カブス、争奪戦に勝利
現地2026年1月7日、カブスとマーリンズ間でトレードが成立。カブスはマイアミのハードスロー右腕でサンディー・アルカンタラとともにダブル・エースを構築していたエドワード・カブレラ(Edward Cabrera)を獲得しました。
エドワード・カブレラの噂
エドワード・カブレラに関しては年明けにヤンキース、メッツ、ジャイアンツらが獲得に参戦というニュースが飛び交い、今オフはかなり動きの遅いヤンキースがここに来てようやく大物を獲得するのか?と思われましたが、まさかのカブスでした。
ただ、カブスは成立直前になってグンと名前が出てきて、トレードする選手の概要が徐々に明らかとなりメディカルの履歴などを調べだしましたから、これはもうカブスだと思ったところ、トレード成立となりました。
しかし、カブスもかなり有望なプロスペクトを出しました。
トレード概要
このディールで関わるのは計4名。
カブスGet
- エドワード・カブレラ(Edward Cabrera/28)RHP
マーリンズGet
- オーウェン・ケイシー(Owen Caissie/23)OF | B/T: L/R
- クリスチャン・ヘルナンデス(Cristian Hernandez/22)SS or 2B | B/T: R/R
- エドガルド・デレオン(Edgardo De Leon/19)INF | B/T: R/R
マイアミはいずれもカブスのトップ・プロスペクト野手を獲得。オーウェン・ケイシーはカブスのNO.1プロスペクトで、クリスチャン・ヘルナンデスはNO.11にランクされておりました。
エドワード・カブレラは2025年に完成品へ
2026年4月に28歳になるエドワード・カブレラは、かつてトップクラスのプロスペクトであり、そのとおりに強烈なボールを投げておりました。
2021年に23歳でデビュー。しかし、そのボールとは裏腹にそのポテンシャルを完成させるほどヘルシーな状態ではありませんでした。ハードスローがよく陥る豪球との引き換えに怪我に見舞われるというパターンです。
デビュー以来、カブレラは2024年までは100.0イニングに到達するこがありませんでした。
しかし、2025年はついに完成品となったと見ていいでしょう。
自己最多の26先発で137.2イニングを投げ、ERA .53という好成績を記録。勝ち星は8勝(7敗)とわずかに二桁には届かず。
2025年は数字も良好でSOレートは25.8%、BBレートはキャリア最少の8.3%を記録。2021年のデビュー・イヤーは15.8%でしたから、時間をかけてきっちりと品質を上げてきました。また、GBレートは46.6%でなかなかフライを上げさせないことも良いですね。4シームのアベレージ・ベロシティー97mph、シンカーは96.8mphと右打者はかなり嫌な投手でもあります。
実は2025年もIL入りを経験しました。序盤はマメで2週間離脱。2度目のILは、9月に入ってすぐに肘を捻挫。これは少し深刻ではありましたが、わずか3週間で復帰して9月23日と9月28日に2試合併せて計9.0イニングに登板。4シームの球速は97.7マイル、シンカーの球速は97.9マイルを記録しており、治ったと見ていいでしょう。
現時点では肘を心配する声は上がっておりません。
エドワード・カブレラの現時点のMLSは3.147。彼はスーパー2でしたから、調停は4シーズンあり、2026年は調停の2シーズン目でもありました。
スーパー2経験者とは言え、2026年のサラリー予測は$3.7M。2025年は1.95Mでした。よって非常に手頃な価格だったのもトレード・トークとしては魅力でした
カブスのローテーション
エドワード・カブレラを獲得したカブスは2025年のNL ROY2位で11勝を上げたケイド・ホートン、ベテラン左腕のマシュー・ボイド、右腕のジェイムソン・タイロン、そして11月に$22.05Mのクオリファイング・オファーを受け入れた今永投手らと強力な先発ローテーションを構築するに至りました。
ベテランのスイングマンのコリン・レイはシーズン開幕からロングリリーフの役割を担う可能性が高くなりますが、彼もけが人次第で先発候補です。
右腕のハビエル・アサドは2025年シーズンは腹斜筋の重度の肉離れでシーズンをほぼ棒にしましたが彼もローテーションを狙います。また日本開幕戦で投げた26歳の右腕ベン・ブラウン、かつてのトップ・プロスペクトのジョーダン・ウィックス(26歳)、プロスペクトのジャクソン・ウィギンズらも潜在的な候補でもあります。スプリング・トレーニングで頭角を現すかどうかです。
カブスはエースで左腕のジャスティン・スティールがおりますが、2025年4月下旬に左肘のUCLの手術を実施。10月にはスローイング・プログラムを開始しており、リハビリの経過も順調そうで、このままうまく行けば復帰はかなり早そうです。余裕を見れば後半戦からの復帰ですが、早ければ6月から7月には出てくるかもしれません。
そうなるとローテーションはさらに強烈になりますね。
マイアミがゲットした3名
マイアミがゲットした3名はいずれもトップ・プロスペクトでオーウェン・ケイシーはカブス内のプロスペクトでNO.1ランク、クリスチャン・ヘルナンデスはNO.11。エドガルド・デレオンはこれから期待大の19歳です。
オーウェン・ケイシーは2020年のパドレスの2巡目でプロ入り。2020年にダルビッシュ投手がビクター・カラティーニとともにカブスからパドレスに移籍した際の交換選手としてカブスに移籍しました。2025年にデビュー済みです。
クリスチャン・ヘルナンデスはドミニカ共和国出身で、2021年に17歳でマイナー・デビュー。2025年はクラスA+でプレーし、.252/.329/.365をマーク。SB 52が示す通り、守備、走塁が素晴らしいセンスの塊です。
エドガルド・デレオンもドミニカ共和国出身で、2025年はまだルーキー・リーグでした。
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