スポンサーリンク

【MLB Pre-2019】SFG・ボーチー監督とNYY・サバシアが2019シーズン限りでリタイアを表明(追記あり)

ボーチー監督とサバシアは今季限り

現地2019年2月18日、サンフランシスコ・ジャイアンツの監督、ブルース・ボーチ−さんが2019シーズン限りで引退を表明しました。もう勇退という感じですね。

また、少しさかのぼりますが、ヤンキースの左腕、C.C. サバシアも今季限りの引退を表明しています。

まずはボーチー監督から見ていきたいと思います。

ブルース・ボーチー監督が25年目で区切り

MLB監督歴24年、2019シーズンで25年目を迎えるブルース・ボーチー監督が2019シーズン限りで引退を表明。ボーチー監督は今季4月16日で64才を迎えられます。

ブルース・ボーチー監督のキャリア

ボーチーさんは監督としてMLBの2つのクラブを率いました。1995年40才という若さでパドレスを率い、2007年52才でジャイアンツを任されました。この間、ブランクはなくずっと続けられておりました。

  • パドレス:1995-2006 (12年)
  • ジャイアンツ: 2007-2019 (今季を入れると13年)

監督としての功績

何よりすごいのは監督としての功績です。

パドレス時代には地区タイトルが4度、NLペナントが1度。

ジャイアンツでは2018年までの戦績で地区タイトルが2度、2位が3度。地区タイトルを獲った2010年と2012年はいずれもWS制覇。ワイルドカードでポストシーズンに進んだ2014年もWSタイトルを獲っています。

  • NL MOY (Manager of the Year):1996
  • 地区タイトル: 6度 (1996、 1998、 2005、 2006、 2010、 2012)
  • ワイルドカード進出:2度 (2014、2016)
  • NL ペナント: 4度 (1998、 2010、 2012、2014)
  • WSチャンプ:3度=いずれもSFG(2010、 2012、2014)
実はマイナーでも

時間は前後しますが、マイナー・リーグにおいても監督としての手腕は発揮されておりました。1987年、32才の時に現役を引退。そこから指導者の道を歩み始め、1989年(34才)から1992年(37才)までマイナーで4年間監督を経験しています。

いずれもパドレスのマイナーで、1989年はシングルAマイナス、1990年と1991年はシングルAプラス、1992年はダブルAと順番に上がって経験。

1989、1991、1992と所属するリーグで3度リーグチャンプを獲得。1989年がノースウェストリーグ、1991年がカリフォルニア・リーグ、1992年がテキサス・リーグです。マイナーは移動もあるので州内かその近くでリーグを組んでいます。

言えるのは、指導者としての才覚があったということですね。

監督としてのスタッツ↓

Bruce Bochy Minor Leagues Statistics | Baseball-Reference.com
Bruce Bochy Minor Leagues Statistics including batting, fielding, pros...

ボーチー監督の特徴

ブルース・ボーチー監督のスタイルは、ずばり「スモールベースボール」。高い投手力と守備力を背景に、打線をつなげて得点を奪うスタイルで、特にジャイアンツでWSを2度制覇した時の采配はスモールベースボールそのものでしたね。

長打による得点よりも単打や四球で出たランナーを足とバントで活かしてホームに還すというスタイルが得意でした。2010年は野手による送りバントが33を数えまた。

選手をよく見る監督

2012年、似たようなチームカラーのカージナルスとNLCSで対戦した際には、トレードデッドラインでロッキーズから守備要員として獲得したマルコ・スクータロ(Marco Scutaro)を起用。

これが大当たりとなり、28打数14安打、打点4で、スクータロはNLCS MVPを獲得しました。

さらに、2012年のポストシーズンでは、シーズン中、先発として10勝15敗と大きく負け越したティム・リンスカムをリリーバーとして使う采配を見せ、何度も流れを断ち切りました。

2014年のWSはもうマディソン・バンガーナーに大きく委ねるという大胆なところも見せてくれました。

選手としてのキャリア

ボーチー監督は実はフランス生まれ。と言っても生粋のフランス人ではなく、お父さんが軍隊にいた関係でフランスで生まれたのでした。育ちはアメリカです。

現役時代のポジションはキャッチャー。1978年、23才のときにメジャーデビューし、1987年、32才のときに現役を引退。アストロズ、メッツ、パドレスでプレー。

当時は9人で野球をする時代でしたから、出場機会も少なく、1986年の63試合出場が最多出場です。

1980年のNLCSのVTRがありました。

アストロズの捕手がボーチーさんです。ピート・ローズに激しく当たられ、痛そうですが非常に冷静です。つい先日までコリジョンが当たり前の時代で、激しいあたりをされると頭に来るものですが、後に監督になるような人は態度が違うなと思いました。

選手としてのスタッツ↓

Bruce Bochy Stats, Height, Weight, Position, Rookie Status & More | Baseball-Reference.com
Check out the latest Stats, Height, Weight, Position, Rookie Status & ...

