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【MLB2021FA】レッドソックス、エンリケ・ヘルナンデスと2年で合意!

久々に決まったBOSTONのディール

 現地2021年1月22日、ボストン・レッドソックスが久々にディールを決めました。ドジャースからFAとなっていたユーティリティーのエンリケ・ヘルナンデス(Kiké Hernández/29才/右投げ右打ち)と2年で合意です。

 マット・アンドリーズとハンター・レンフローのディールが決まったのが2020年12月のことなのですが、もう遠い昔に感じてしまうほどようやく決まったディールでした。

契約内容

  • 2年/$14M(2021-2022)

 現時点で判明している内容は2年総額$14Mのみです。支払いに関しては一部繰延払いが採用される見込みです。贅沢税上の計算はAAV(Annual Average Value)ですから$7Mですね。

2Bスポットでライティー

 ユーティリティー・マンのエンリケ・ヘルナンデスですが、キャリア上、最も守ったポジションは2B。ダスティン・ペドロイアの離脱以降、レッドソックスにとって安定感のないポジションが2Bであったがゆえに、今回はそこを補強した形となりました。

 2Bだけで考えるなら、カージナルスからオプションを行使されずFAとなったコルテン・ウォンもありか?と思っていましたが、彼は左打者。すでにラファエル・デバース、アレックス・ベルドゥーゴ、そして移籍の噂のあるアンドリュー・ベニンテンディがレフティーのため、そのバランスも考慮したと思われます。

OFでの起用も

 レギュラーシーズンで捕手以外はすべてこなしたことのあるエンリケ・ヘルナンデスゆえ、OFでの起用も可。若手内野手のマイケル・チャビス、ボビー・ダルベックの成長も考えた場合、そのようなオプション的な起用もありでしょう。

1Bは?

 ちなみに1Bのポジションですが、今のところボビー・ダルベック、マイケル・チャビスの2人が候補となっています。

BOSTONの贅沢税

 現時点でレッドソックスの2021年の40manロスターのサラリー総額は$186.2M。これはエンリケ・ヘルナンデスの$7Mも加算しての計算で、サラリーの上位17名のみの合算です。

 これに加えてMLS3年未満の約25名ほどが加算されますから、それがざっと$12Mから$15Mの間になるかと。そうすると、$210Mの基準額に対して残りのスペースは$10Mほどということに。

 ハイム・ブルームが思うように動けないところがここですね。

ペドロイアの契約

 レッドソックスの2Bと言えば、ダスティン・ペドロイアでしたが、2018年が3試合、2019年が6試合のみの出場に終わっています。本人は膝の手術をしなければよかったと語ったという報道も見たことがあります。

 そのペドロイアの契約は2021年がファイナルです。

【ペドロイアの契約】

  • 8年/$110M (2014-21)
  • 2013年7月にエクステンション

 2021年の支払いは$12Mですが、贅沢税上はAAVですから、$13.75M。ペドロイアには申し訳ないんですが、この負担が大きいですね。

 今後の補強ですが、贅沢税のことを考えると、それほど多くは割けない模様です。コーリー・クルーバーを逃したのはそのような事情もあったでしょう。

エンリケ・ヘルナンデスとは

 エンリケ・ヘルナンデスは1991年8月24日生まれの29才。プエルトリコ出身です。なお、復帰したアレックス・コーラ監督がプエルトリコ出身ですので、レッドソックスにはプエルトリコの選手が集まる傾向が。

 ドラフトは2009年のアストロズの6巡目指名。ちなみに新人ドラフトであるルール4は、対象選手として「USA、カナダ、米領プエルトリコ在住」という規定があるので、プエルトリコの選手も指名されます。

 デビューは2014年。しかし、その年のトレードデッドラインで移籍。アストロズがジェイク・マリスニックらを獲得したトレードの交換要員としてマーリンズに移籍しました。

 2014年11月、ドジャースとマーリンズ間で行われたトレードでドジャースに移籍。この時はディー・ゴードンがマーリンズに移籍しました。

 以降はドジャースで6シーズン、プレーしました。

2020年の成績

 2020年は60試合中、48試合に出場。打率.230、OBP .270、SLG .410、HR 5、RBI 20。

 打率はそれほど高くないので、.250台が出れば御の字というくらいに見ておいた方がよさそうです。ただ、非常に勝負強いのが魅力ではあります。

ニックネームの「キケ」

 ブロードキャストによっては打席のテロップでニックネームの「キケ・ヘルナンデス(Kiké Hernández)」と記載されたりしますが、「キケ」というのはユダヤ人の蔑称でもあることから、記載する場合はそうではないという意味も込めて、Eの上にアポストロフィがつけられるようになりました。ちなみに蔑称の方の発音は「カイク」です。音がぜんぜん違いますね。

 2021年はこの流れから行くと、メディアではエンリケのみで呼ばれるようになると思われます。ちなみに本人はキケはスペイン語だから、問題ないと思うよとコメント。

 そもそもなぜ「キケ」なのか?「キケ」はエンリケという名前の人が通常つけられるニックネームで、ニコラスのことをニックと呼ぶのと同じようなものなのだそうです。

 エンリケ・ヘルナンデスのフェンウェイでの活躍が見たいですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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