スポンサーリンク

【MLB2018】20年前の1998年5月6日はカブスのケリー・ウッドが20奪三振を達成した日

ケリー・ウッドの「伝説の試合」

 20年前の1998年5月6日。この日は一つの伝説が生まれた日でした。

 シカゴ・カブスの先発投手、ケリー・ウッドがアストロズ打線を相手に20奪三振を記録した日です!

 もう20年も経つんですね!! 早いです。

20奪三振を上げた日

 ケリー・ウッドはクレイグ・ビジオ、ジェフ・バグウェルがいるアストロズ打線を相手に9イニング、122球を投げて、被安打1、無失点、奪三振20、与四球0の快投を演じました。

 まさに伝説の日。

ゲーム内容

 特筆すべきはゲーム時間がなんと高校野球並みの2時間19分だったことです。これは20奪三振に隠れて案外見落としがちなポイントかもしれません。

  • Wednesday, May 6, 1998
  • 観衆: 15,758
  • @リグレー・フィールド
  • ゲーム時間: 2時間19 分
Houston Astros vs Chicago Cubs Box Score: May 6, 1998 | Baseball-Reference.com
Chicago Cubs beat Houston Astros (2-0). May 6, 1998, Attendance: 15758...

20個の三振をまとめた動画はこちらです↓。

ここ100年で1番のピッチング(2018年まで)

 アリソン・フーター(Alyson Footer)さんという女性記者が書いているのですが、その日のゲームの活躍の指標を示すゲームスコアというのが各選手につけられるのですが、特に先発投手には顕著にスコアがつきます。

 スコア50からスターとして様々な要素を足し引きするというもの。下記は50ポイントからのスタートですが、40ポイントからスタートする更新版もあります。

Game Score formula (created by Bill James)

Start with 50 points
Add 1 point for each out recorded (or 3 points per inning)
Add 2 points for each inning completed after the fourth
Add 1 additional point for every strikeout
Remove 2 points for each hit allowed
Remove 4 points for each earned run allowed
Remove 2 points for each unearned run allowed
Remove 1 point for each walk allowed

 なんとこの日のケリー・ウッドのピッチングはここ100年間で1番のスコアを示す105をマーク(2018年当時)。

 50スタートですからそこから足し引きして平均で50程度と言われています。

 ケリー・ウッドのこの日のスコアはもう飛び抜けているということに。

 1908年から2018年までの100年間に行われた9イニング・ゲームでのゲームスコアの上位はこちら。

RankPitcherDatevsHRBBSOGame Score
1Kerry Wood1998-05-06HOU10020105
2Max Scherzer2015-10-03 (2)NYM00017104
3Clayton Kershaw2014-06-18COL00015102
4Matt Cain2012-06-13HOU00014101
5Nolan Ryan1991-05-01TOR00216101
6Sandy Koufax1965-09-09CHC00014101
7Nap Rucker1908-09-05 (2)BSN00014101
8Gerrit Cole2018-05-04ARI10116100
9Max Scherzer2015-06-14MIL10116100
10Brandon Morrow2010-08-08TBR10217100

 いかにインパクトのあったゲームかがわかりますね。

その後のケリー・ウッド

 ケリー・ウッドですが、ルーキーイヤーのこの年に13勝6敗でルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得。しかし、翌年にはトミー・ジョン手術を受けることに。

その後、2001年から3年連続で二桁勝利を上げるも、その後は故障に泣かされました。2012年に現役引退。35才でした。

 通算86勝75敗。キャリアを通じて奪三振率は高く、SO9(9回まで投げたとしていくつ三振を取るか)は二桁の10.3。比較対象としてはふさわしくないかもしれませんが、ノーラン・ライアンの9.5を上回る数字(投球回数が違い過ぎますね)。

 そのケリー・ウッドが日本時間2018年5月7日のゲームでファースト・ピッチを担当します!

