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【MLB2026FA】ジャイアンツがバッティング・チャンプ3度のルイス・アラエズと1年契約で合意

ルイス・アラエズは通算打率が現役NO.1

 現地2026年1月31日、サンフランシスコ・ジャイアンツがまたもディールを決めました。パドレスからFAとなっていたルイス・アラエズ(Luis Arráez)と1年契約で合意です。ジャイアンツは現地2026年1月26日にOFのハリソン・ベイダーを獲得したばかり。スプリング・トレーニングが2週間ほど先に見えてきた中、編成を進めてきました。

 ルイス・アラエズと言えば、バッティング・チャンプ(打率)に3度輝いたことのある安打製造機。ここまでメジャー通算7シーズンを終えての通算打率は.317で、これは現役ではNO.1です。

現役通算打率TOP3
  1. ルイス・アラエズ (7シーズン, 28歳) | .3169 | 3533試合| L
  2. ホセ・アルトゥーベ (15シーズン, 35歳) | .3030 | 8696試合 | R
  3. フレディー・フリーマン (16シーズン, 35歳) | .2996 | 9363 L

契約内容

 ジャイアンツとルイス・アラエズの契約内容は以下の通り。

  • 1 年/$12M (2026)

 現時点で詳細はわかっていませんが、もう翌年のFAを見据えての1年契約かと思います。エージェントはMVP Sports Groupです。

パドレスはQOを提示せず

 ルイス・アラエズのMLSは現時点で6.121。今オフがFA資格到達イヤーでした。

 ここまでバッティング・チャンプ3度、シルバースラッガー賞2度、オールスター3度出場のルイス・アラエズはFAを見越した延長契約を結んでいてもおかしくはない選手でしたが、これまではトレードカードで利用され、ツインズからマイアミ、パドレスと2度移籍。いつも流動性を抱えた状態ではありました。パドレスもサラリーがかなり膨らんでいる状態ですから、どうも思いきれなかったようです。

 FAならFAでルイス・アラエズなら買い手がつきそうなので、パドレスはQOを提示してドラフト・ピック権を獲得すればよかったものの、それをしませんでした。

 今回のジャイアンツとのディールでもこの実績にしては格安です。しかも前年割れ。パドレスはQO受諾の場合の$22.025Mのサラリーを恐れたのか、このA.J. プレラーPOBOの決断はちょっとわからないです。

ルイス・アラエズの素晴らしい実績

 ルイス・アラエズは1997年4月9日生まれで2026年は開幕後に29歳となります。ベネズエラ出身で2013年11月にアマチュアFAとしてツインズとサイン。2014年に17歳でプロデビューを果たし、2019年に22歳でメジャー・デビューし、デビュー・イヤーに92試合で.334/.399/.439、OPS .838と大いに暴れ、この年のROYで6位に入りました。ちなみに2019年のAL ROYはアストロズのヨルダン・アルバレス。

 ツインズでは順調で2022年まで在籍。特に2022年は144試合に出場して、173安打を放ち、.316/.375/.420、OPS .795をマーク。ALで1度目のバッティング・チャンプとシルバースラッガー賞を受賞しました。

 2023年1月にツインズが現在もエース級で活躍しているパブロ・ロペスを獲得したトレードでマイアミへ移籍。これはかなり衝撃的なトレードでした。

 2023年、マイアミでのファーストイヤーは147試合に出場して203安打を放ち、打撃成績は衝撃の.354/.393/.469、OPS .861をマーク。2022年に引き続き、2年連続でバッティング・チャンプとシルバースラッガー賞を受賞したのでした。AL-NLの別リーグで2年連続のバッティング・チャンプはMLB史上初のことでした。

 2024年は開幕して約1ヶ月後の5月にパドレスへのトレードが成立。

 パドレス移籍後も安打を計上し続け、117試合で159安打を記録。2024年はマイアミでの33試合も併せて計150試合に出場。.314/.346/.392、OPS .739を記録。3度目のバッティング・チャンプに輝きました。ツインズ時代も含めて4度目となったポストシーズンではNLDSでドジャースを苦しめた一人でもあります。ただ、ルイス・アラエズは警戒され、NLDSでは打率.182に抑えられました。

 2025年、パドレスでの初のフルシーズンとなったルイス・アラエズは154試合に出場し、.292 /.327/.392と3年連続で3割をキープしていた成績がやや低下。今オフにFAとなったのでした。

三振しない

 ルイス・アラエズの大きな特徴はHRは年間10本行かないくらいのパンチ力ですが、上述のようにとにかくコンタクトが素晴らしいこと。加えて信じられないほど三振率は低いです。キャリア通算のSOレートは6,1%。MLB平均が22.7%です!2025年に至ってはたったの3.1%。これはいわずもがな、チャンスメイクはもとより、ランナーがいる時にいろんなサインを出しやすいですね。

ジャイアンツの打線にインパクト

 ジャイアンツは内野陣の打撃はパワーがあり、マット・チャップマンとウィリー・アダムスは2025シーズン、合わせてHR 51本を記録。レッドソックスから移籍したラファエル・デバースは90試合に出場してHR 20本をマーク。プロスペクトのブライス・エルドリッジも控えており、強力な布陣です。

 そこにコンタクト重視が入れば、つなぎの面でも得点力の面でも大きなメリットを得られることになります。

どこを守る?

 とは言え、本職は2Bのルイス・アラエズですが、パドレスではジェイク・クロネンワースもおり、1Bを守るケースが多かったです。2025年は1Bで117試合に出場しました。

 ルイス・アラエズは今オフ、2Bでの出場機会を探っていた模様。マルチイヤー・ディールもあったようですが、ジャイアンツが2Bでの出場を優先させるということでどうやらジャイアンツに決めた模様。

 ジャイアンツの内野ですが、3Bはまずはマット・チャップマンで決まり。さすがのラファエル・デバースも3Bでのプラチナ・グラブ賞2度受賞のチャップマンに守備で挑むことは退けられました。そのデバースですが、現時点は1Bでの起用となりそうです。場合によってはDHをブライス・エルドリッジとシェアすることも想定されます。

 そしてSSはウィリー・アダムス。ここも堅いです。2Bですが、チャンスに強さを発揮したケイシー・シュミット、クリスチャン・コスの2人がいましたが、ここにルイス・アラエズを入れるということに。ケイシー・シュミット、クリスチャン・コスはSS、3Bも出来ますから、彼らが今のところ、バックアップということに。内野はやや過剰ですが、怪我によるバックアップも置いておきたいところですが、果たしてトレードに打って出るかどうか?

 ジャイアンツは投手補強も視野に入れていますから、FA投手を獲得するのか?トレードで獲得するのか?まだ動くかもしれませんね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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