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【MLB2026FA】マリナーズ、1Bのジョシュ・ネイラーと再契約へ!期間は5年

マリナーズ、ALウエスト連覇に向け1Bを埋める

 今オフのFA市場はちょっと動きが遅めですね。  

 そんな中、現地2025年11月16日にシアトル・マリナーズがディールを決めました。1Bで今オフにFAとなっていたジョシュ・ネイラー(Josh Naylor)と再契約に合意間近です。現時点ではフィジカル・チェックの結果待ちです。

 2025年は2001年以来のALウエスト制覇を成し遂げたマリナーズ。今オフは1Bのジョシュ・ネイラーと3Bのユーヘイニオ・スアレスがFAとなり、ともに内野のコーナー・スポットに空きが出ていた訳ですが、このディールでまずは打てる1Bを確保し、連覇に向けたピースを1つ埋めました。

 とにかく投手力のいいマリナーズは、オフェンス力が最大の課題。2025年はカル・ロリーが大爆発してくれましたが、勝負強いジョシュ・ネイラーとの再契約はロリー以外の攻撃力を増強するのにも必要。ジェリー・ディポートPOBO(President of baseball operations)は早目に動きましたね。

契約

  • (仮)5年/$90M-$100Mのレンジ(2026-2030)

契約の詳細はまだわかっていませんが、だいたい上記のレンジで決まりそうです。AAVで$18M-$20M。高いと言えば高いですが、一旦、FAで出て行った選手との再契約ですから、このくらいにはなってしまいそうですね。

前の契約

 ジョシュ・ネイラーは2026年1月でMLSが6.127。つまり2025年が終わった時点でFA資格を得ておりました。

 2025シーズンが調停のファイナル・イヤーとなるジョシュ・ネイラーに対し、当時所属していたガーディアンズはサラリー削減という観点が最も強かったと思いますが、2024年12月にDバックスにトレード。ガーディアンズはDバックスからスレイド・セコーニを獲得し、かなり効果も得ました。

 よって2025年の契約はDバックスで、以下の金額でサイン。

  • 1 年/$10.9M (2025) 1/9、調停を避けてサイン

 そしてそのDバックスの2025年ですが、トレード・デッドライン前の7月18日から20日までのカージナルス3連戦でスウィープするなど勢いが加速し、ワイルドカードへの希望も見えそうになりました。しかし、7月21日から23日までのアストロズ戦で見事にスウィープされ、シーズン成績が50勝53敗で.500が遠ざかる事態に。それと相まって2025年の夏は投手陣が怪我のオンパレードで壊滅状態でした。コービン・バーンズ、ジョーダン・モンゴメリー、ジャスティン・マルチネスがトミー・ジョン手術、AJ・パックもインターナルブレース手術、他にもライアン・トンプソンらが離脱したことからもはやトレード・デッドラインでは白旗を上げざるを得ませんでした。

 Dバックスは「売り」を決断し、それによりマリナーズが獲得したのがジョシュ・ネイラーであり、ユーヘイニオ・スアレスでした。

 ということで、ジョシュ・ネイラーは2025年は1つのクラブにいなかったので、クオリファイング・オファーの対象外選手となったため、今回は初FAではありましたが、QOを提示されておりません。そのままFA市場に出ておりました。

ディポートのFA契約としては最長タイ

 ネイラーの5年間という契約期間は、ジェリー・ディポトがマリナーズの編成を率いた10年間で、最長タイのFA契約です。もう一人の5年契約はロビー・レイで現地2021年11月30日に5年/$115M (2022-2026)でサイン。

 ただ、ロビー・レイは現地2024年1月5日にジャイアンツにトレードされています。

 あとは菊地選手の4年/$56M (2019-22)もマリナーズの中では長い契約期間でした。

 なお、マリナーズはロビンソン・カノーと10年/$240Mでサインしておりますが、これは2013年12月のことで、ジェリー・ディポートがマリナーズで編成の仕事をする以前のことです。でぃポートは2016年からマリナーズで編成の仕事に就いています。

マリナーズでのジョシュ・ネイラー

 ジョシュ・ネイラーはマリナーズに移籍後、レギュラーシーズンは54試合、210打席で打率.299、OBP .341、SLG .490、HR 9、盗塁 19(盗塁死は一度もなし)を記録。この強力なオフェンス力が、マリナーズのア・リーグ西地区制覇に大きく貢献したのは言うまでもありません。

 さらにポストシーズンでは51打席で打率.340、OBP.392、SLG.574を記録。タイガースとのALDSを勝ち抜いた勝負強い打席はやはりマリナーズをALCSへプッシュする大きな力となりました。マリナーズは次のALCSではブルージェイズに7戦の末、敗退。

 クラブ球団史上初のワールドシリーズ出場を逃した訳ですが、今季は悲願のワールドシリーズ進出、そして制覇を目指します。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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