スポンサーリンク

【MLB2022】レッドソックスがジャッキー・ブラッドリー・Jr.をリリース(追記あり)

打撃で苦戦していたジャッキー

 現地2022年8月4日午後、レッドソックスはOFのジャッキー・ブラッドリー・Jr.(Jackie Bradley Jr.)をリリースしたと発表しました。

 同日朝、レッドソックスはジャッキーをDFAに。そして午後になりリリースの発表となりました。ジャッキーの場合はMLSが7.140(2020年1月)。よって、まだ10-5ルール(MLBに10年在籍、5年連続で同じチームに在籍)は適用されませんが、マイナー拒否ゆえにリリース→FAという形になったと思われます。

レンフローとのトレードで復帰

 ジャッキーは現地2021年12月1日、旧CBAのギリギリの期限でブルワーズからレッドソックスへ移籍。ハンター・レンフローとのトレードでした。

 今季、RFの打撃に苦しんでいるレッドソックス。まさにハンター・レンフローを出したことによる影響でした。それをジャッキーがカバーできれば言うことはなかったのですが、もともと打撃はあまり信頼できなかったジャッキーゆえにこのトレードはそもそも無理があったのかもしれませんね。ジャッキーのDRS(Defensive Runs Saved)はとんでもない威力があるだけに、これを活かせる打撃成績がついてこなかったのは残念でなりません。

ジャッキーの契約 

 ジャッキー・ブラッドリー・Jr.は現地2021年3月5日にブルワーズと2年/$24M (2021-22)でサイン。以下の条件がついていました。

  • 2022年は$9.5Mのプレーヤーオプションでバイアウトは$6.5M。→行使済み
  • 2023年は$12Mのミューチュアルオプションでバイアウトはなんと$8M

 ブルワーズがなんとか単価をさげようとした努力した契約内容で、期間は今季で終了なのですが、2023年はミューチュアル・オプションがついていて、バイアウトがなんと$8M。

 契約が残っている間のリリースなので、レッドソックスが2022年のサラリー$9.5Mの残額も払います。また、来季は当然契約しないので、バイアウトも発生するという内容です。ジャッキー、なかなかの置き土産を置いてくれました。

 今後、ジャッキーが他クラブと契約する際は、新しいクラブはメジャー最低年俸の$0.7Mの日割りでOKということに。

トミー・ファムの加入

 このトレードデッドラインでレッドソックスはレッズからトミー・ファムを獲得。ファムをRFで起用するのかと思いきや、LFのベルドゥーゴをRFにシフト。ファムはどうやらLFの方が得意なようで、ベルドゥーゴとはかぶってまうところでしたが、ベルドゥーゴの器用さに助けられ、なんとかRFスポットを埋めました。

 しかし、これにより、ジャッキーの居場所が無くなったということに。OFは打撃が優先のため、今季.210の打率のジャッキーの場合、致し方ないところでした。

ジャッキー、これでBOSTONともお別れ 

 2018年のレッドソックスのワールドシリーズ・チャンプに守備、攻撃の両面で大きく貢献してくれたジャッキー・ブラッドリー・Jr.。

 今回のリリースでレッドソックスとはお別れということに。非常に残念ではあります。

 ゲーム前、ベンチから野球少年のようにフィールドに飛び出して行くJBJの姿はとても好感が持てました。いい所属先が見つかることを祈るばかりです。

追記:JBJ、トロントへ

 現地2022年8月9日の情報では、ジャッキーはブルージェイズとサインする見込みです。こちらはまだオフィシャルにはなっていませんが、まさかの同地区への移籍ということになりそうです。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025】デビュー待ち!レッドソックスのローマン・アンソニーが497 ft (150m)の超特大GSを放つ!
【MLB2025】鈴木誠也が15号/16号の2本塁打!カブスはPCAにも一発が出てタイガースに勝利
【MLB2025】Dバックスのコービン・バーンズがトミー・ジョン手術へ
【MLB2025】Dバックスが敗戦確率99.9%からの大逆転!9回に6点差をひっくり返しATLに勝利
【MLB2025】パドレス、負けゲームをひっくり返す!9回に同点に追いつき、延長で勝利
【MLB2025】激アツ!パドレスが延長の末、1-0でジャイアンツを下す!最後はホセ・イグレシアスが決める!
【MLB2025】大谷が23号HR!さらに土壇場であわやHRかという大きな犠牲フライを放つも、ドジャースは延長戦で敗れる
【MLB2025】ドジャース、ライアン・ヤーブローの軟投に大苦戦!山本は今季初の早期降板
【MLB2025】DET-KCで壮絶な投手戦!マイケル・ワカとタリク・スクーバルがともに譲らず!(追記あり)
【MLB2025】ドジャース、18-2でヤンキースに大勝!大谷は2安打、ジャッジは2HR(21号)
【MLB2025】ジャッジの狼煙の一発に対し、大谷が2発で応酬!WSリマッチはドジャースが先勝!
【MLB移籍2025】ドジャースがトレードでレッズからアレクシス・ディアスを獲得
【MLB2025】カブス、鈴木誠也とPCAがRBIランクNO.1、2を争う
【MLB2025】大谷がMLB1番乗りの20号!ドジャースはコンフォート、マンシーにもHRが出て連勝
【MLB2025】山本がCLE戦で安定の投球!6勝目をマーク!大谷もリードオフHR(19号)で支援!
【MLB2025】122.9mph!パイレーツのオニール・クルーズがミサイルHRを放つ!
【MLB2025】レッドソックスのマーセロ・マイヤーがメジャーデビュー!Gm1ではデバースがサヨナラ安打!(追記あり)
【MLB2025】アクーニャが復帰戦で躍動!しかし、ブレーブスはチャンスで逆走!?して敗戦
【MLB2025】開幕から50試合!タイガースが33勝でMLBベスト!2006年以来の好成績
【MLB2025】山本が6回までノーヒッター!ドジャース、連敗を4でストップ(2025/5/20)
【MLB2025】千賀、ピート・アロンゾの「出来たぞ」というアピールに和む(NYM@BOS戦)
【MLB2025】大谷に17号が出るも、ドジャースはDバックスに完敗で4連敗!B・ファートは7勝目
【MLB2025】ドジャースがベテラン・ユーティリティーのクリス・テイラーを解雇へ
【MLB2025】強烈!ブルワーズのプロスペクト、ジェイコブ・ミズロウスキーがマイナーで103 mphを記録!
【MLB2025】大谷が16号!しかし、ドジャースはジャック・コハノウィッツに苦戦して敗戦
【MLB2025】大谷、ボブルヘッドデーで14号・15号のマルチHR!D・ラッシングもメジャー・デビュー!
【MLB2025】ドジャース、オースティン・バーンズをDFAに!プロスペクトのD・ラッシングをコールアップ
【MLB INJURY 2025】球速ダウンが目立った佐々木投手がIL入り!ドジャースはカーショウを上げる予定
【MLB2025】エバン・ロンゴリアが引退!レイズはセレモニーのため1日契約へ
【MLB2025】ルーカス・ジオリトが604日ぶりの勝利投手に!W・アブレイユ、R・デバースもHRで援護!
タイトルとURLをコピーしました