タイガース打線がようやく復調!
レギュラー・シーズンの終盤に打線が停滞したタイガースはこの期間に大失速。ワイルドカードから参戦することになったわけですが、ワイルドカードも大方の予想を覆してガーディアンズに勝ち越したタイガースはここまで1勝2敗でマリナーズに王手をかけられていました。
しかし、現地2025年10月9日のALDS Gm4ではようやく打線につながりが出て、しかもHRも3本も飛び出すという復調ぶりで9-3と快勝。シリーズを2勝2敗とし、シアトルでの決戦の舞台を整えました。
序盤はマリナーズのペース
ただ、このゲームも序盤はマリナーズのペース。タイガース先発のケイシー・マイズは2回表にジョシュ・ネイラーとドミニク・カンゾーンのコンビで1点を先制されると、4回表にもジョシュ・ネイラーとユーヘイニオ・スアレスの連打などからノーアウト満塁のピンチを迎えます。ここでダブルプレーの間に1点を奪われて0-2にビハインド。
さらに5回表にもマリナーズにタイムリーを献上し、0-3とこのまま元気無く沈むような展開に持ち込まれます。
中盤以降、打線が活気づく
ポイントは5回裏。先頭のスペンサー・トーケルソンがヒットで出塁するも、ザック・マッキンストリーの打球はSSゴロでトーケルソンが2塁でフォースアウトとなり、ランナーを進められません。これでこの回も無得点かと思った直後、ディロン・ディングラーが左中間に2ベースを放ち、1塁ランナーのザック・マッキンストリーが長駆ホームインし、1点を返します。
後から振り返っても、このディロン・ディングラーの2ベースが打線を活気づかせるきっかけをつくりました。ディングラーは大殊勲です。
この後、マリナーズは先発のブライス・ミラーを諦め、ゲイブ・スパイアーをマウンドに送りますが、タイガースはジャーマイ・ジョーンズとハビアー・バイエスの2連続長短打のタイムリーで2点を追加。3−3の同点に追いつきます。
HRも3発
さらに6回裏にはライリー・グリーンのソロHR、ザック・マッキンストリーのタイムリー、そしてハビアー・バイエスの2ランHRが飛び出して一気に4得点。7-3とリードを拡大。
7回裏にはグレイバー・トーレスがRFに渋いソロHRを放ち8得点目。
久々に打線がつながったタイガースが、ブルペンも6回以降はマリナーズ打線を無得点に抑え、9-3で勝利。これでシリーズを2勝2敗のタイとし、シアトルでの決戦に挑むことになりました。
現地10月10日のGm5ではタイガースはタリク・スクーバルを起用。マリナーズは現時点では未定です。
決戦はどうなるでしょうか?タリク・スクーバルが相性の悪いマリナーズに対し、どういう投球を見せるのか、見ものです。
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