レッドソックスは9連勝!
同地区ライバルのレイズと前半戦最後のシリーズを戦っているレッドソックス。
現地2025年7月12日(土)で前半戦残り2試合です。このゲーム前まで内容も良い8連勝を達成している勢いそのままにこの日はギャレット・クロシェのローテーション。エースの登板で9連勝を目指しました。
一方、レイズの先発は今季すでに8勝をマークしているシェーン・バズ。シェーン・マクラナハンが離脱している中、レイズのローテーションをリードいる頼もしい存在。
そんなエース同士の投げ合い・・・と来ればやはり投手戦です。
試合時間は2時間8分
先に試合時間のことを書いておきますと、両先発ともに試合前の下馬評通りに高品質な投球を展開。いい投手同士が投げ合うと試合時間は短くなりがちですが、このゲームもその流れとなり、試合時間はなんと2時間8分!
下手をすると1時間台になりかねなかったほど非常にテンポの良いゲームとなりました。これはもうもはや日本の高校野球並みの試合時間です。
ブレグマンは休み
この日、レッドソックスは打順を変えてきました。アレックス・ブレグマンがベンチ。好調のセダン・ラファエラはそのユーティリティー能力を買われて2Bでしかも2番で出場。LFにはローマン・アンソニーが入り3番、RFにはウィリャー・アブレイユ、3Bにはマーセロ・マイヤー、1Bはエイブラハム・トロ、そしてDHには吉田選手です。
クロシェ、100球で完封
レイズはギャレット・クロシェの調子を掴むように1回表からファストボールに積極的に手を出すも三者凡退。明らかに2巡目、3巡目に照準を合わせているように思えました。クロシェは3回までは被安打1と上々の滑り出しを見せました。
6回にはホーム生還を許さず
4回からの2巡目も順調に打ち取って行ったクロシェは6回に突入。2巡目の下位打線から始まり、ヤンディー・ディアスで3巡目に入るターンです。ここでクロシェはこのゲーム最大のピンチを迎えます。
レイズは1アウトからテイラー・ウォールズがアウトコースへのシンカーに対応。RF前シングルを放ちます。さらに1番のヤンディー・ディアスはカット・ボールがやや甘く入ったところをCF前に弾き返し、これで1塁ランナーのテイラー・ウォールズが3塁へ進塁して1アウト1、3塁とします。
ここでレイズは2番のキム・ハソンにセーフティー・スクイズ。3塁ランナーのウォールズはクロシェが左ピッチャーだったがゆえにもっと離塁してもよかったと思いますが、離塁が少なかったです。ゆえにこれはサインだったのか、今ひとつよくわからないプレーでした。
転がってからスタートしたウォールズに対し、1Bのエイブラハム・トロがホームへドンピシャのスローイングを見せ、見事にアウトにしました。このプレーは大きかったです。エラーの多いレッドソックスですが、ディフェンスで見事に失点をセーブしました。
この後、クロシェはジェイク・マンガムを2Bゴロに打ち取り、無失点で切り抜けました。
そして7回表はストーリーの好プレーもあり、三者凡退。ここまで行くとギアがさらに上がったクロシェは8回に2奪三振。
9回表、レイズは4巡目を迎えましたが、クロシェは三者凡退に押さえて見事にシャットアウト勝利を上げました。
球数は100球ちょうど。被安打3、スコアレス、BB 0、SO 9とほぼ完璧な投球でした。なお9回、シャットアウト勝利はキャリア初です。
シェーン・バズも好投
シェーン・バズは立ち上がり、セダン・ラファエラにシングルを打たれ、ローマン・アンソニーに四球を出し、1アウト1、2塁のピンチを背負いましたが、カルロス・ナルバエスをダブルプレーに斬って取り、無失点。
3回裏にはマーセロ・マイヤーに四球を与え、盗塁を試みられましたが、これをダニー・ジャンセンが阻止してピンチの芽を摘みました。
アンソニー、ナルバエスで1点!
押しつつあったレッドソックスが得点に結びつけたのが4回裏。1アウトからローマン・アンソニーがRFへ二塁打を放ち、チェンスメイク。この直後、1打席目で凡退したカルロス・ナルバエスがナックル・カーブをLFへ弾き返し、これでアンソニーが2塁から生還してレッドソックスが1点を先制!
レッドソックスは少ないチャンスを見事にものにしたのでした。
シェーン・バスは7回に1アウトを取ったところで降板。6.1イニングで98球を投げ、被安打5、失点1、BB 2、SO 3。普通であれば十分すぎるゲームメイクでしたが、いかんせんクロシェが良すぎましたね。
この日はブルペンも休ませることが出来たレッドソックス。1-0という6月以前なら考えられなかった高品質ゲームを展開して、見事に9連勝を達成しました。
レッドソックスはこれで2位ヤンキースと2.0ゲーム差。ぴったりと背走して前半戦の残り1試合に臨みます。
Gm3はブライアン・ベイヨーとライアン・ペピオです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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