そして、2017年オフにSFGから獲得したE・ヌニェス、今トレードデッドラインでTORから獲得したS・ピアース、よくぞこの2人を補強していたと思います。GMの慧眼です。

お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2026FA】ブレーブスがパドレスからFAのロベルト・スアレスと3年/45Mドルでサイン
【MLB2026FA】オリオールズがまた攻勢!ピート・アロンゾと5年/155Mドルで合意!
【MLB2025WM】ドラフト・ロッタリーはホワイトソックスが2026年ドラフトのNO.1ピックをゲット!
【MLB2026FA】注目のカイル・シュワーバーはフィリーズと再契約!5年/150Mドル保証
【MLB2026FA】ドジャースがクローザーを獲得。メッツからFAのエドウィン・ディアスと3年/69Mドルで合意
【MLB2026FA】Dバックス、マイケル・ソロカと1年/7.5Mドルで合意へ
【MLB2026】ロッキーズがフロントを刷新!編成トップはNFLから復帰のP・デポデスタ!新GMはドジャース幹部のJ・バーンズ
【MLB2026FA】レイズがセドリック・マリンズと1年契約で合意したディールについて(追記あり)
【MLBトレード2026】レッドソックスがまたも先発を補強!パイレーツからヨハン・オビエドを獲得!
【MLB2026FA】横浜のアンソニー・ケイがホワイトソックスと2年/12Mドルで合意
【MLB2026FA】ドジャース、ワールドシリーズ連覇の打のヒーロー、ミゲル・ロハスと再契約
【MLB2026FA】大人気のコディー・ポンスはブルージェイズと3年/30Mドルで合意 
【MLB2026FA】メッツ、”エアー・ベンダー”ことデビン・ウィリアムスと3年/51Mドルで合意へ
【MLB2026】レイズ、前オリオールズ監督のブランドン・ハイドをBOのシニアアドバイザーに採用
【MLB2026FA】オリオールズ、クローザーのライアン・ヘルスリーと2年契約で合意
【MLB2026噂】2年連続サイ・ヤング賞のタリク・スクーバル(DET)はトレードされるのか?
【MLB2026FA】ブルージェイズ、ディラン・シーズと7年/210Mドルで合意!ボー・ビシェットの動向は?
【MLB2026】岡本和真、今井達也、髙橋光成のMLB手続きと動向について
【MLB移籍2026】レッドソックス、カージナルスからソニー・グレイをトレードで獲得
【MLB2026】レンジャーズとメッツが大型トレードを実施。マーカス・セミエンとブランドン・ニモがスワップ
【MLB2026FA】カブスがゲーム終盤のブルペンを補強。フィル・メイトンと2年契約で合意
【MLB2025-26】ノンテンダー・デッドラインが到来!レンジャーズがA・ガルシアとJ・ハイムにノンテンダー
【MLBトレード2026】ブレーブスがアストロズからマウリシオ・ドゥバンを獲得!ニック・アレンがアストロズへ
【MLB2026FA】ブレーブス、早くもクローザーを決定!ライセル・イグレシアスと1年/16Mドルで再契約
【MLBトレード2026】お馴染みのテイラー・ウォードがオリオールズへ!LAAはグレイソン・ロドリゲスを獲得!
【MLB2026FA】クオリファイング・オファー(QO)の期限が到来!今永、B・ウッドラフらが4名が受諾
【MLB2026FA】マリナーズ、1Bのジョシュ・ネイラーと再契約へ!期間は5年(追記あり)
【MLBアウォード2025】ア・リーグのMVPはアーロン・ジャッジが受賞!カル・ロリーは僅差で及ばず
【MLBアウォード2025】大谷、ナ・リーグのMVPに輝く!NLでは2年連続、個人では3年連続4度目の受賞に(いずれも満票)!
【MLBアウォード2025】サイ・ヤング賞はタリク・スクーバル(AL)とポール・スキーンズ(NL)が受賞
タイトルとURLをコピーしました