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【MLB2024】メッツ、格安でジョーイ・ウェンドルを獲得!

契約は1年/2Mドル

 現地2023年11月29日、ニューヨーク・メッツはルイス・セベリーノとの契約合意の直後に、ベテラン内野手のジョーイ・ウェンドル(Joey Wendle)も獲得したと発表しました。契約は1年/$2M。

  • 1年/$2M 保証(2024)

 この契約には、パフォーマンス・ボーナスも含まれているとされ、1年の単価としてはもう少し低い設定ということになりそうです。

 ジョーイ・ウェンドルはレイズ時代からゲームを作る上で非常に重要な役割をする選手。この選手が格安の$2Mでの契約になるとは正直驚きました。

ジョーイ・ウェンドルとは?

レイズ時代

 レイズ時代のジョーイ・ウェンドルは対戦相手の目線でゲームを見ていたときに非常に厄介だと思う選手でした。守備は良い、打撃も良い、特に得点圏では簡単にアウトにならない、彼に回ってくると嫌な予感を感じさせるほどの選手でした。

 お世辞にもスマートとは言えない感じの選手ですが、とにかく球際の強い選手というイメージでした。

 2018年、まだルーキーステータスだったジョーイ・ウェンドルは、139試合に出場。146安打を放ち、打率.300、OBP .354、SLG .435をマーク。ROY投票で3位に入りました。

 短縮シーズンであった2020年も50試合、AVG .286をマークし、きっちりと仕上げて来ました。

 2021年には136試合で、打率.265、OBP .319、SLG .422、HR 11、RBI 54、Run 73をマーク。

マイアミへのトレードの経緯

 ジョーイ・ウェンドルがマイアミに移籍したのは2021シーズン終了後の11月30日。マイナーの選手とのトレードによる移籍でした。

 レイズは2021年に2人のSSがメジャー・デビュー。テイラー・ウォールズとワンダー・フランコです。ワンダー・フランコは今現在、現役復帰出来るかどうかの瀬戸際(未成年者との交際)ですが、とにかく有望な2人がメジャー・デビューするに当たって、まず5月にバリバリのSSだったウィリー・アダムスをブルワーズにトレードし、ポジションを空けました。その見返りにJ.P.ファイヤライゼンとドリュー・ラズムッセンを獲得しております。

 ジョーイ・ウェンドルは本職はSSですが、3Bも2Bもこなし、レイズでは3Bを守るケースが多かったです。有望な二人が入ってきたことで、仮に2人のうち1人が3Bを守れるようにということで、ジョーイ・ウェンドルは3Bのポジションを空ける形でマイアミにトレードされた訳です。

マイアミでは打撃で苦戦

 マイアミは2022年シーズン、ジョーイ・ウェンドルを3Bとして起用。2022年は101試合で347-90、打率.259、OBP .297、SLG .360。それなりの数字でしたが、期待値を下回る結果に。

 2023年、FAでジーン・セグラも入り、ライバルも増えたことでウェンドルの成績も上がるかと思われましたが、297-63で、打率.212、OBP .248、SLG .306、HR 2、RBI 20と大きく低下する結果に。

 今回の格安のディールの背景にはこの成績の影響が反映されていると思って良さそうです。なお、ジョーイ・ウェンドルは誕生日が1990年4月26日なので、2024シーズンは34才のシーズンとなります。年齢要素も影響していそうです。

 あれだけ球際に強い選手でいやなバッターだったのに淡白な打撃となってしまいました。

守備力は高し!

 ただし、ジョーイ・ウェンドルは守備力は落ちていません。2023年は守備はSSオンリーで出場。33歳のシーズンでSSをこなすのはなかなか出来ません。2023年のDRS (Defensive Runs Saved)は6です。

メッツの3B

 メッツはSSにフランシスコ・リンドーアがいるのでここはもう怪我でもしない限り空きはありません。2Bは左打ちで2022年のバッティング・チャンプのジェフ・マクニールがおります。

 3Bは左打ちのブレット・ベイティーがメインとして起用されそうです。ジョーイ・ウェンドルはINFのバックアップ的な存在になりそうですが、やはり3Bも虎視眈々と狙ってもらいたいところです。

 メッツはINFのバックアップ的存在で、ルイス・ギヨーメ(Luis Guillorme)がおりましたが、彼はノンテンダーFAとなっています。

CB TAX

 マックス・シャーザー、ジャスティン・バーランダーの2024年のサラリーのの大半も払うことが決まっているメッツですが、現時点で40manロスターのサラリー総額はすでに$279M超え。2024年の閾値は$237Mですから、今季までは大きなインパクト抱えたままです。

 POBOのデービッド・スターンズも2024年の贅沢税だけはどうしようも出来なさそうです。

 ジョーイ・ウェインドルの$2Mも税率変化のポイントで大きく影響してくるかもしれません。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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