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【MLB2023】ツインズ、ヨアン・ドゥラン(Jhoan Durán)が104.6 mphを計測

104.6mphは今季最速

 現地2023年5月24日、ALセントラルのトップを走るミネソタ・ツインズは地元ターゲット・フィールドでジャイアンツを迎えてのインター・リーグ中。この日は3ゲームシリーズのGame3が行われました。

ツインズ、3連敗で止める

 5月半ば以降、ツインズはペースダウン中。15日から始まったドジャースとの3ゲームシリーズを1勝2敗で負け越し、19日から始まったエンゼルスとの3ゲームシリーズも1勝2敗で2カード連続で負け越し。さらに、このジャイアンツとのシリーズも2連敗中。エンゼルスとの最終戦も負けていますから、3連敗中でもありました。

 ツインズは首位とは言え、現地2023年5月24日を終了した段階で26勝24敗で、これはALイースト最下位のレッドソックス、ブルージェイズと並んでいるという状況です。

ジョー・ライアンが7勝目

 とは言え、このGame3はツインズは序盤からジャイアンツ先発のアンソニー・デスクラファニーを攻略。エドゥアルド・ジュリエン(Edouard Julien)のHRなどで4回終了までに6点を奪い、試合を優位に進めました。守っては先発ジョー・ライアンがジャイアンツ打線を5イニングで1失点に抑え、結果、7-1で完勝。連敗を3でストップさせました。

ヨアン・ドゥラン(Jhoan Durán)が104.6mphを計測 

 ジョー・ライアンの後、ブロック・スチュアート、ジョバニ・モランとつないだツインズはホセ・デレオンが、8回から9回1アウトまで登板。ここで登場したのが、ヨアン・デぅラン(Jhoan Durán)です。

 変なタイミングで出てきたなと思ったのですが、ツインズはこのゲームの後は1日オフ。さらに負けが続いていたのでヨアン・ドゥランの登板間隔が空いており、この前の登板が2023年5月20日のエンゼルス戦で中3日空いていたことからマウンドに送ったようです。

 実はヨアン・ドゥランの登板は今月はこのゲームを含めて6試合目。連投は1度だけで後は中4日空いての登板が3度も続いていました。

 そのヨアン・ドゥランは代わってすぐ、ブレイク・サボルを90.2mphのカーブで空振り三振。100mph超えが3球続い後の90.2mphのカーブなど打てません。

 そしてつづくベテランのウィルマー・フローレスと対した時に強烈なベロシティーが出ました。

 初球が103.3mph、2球目が104.4mph、そして3球目。インコースへの4シームがなんと104.6mphを計測。体に近いこともあり、ウィルマー・フローレスはファウルにしたのですが、強烈なベロシティーで驚きの表情を見せていましたね。

 ただ、ウィルマー・フローレスにはこの後の90.3mphのカーブをLFへ運ばれ、グランドルール・ダブルを打たれてしまいました。さすがに読んでいたとは思いますが、4シームが来たら終わりくらいにヤマを張っていたのかもしれませんね。

 この後、ケイシー・シュミットの初球になんと100.7mphのスプリッターを投じて、それにも驚いたのですが、これはボール。ほぼ、枠を捉えてのボールでしたからコマンドも良いのがこの投手の良いところ。

 3球目にも100.9mphのスプリッターを投じています!

 スプリッターも含め、100mph連発でシュミットを104.0mphで空振り三振に仕留め、ゲームセット。ヨアン・ドゥランが見事にゲームを締めたのでした。

今季最速

 ドゥランの104.6mphは今季MLB NO.1です。これまでは3月30日にカージナルスのジョーダン・ヒックス、5月16日にアロルディス・チャップマンが計測した103.8mphが最高でした。

 また、このベロシティーはドゥランのキャリアベストでもあります。これまでの最高は昨年9月27日に計測した103.8マイルでした。

 ヨアン・ドゥランの場合、変化球も良いですからこれからさらに有名になっていきそうですね。

表記

 なお、Jhoan Duránの表記はジョアン・デュランと書きたいところなのですが、ヨアン・ドゥラン、もしくはドゥーランが正しいようですので、そのように記載しています。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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