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【MLB2026FA】レイズがセドリック・マリンズと1年契約で合意したディールについて(追記あり)

レイズ、ベテランOFとサインへ

 現地2025年12月3日のこととなりますが、タンパベイ・レイズはかつて地区ライバルのオリオールズに在籍し、メッツからFAとなっていたOFのセドリック・マリンズ(Cedric Mullins)と1年契約で合意しました。

 レイズは地元の不動産デベロッパーが新オーナーとなり、2024年にハリケーン「ミルトン」で破壊されたホームのトロピカーナ・フィールドも修繕の大きな部分が完了し、後は細かい手直しが施されるのみで、2026年の開幕に備えて着々と体制を整えつつあります。

 2025年5月にオリオールズの監督を解任されたブランドン・ハイドをベースボール・オペレーションの要職に迎え、メジャーのフィールドへさらなる逸材を送り込むための人的な体制も変えました。

 そんな中、セドリック・マリンズと合意です。

契約内容

 現時点でのレイズとセドリック・マリンズとの契約はご覧の通り。

  • 1 年/$7M (2026)

 まだ細かい内容が追加されるかもしれませんが、相場かなというところです。

 なお、現時点ではまだオフィシャルにはなっていませんが、40manロスターをフルにしているため、セドリック・マリンズのためにロスターを空けなければなりません。

追記:オフィシャルに

 現地2025年12月6日、このディールはオフィシャルとなりました。レイズはヨニエル・クレート(Yoniel Curet)をDFAとしてそのスペースを明けました。

セドリック・マリンズとは

 1994年10月1日生まれのセドリック・マリンズは31歳。ここ数シーズンはオリオールズでプレーし、パワー、スピード、そして質の高い守備を備えた万能なCFとして良い活躍をしてきました。

 もともとは2015年のアマチュア・ドラフトでオリオールズから13巡目で指名されてプロ入り。メジャーに上がったのは2018年で23歳の時です。

 2019年はマイナーとメジャーで往復し、短縮シーズンとなった2020年に60試合中、48試合に出場し、.271/ .315/.407、OPS .723をマーク。ここでレギュラーの座を掴みました。

素晴らしかった2021年

 なにより素晴らしかったのは2021シーズン。セドリック・マリンズは大ブレイクを果たし、30本塁打、30盗塁を記録。OFの守備でも際立ちました。このシーズンは.291/.360/.518をマーク。wRC+は136!

 ただ、このシーズンはオリオールズにとってはまだ悪夢の期間。ブランドン・ハイド体制になってからまだ結果のでなかった時代でもあります。

 セドリック・マリンズは2022年には.258/.318/.403、OPS .721、HR 16、RBI 64。このシーズンからオリオールズは光明が差し出しました。そして、2023年、オリオールズは101勝をマークし、ALイーストを制覇したのでした。

 2023年のセドリック・マリンズは.233/.305/.416、OPS .721、HR 15、RBI 74。

 2024年は.233/.305/.416、OPS .721で盗塁は再び32を数えました。

 しかし、2025年のセドリック・マリンズはデビュー以来最悪のシーズンに。

2025年、悪かったセドリック・マリンズ

 セドリック・マリンズがやや疑われているところがあるのが、あの2021年の成績が何だったのか?ということ。

 2021年の成績が本来の力であったというよりは、むしろ突然変異的にこのシーズンだけが良かったのではないか?ということ。

 実際、2022年以降のシーズンは上述の通り、.235-250をウロウロしている状態です。過去4シーズンのHR数は15本〜18本。

 その上で2025年シーズンの成績です。4月末時点ではHR 6、BA.278、OBP.412、SLG .515、wRC+は163を記録し、かなり好調な出だし。さすがに2025シーズンが終了後にFA資格に到達する選手という感じに。

 しかし、好調は長くは続かず、そして挽回することさえ出来ませんでした。5月1日からシーズン終了までの打率は.198。OBP.263、SLG.355という惨憺たる数字に。

 トレード・デッドラインではメッツに移籍しましたが、その後も復調の糸口をつかめずにシーズンを終了。

 2025年は打率.216、OBP.299、SLG.391で wRC+94。最悪な状態でFA市場に参入したことになりました。守備の方も安定感に欠けるようになってきています。

レイズはOFが補強ポイント

 これらの傾向により、マリンズの市場での価値は下落しましたが、レイズにとってはOFは補強ポイントでもあり、マリンズの不調はサラリーを抑えられる材料にもなり、割とマッチ度は高かったかもしれません。

  2025年シーズン、レイズはOFにクリストファー・モレル、チャンドラー・シンプソン、ジョシュ・ロウら中心に起用。彼らは概ね100試合強でPAは300から440というところで、当然規定打席には到達していません。ほかにジェイク・マンガム、キャメロン・ミスナーらも起用されましたが、PAは100打席未満。

 クリストファー・モレルはノンテンダーFAとなり、キャメロン・ミスナーはDFAとなってすでにロイヤルズにトレードされました。

 セドリック・マリンズは低調な傾向にあるものの、現状のOFのラインナップから考えるとプラスと判断したのでしょう。

 セドリック・マリンズが本来の調子を取り戻し、CFとして機能すれば良いですね。

 今回のディールはブランドン・ハイド加入の影響もあるかもしれませんね。セドリック・マリンズはハイド時代に台頭した選手なので。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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