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【MLB2024FA】ホワイトソックスがリリーバーのティム・ヒルと1年契約でサイン

度胸満点の左腕リリーバーがCWSへ

 現地2023年12月28日、パドレスからFAとなっていたリリーバー左腕のティム・ヒル(Tim Hill)がホワイトソックスと1年契約でサインすることになりました。

 ティム・ヒルは単価が高くないゆえにパドレスは再契約してよかったと思うのですが、いかんせん2023年8月、9月の出来がちょっと悪い方にインパクトが強かったですからね。

 しかし、本来は度胸満点の変則左腕です。

契約内容

 ホワイトソックスはかなりサラリーを抑えた形でサインしました。

  • 1年/$1.8M (2024)

 ティム・ヒルのMLSは2024年1月で5.112になる予定。調停のファイナル・イヤーでした。2023年のサラリーは調停を避けてサインした1年/$1.85M (2023)。よって今回の単価は下がってしまいました。現時点ではオプションなどはない見込みです。

ノンテンダーFAに

 ティム・ヒルですが、現地2023年11月17日期限のテンダー・デッドラインでパドレスから更新をオファーされなず、ノンテンダーFAとなっていました。

2023年のティム・ヒル

 そのティム・ヒルの2023年の成績ですが、48試合に登板して44.1 IPで1勝4敗、ERA 5.48。肝心なところで起用したいベンチにとってはかなり起用し辛い成績となってしまいました。

 月別の成績はこちら。4月、5月に一発を打たれたケースがあったのでゲーム中盤から後半に登板する投手のERAとしては高め。ただ、6月は戻ったのです。

 しかし、7月以降はご覧の通り、数字が荒れてしまい、8月以降はさらに悪化したという状況で、ハロー効果の逆で印象悪く終わったのもノンテンダーFAとなった要因かと思います。

MonthGIPERAHRBBHBPSO
3/41413.03.4623310
5119.24.662214
61011.12.380318
798.16.482314
810.127.000100
9/1031.237.801200

ロードのERAが極端に悪い

 ちょっとこちらをご覧いただきたいのですが、これは何だ?という数字がホームとロードでのERAの極端な違い。ホームでは1.48なのに対してロードでは10.35。ティム・ヒルは8月にほぼ1ヶ月離脱したものの、そのほかの月ではずっと出場していました。ゆえにロードの時期だけに登板していた訳ではなく、下記のように試合数ともにイーブンです。正直、この違いはどこから来るのかは見当がつきません。

SplitGIPERA
Home2424.11.48
Away2420.010.35

8月に利き手中指を捻挫

 さて、ティム・ヒルが8月以降、数字が荒れた原因はやはり怪我でした。

 8月初旬のゲームでフィールディングのトラブルで左手中指を捻挫。ティム・ヒルは8月2日には15 Day IL入り。その後、9月1日に復帰したものの、9月10日のアストロズ戦で1アウトも取れずに被安打6、失点5の大荒れ登板を演じ、9月11日に再び15 Day IL入りに。

9月後半に中指を手術

 なんとかシーズンに間に合わせたものの、状態はさらに悪化。結果的に9月20日に左手中指の腱の修復手術を実施。9月10日の登板を最後にシーズン・エンディングとなったのでした。9月22日には60 Day IL入り。

2024年は34才のシーズン

 ティム・ヒルは2024年2月10日の誕生日が来ると34才になります。もとともとは2014年のロイヤルズの32巡目指名。かなり遅い指名でした。

 メジャーに上がったのは2018年で28才の時です。デビューイヤーに70試合に登板。その後、2020年7月にロイヤルズがフランチー・コルデロらを獲得したトレードでパドレスに移籍。以降、2023シーズン終了までパドレスで投げていました。

 2021年には78試合に登板。このシーズンはドジャースとパドレスが4月からポストシーズンのような戦い方を見せ、ファンを熱狂させました。

このドジャース戦でティム・ヒルは度胸満点の投球を見せていたがゆえに印象に残っている投手でした。

 2024年、ホワイトソックスで再び輝くことを願っています。

 お読みいただき、ありがとうございました。 

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