 同じ日、大谷翔平投手はフェリックス・ヘルナンデスと投げあいます。

 両方楽しみです。

 お読みいただき、ありがとうございましたm(_ _*)m

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLBアウォード2025】シルバー・スラッガー賞は大谷、カル・ロリー、ニック・カーツらが受賞
【MLB2026FA】クオリファイング・オファー(QO)を提示されたのはタッカー、シュワーバー、今永など計13名
【MLB2026】パドレス、新監督に元リリーバーのクレイグ・スタメン(41)を任命
【MLB2026】ダルビッシュ投手が右肘UCLの手術を実施。2026シーズンは全休となる見込み
【MLB2025】ドジャース、連覇の華やかなパレードを実施!すでに3ピートも視野に
【MLB Awards 2025】ゴールドグラブ賞が決定!ボビー・ウィット(SS)、PCA(OF)らが受賞
【2025WS_7】山本由伸が世界一の投手に!ミゲル・ロハスが同点HR、ウィル・スミスが勝ち越しHRを放つ!
【2025WS_6】ウォールにボールが!ドジャースが大ピンチを凌いで決戦に持ち込む!ムーキーもタイムリー
【2025WS_5】トレイ・イェサベージ、ドジャースをも封じる!7回、3ヒッター、12K!
【2025WS_4】ついに大谷がワールドシリーズで二刀流を披露!7回途中で6Kと力投するも黒星
【2018 & 2025WS_3】ムーキー、マンシー、カーショウがキャリア2度目のWSでの延長18回を経験!
【2025WS_3】延長18回、大谷が9打席!しかも2HR、2ダブル、5BB !
【2025WS_3】フレディー・フリーマンがまたもWSでサヨナラHR!佐々木、ウィル・クラインらの好投に報いる!
【MLB2026】オリオールズの新監督にクレイグ・アルバナズが就任!CLE躍進の立役者
【2025WS_2】山本由伸が強打のブルージェイズ打線を相手に完投!2試合連続完投&20人連続アウト!
【2025WS_1】大谷が記念すべきワールドシリーズ初HRを放つ!このシリーズはメイソン・フラハーティーとの対決に注目!
【2025WS_1】ブルージェイズ、6回にGSを含む9得点で大勝!ドジャースは継投に失敗
【MLB2026】ブルワーズGMのマット・アーノルドがPresident of Baseball Operationsに昇格
【MLB2026】ジャイアンツが大胆な監督交代!テネシー大のトニー・ヴィテロ氏を起用!
【MLB2026】エンゼルスの新監督はカート・スズキに決定!
【2025ALCS_7】ジョージ・スプリンガーが殊勲の逆転3ランHR!ブルージェイズがワールドシリーズへ進出!
【2025ALCS_6】ブルージェイズ、2HRとイェサベージの好投でGm7へ!マリナーズはDP3つと運なし
【MLB移籍2026】アストロズ、豪腕のネイトピアソンと1年契約で合意へ!先発へ転向
【2025NLCS_4】大谷がまた伝説を作る!投手で6回シャットアウト&10K+打者で3HR!しかもWS進出!
【2025ALCS_5】シアトルが揺れた!マリナーズが8回裏にユーヘイニオのグランドスラムで逆転勝利!
【2025NLCS_3】ドジャース、ミズロウスキーから勝ち越し!佐々木で逃げ切ってWSへ王手!
【2025ALCS_4】M・シャーザー、鬼の形相で5イニング超え!ブルージェイズ、11安打8得点で勝利
【2025ALCS_3】ブルージェイズ、猛打復活!18安打(5HR)、13得点でまずは1勝を返す
【2025NLCS_2】山本がポストシーズン完投の偉業を達成!大谷もタイムリーを放って援護!
【2025_NLCS1】ブレイク・スネルが8回、1ヒッター、10Kの好投でドジャースが先勝
タイトルとURLをコピーしました