2025年勝率NO.1のブルワーズが開幕
現地2026年3月27日、2025年に97勝65敗でMLBのレギュラーシーズンNO.1の勝率を記録したミルウォーキー・ブルワーズが地元アメリカン・ファミリー・フィールドでホワイトソックスを迎えて開幕戦を戦いました。
このゲームはNPBからポスティングで移籍したホワイトソックスの村上選手のデビュー戦でもありましたが、ゲームはブルワーズが圧倒しました。
開幕投手に抜擢されたミズロウスキー
ブルワーズの開幕投手は2025年にセンセーショナルなデビューを飾った怪物、ジェイコブ・ミズロウスキー(Jacob Misiorowski)。
2025年6月12日にデビューした怪物右腕は計15試合に先発し、その100mphを優に超えるファストボールで三振の山を築きました。2025年のSOレートはなんと31.9%を記録。ただ、シーズン終盤はやや苦戦し、2連敗でシーズンを終えました。
ミズロウスキーの将来を何より一番に考えたいブルワーズはあえてのペース・ダウンを選択。
ポストシーズンではブルペンのエースとして起用され、結果を残しました。
このような経緯もあり、ブルワーズは本来ならミズロウスキーを温存したかったのですが、今オフは2025年のローテーションNO.1のフレディー・ペラルタをメッツへトレード。これはいつものサラリーアップを避けての編成の決断。
となると、2025年にようやく実力を発揮して13勝をマークしたクイン・プリースターを起用させたかったのですが、プリースターは右胸郭出口症候群で開幕はIL。さらに、ベテランの域に達している右腕のブランドン・ウッドラフも2023年10月に右肩を手術した影響でまだ投球数を増やすには時間が必要だと判断。
ブルワーズはジェイコブ・ミズロウスキーをクラブ史上3番目に若い開幕投手として起用したのでした。
ミズロウスキー、三振の山を築く
そのミズロウスキーは、立ち上がりにホワイトソックスのリードオフの2B、チェイス・メイドロスにリードオフHRを浴びるという予想外の展開に。ただ、試合後にブルワーズのパット・マーフィー監督は「時には、顔面を殴られるような思いをしないと、反撃できないものだ」と語ったようにそれ以降のミズロウスキーは三振を量産して行きました。
初回は三者連続三振。その後、4回表のマウンドを終えてなんと10奪三振!
ミズロウスキーは5回表にも1奪三振を記録し、5回で降板。5イニングで94球を投げ、被安打2、失点1、ER 1、BB 3、SO 11、HR 1を記録しました。
クラブ・レコード
ミズロウスキーの開幕戦11奪三振はクラブ・レコード。これまでは2002年にベン・シーツが樹立し、その後2024年と2025年にフレディ・ペラルタが記録した8が最高でしたので、大幅に更新です。
ブルワーズ投手陣がMLBレコード・タイの20K
さて、このゲームで三振を築いたのはミズロウスキーだけではありません。アーロン・アシュビーが2奪三振、グラント・アンダーソンが1奪三振、DL・ホールが3奪三振そして最後はジェイク・ウッドフォードが3奪三振を記録。ブルワーズの投手陣はなんとこの日、計20奪三振を記録しました。
これは、少なくとも1900年以降の9イニング制の試合におけるメジャーリーグ最多奪三振記録に並ぶものです。
これまでは9回までは20個が最多。ロジャー・クレメンス(1986, 1996)、ケリー・ウッド(1998)、マックス・シャーザー(2016)、ランディー・ジョンソン(2001)が樹立。
なお、イニング数に関係なく1試合で最も多く三振を奪ったのは、トム・チェニーで1962に21個が記録。ただ、チェニーは16イニングでの達成でした。
ブルワーズ、14-2で大勝
ミズロウスキーの立ち上がりの3者連続三振から勢いがついたブルワーズは打線の方も2回裏にウィリアム・コントレラスの走者一掃のダブルでリードを奪い、サル・フレリックとジェイク・バウアーズのHRなどで1999年以来となる開幕戦での2桁得点を達成。開幕戦の得点のクラブ・レコードまであと1点に迫る猛攻を見せました。
村上とミズロウスキー
この試合、ホワイトソックスは村上選手を6番1Bで起用。2回表の第1打席は四球、4回表の第2打席も四球で残念ながら、メジャーの100mph右腕への対応はきちんと見ることは出来ませんでした。
7回表、グラント・アンダーソンとの対戦は92.1 mphの4シームを1Bゴロ。9回表のジェイク・ウッドフォードからは代わりばなに90.5 mphのカットボールに対応し、RFへソロHRを放ちました。メジャー初HRですね。おめでとうございます。
これから95mphほどの投手との対戦が楽しみでもあります。
ブルワーズ、まずは盤石な強さを発揮して開幕戦に勝利。打線も変わりましたが、今季もまたしぶとく上位に食い込みそうです。
お読みいただき、ありがとうございました。





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