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【MLB2025】ヤンキースがフェイシャル・ヘアー・ポリシー(主にヒゲ)を変更!デビン・ウィリアムスがどこまで伸ばすかが注目

約50年続いた伝統のポリシー

 MLBはスプリング・トレーニングのゲームがフロリダ、アリゾナで開幕し、今オフにメッツと目がディールを交わしたフアン・ソトが早速、HRを放つなど2025年の本格的なベースボール・シーズンの始まりを感じさせていますが、そんな中、大きな話題を提供してくれているのが、ニューヨーク・ヤンキース。

 現地2025年2月21日、ゼネラルパートナーのハル・スタインブレナー氏が、選手とユニフォームを着たコーチは「整った」ひげを維持するのであれば許されるようになった( “well-groomed” beards)と発表。長年にわたるフェイシャル・ヘア・ポリシーが変更されました。

これまでの基準

 これまでのヤンキースは、選手とコーチは口ひげしか生やすことが出来ず、それ以外はひげを剃ることが義務づけられていました。

 筆者などはヤンキースは全面的にヒゲが禁止だと思い込んでいたのですが、ネスター・コルテスやマット・カーペンターの顔を見て、「あれ!?」と思ったことがあります。下記の埋め込みは参考画像。どうやら鼻の下の口ひげだけは許されていたのですね。

 この方針は、ジョージ・スタインブレナー前オーナーが1976年に制定したもので、彼の軍人としての経歴と、チームの規律ある身だしなみへの信念に触発されたものでした。

 ゆえにヤンキース移籍後は「誰?」というくらいに人相が変わる選手が多数おりました。直近ではレッドソックスから移籍したアレックス・ベルドゥーゴや、2021年のルーグネッド・オドーアの変化はインパクトがありました。

 今回の変更は、現役選手や元選手との広範な話し合いの末に行われたもので、若い世代におけるひげに関する文化的規範の変化を反映したものとなりました。

変更のキーポイント

 新しいフェイシャル・ヘア・ポリシーの主なポイントはこれです。

  • Beards Allowed(アゴヒゲの許容):選手は、手入れが行き届いていれば、アゴヒゲを生やすことができる。

背景と理由

 ハル・スタインブレナー氏が語った変更の背景や理由は、以前のポリシーは厳しい身だしなみ基準のためにヤンキースへの入団を躊躇させるケースがあり、そこを変えない限り選手は集まらないぞというという批判にも直面していたと。、以前のポリシーが選手獲得に支障をきたしていたということですね。

プロスポーツ界の傾向

 プロスポーツ界はより緩やかな外見基準へと向かう傾向があります。

 もうプロスポーツ界ではヒゲはもとよりタトゥーもすごいですね。MLBでも投手がタトゥーを入れた前腕部を堂々と出して投げていますし、打者も同様です。タトゥーは良くてあごひげはだめというのもよくわからないところではあります。

 昔の一部のやーさんのように半袖から隠れるところに入れるという発想などはなく、むしろ「見て!」というくらいに露見させているのはMLBの選手だけでなく、スポーツや音楽など色々な業界の人がそうしております。見る方も好き嫌いを選べませんから、「ああ、入れてんのか」くらいになっております。

 筆者は「痛い思いをするのに根性があるな」くらいに流すことにしています。年を取って死ぬ間際の墨は絵がかなり崩れるとは思いますが。

デビン・ウィリアムスのヒゲの動向に注目

 さて、今回のポリシー変更には新リリーバーのデビン・ウィリアムスも頑張ったようです。スタインブレナー氏、ブライアン・キャッシュマン氏と面談し、クラブのルールについて話し合い、方針変更を促したとのこと。

 デビン・ウィリアムスはブルワーズでの6シーズンではアゴヒゲを生やし、今春のタンパでのヤンキースのキャンプにもひげを生やしたまま登場。

 ただ、ピッチャー&キャッチャーの最初のワークアウト・デーにはポリシーに従い、しぶしぶひげを剃って参加しました。

 今後、デビン・ウィリアムスは一旦剃ったヒゲを伸ばし直すつもりのようですが、どれくらい伸ばせるのか、彼のヒゲの範囲および長さが今後の同クラブの修正ポリシーの具体的な基準になる模様です。まるで校則がどれだけ許されるのかそのラインを凌ぎ合う高校生のようで面白いです。

 なお、デビン・ウィリアムスは、ヤンキースとのトレードが決まった後、1月初めに調停を避けて2025年のサラリーを決めましたが、その際もフェイシャル・ヘアー・ポリシーも含めて合意したことを認めています。

 現時点でMLS 5.056の新リリーバーは2025シーズン終了後にFA資格を得ます。キャリア通算のERAが1.83、SO9が14.3、セーブ数68の彼を来年以降もヤンキースがキープできるかどうかはサラリーも含めてこのポリシーの許容範囲も重要な要素になりそうです。

 まあ、これくらいにはならないでしょう(ルーカス・ジオリト)。

 特に若い選手はヒゲを生やすことで、実年齢よりもベテラン感を出すことができるので、そうすることが多いと思います。幼く見えるのを防ぎたいからヒゲを生やすというのは昔からある発想ではあります。

伝統を守るジャッジ

 一方でこのような選手もおります。ヤンキースのキャプテン、アーロン・ジャッジです。彼はアゴヒゲも髪も伸ばすつもりはありません。

 ジャッジは「この組織にドラフトされたので、ドラフトされた2013年から髭を剃っている」と。

 「これが僕が知っていることであり、慣れていることなんだ。建物を見渡しても過去のレジェンドやここでプレーした人たちの古い写真を見ても、彼らはみんなそのルールを守っていた。

 さらにジャッジは「襟より下の髪(長髪)は禁止」といったルールを守ることは、規律とヤンキースのスタンダードを維持するために重要なことだとスタインブレナーに話したとも。これは好感を持つ人も多いのではないかと思います。伝統を守るというのも尊い姿です。

 ヤンキースの場合は、チーム離脱後にのびのびと活躍する選手が多いことも考えるポイントではないかとも思います。ソニー・グレイなどは典型的ですね。

 ポリシー変更でどこまで選手が集まるのか?は定かではありません。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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