監督として最後の年にサプライズはあるか

ボーチーさんの最後の年となる2019シーズン、ジャイアンツはハーパーを獲得できるでしょうか!?注目したいと思います。

追記です 2019年9月19日

現地2019年9月18日、ボーチー監督はフェンウェイパークでのレッドソックス戦に11−3で快勝。監督通算2,000勝を達成しました。

BOX SCORE

ヤンキースのサバシアも2019年が最後

現地2019年2月16日、ヤンキースのCC・サバシア(CC Sabathia)も今季限りでの現役引退を表明。

38才のシーズンでの引退です。

C.C. サバシアのキャリア概略

サバシアは1998年インディアンス1巡目指名でプロ入り。2001年にメジャーデビューし、インディアンス、ブルワーズ、ヤンキースでプレー。

インディアンスでのプレーが一番長いと思っていたら、ヤンキースが最長でした。すでに10年を経過。2019年は11年めとなります。

2018年終了時点で通算246勝153敗、3.70ERA 、2,986奪三振。

オースター6度、サイ・ヤング賞1度(2007年)、最多勝2度(2009-2010)、15勝を上げたシーズンが8度、20勝を上げたシーズンが1度、200イニング投球が8度。

サイ・ヤング賞を獲得した2007年は「これは打てないわ」と戦意を喪失させる投球でした。

CC Sabathia Stats, Height, Weight, Position, Rookie Status & More | Baseball-Reference.com
Check out the latest Stats, Height, Weight, Position, Rookie Status & ...

今季もヤンキースのローテーションにバッチリ入っております。良い投球を見せてくれることを祈るばかりです。

お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2026FA】オリオールズがまたもローテを強化!腰の手術から復帰予定のザック・エフリンと1年/10Mドルで再契約!
【MLB2026移籍】レッズが左投手対策でOFのデーン・マイヤーズを獲得!マーリンズはプロスペクトOFを獲得
【MLB2026FA】カブスがブルペンを強化!怪我から復帰予定のハンター・ハービーと1年契約
【MLB2026】ラスベガスの主役の一人へ!アスレチックスがタイラー・ソダースロトムと7年の延長契約に合意
【MLB2026FA】マーリンズがレイズのクローザーを務めたピート・フェアバンクスと1年/13Mドルで合意
【MLB2026FA】パイレーツがまたオフェンスを強化!近年打撃好調のライアン・オハーンと2年/29Mドルで合意!
【MLB2026移籍】メッツ、今度はジェフ・マクニールをアスレチックスへトレード!ベテランを次々に放出
【MLB2026】ブライス・ハーパーがWBCに参戦を表明!
【MLB2026移籍】レッドソックスがカージナルスからトレードでウィルソン・コントレラスを獲得!1B候補へ
【MLB2026】ヤクルト・村上はホワイトソックスと2年契約で合意へ
【MLB2026移籍】パイレーツがレイズから3チームトレードでブランドン・ラウを獲得!ポール・スキーンズの援護策を実施!
【MLB2026移籍】レイズ、エース級のシェーン・バズをオリオールズにトレード!
【MLB2026FA】パドレス、マイケル・キングと3年/75Mドル保証で再契約し、ローテーションを確保
【MLB2026FA】フィリーズ、2025年にカブスで輝いたブラッド・ケラーと2年/22Mドルで合意!
【MLB2026FA】「もう1年!」レンジャーズがクリス・マーティンと1年契約で合意へ(追記あり)
【MLB2026FA】フィリーズ、TEXからノンテンダーのアドリス・ガルシアと1年/10Mでサイン
【MLB2026FA】カージナルスがダスティン・メイと合意へ!度重なる怪我からの復活なるか?
【MLB2026FA】Dバックス、メリル・ケリーを買い戻す!
【MLB2026FA】タイガースが現役最多476セーブのケンリー・ジャンセンと1年/11Mドルで合意!
【MLB2026FA】ブルージェイズ、多様なブルペンへ!サブマリンのタイラー・ロジャースを獲得!
【MLB2026FA】ブレーブスがパドレスからFAのロベルト・スアレスと3年/45Mドルでサイン
【MLB2026FA】オリオールズがまた攻勢!ピート・アロンゾと5年/155Mドルで合意!
【MLB2025WM】ドラフト・ロッタリーはホワイトソックスが2026年ドラフトのNO.1ピックをゲット!
【MLB2026FA】注目のカイル・シュワーバーはフィリーズと再契約!5年/150Mドル保証
【MLB2026FA】ドジャースがクローザーを獲得。メッツからFAのエドウィン・ディアスと3年/69Mドルで合意
【MLB2026FA】Dバックス、マイケル・ソロカと1年/7.5Mドルで合意へ
【MLB2026】ロッキーズがフロントを刷新!編成トップはNFLから復帰のP・デポデスタ!新GMはドジャース幹部のJ・バーンズ
【MLB2026FA】レイズがセドリック・マリンズと1年契約で合意したディールについて(追記あり)
【MLBトレード2026】レッドソックスがまたも先発を補強!パイレーツからヨハン・オビエドを獲得!
【MLB2026FA】横浜のアンソニー・ケイがホワイトソックスと2年/12Mドルで合意
タイトルとURLをコピーしました