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【MLB 移籍 2023】マリナーズ、CWSからFAのAJ・ポロックを獲得!

OFのコーナー・スポットの補強

 現地2023年1月7日、シカゴ・ホワイトソックスからFAとなっていたOFのAJ・ポロック( A.J. Pollock)がマリナーズと1年で合意となりました。

ベテランOFは1987年12月5日生まれで、2022年の誕生日で35才になりました。

契約内容

 合意内容はご覧の通り。

  • 1年/$7M保証(2023)

プレーヤーOptを拒否

 AJ・ポロックの前契約は2019年1月にドジャースとサインした以下の内容。2023年はプレーヤー・オプションが入っていたので、更新するかと思ったのですが、ポロックは出ることを決断。FAとなっていたのでした。

 2023シーズンはPAで500オーバーでしたから、ベース・サラリーに$3Mが加算され、$13Mでのプレーヤー・オプションであったにもかかわらずです。

  • 4年/$55M (2019-22) + 2023 $10Mプレーヤーオプション($5Mバイアウト)
    • サイニング・ボーナス:$12M($4Mずつ、2019年中に3回受け取り済み)
    • 支払い:
      • $1M(2019)/ $12M (2020)/ $15M (2021)/$ 10M(2022)/ $10M (2023)-$5Mバイアウト
    • 2023年のオプションは、2022年に400/450/500/550/600 PAを達成するごとに$1M追加
      • ポロックは2022年に527PAを達成=$3M追加
    • 2019-22の間に、MVPなどのアウォード・ボーナスの設定あり(未達)
    • また、2020-21で1000PAあるいは2019-21で1450PAで2021年終了後にオプトアウト可でバイアウト$5Mの設定もあったがこれは未達でオプトアウトせず
    • トレードで$1.5M (受領)

2022年のAJ・ポロック

 ドジャースに所属していたAJ・ポロックですが、2022シーズン開幕直前の4月1日に、クレイグ・キンブレルとのトレードでホワイトソックスへ移籍することとなりました。

2022年はキャリア最低のシーズン

 ホワイトソックスでは、138試合に出場し、527打席、489打数120安打。打率.245、OBP.292、SLG.389、二塁打26、HR14、RBI 56で、OPS+ は91。

 AJ・ポロックがOPS+で100を切るのは、2013年にDバックスでレギュラーとなって以来、2016年の大怪我での離脱を除いて初のこと。打率.260近辺、HR 15以上、RBI 60近辺を見込める選手としてほとんどのシーズンで100超えを果たしていたのでした。

2016年の大怪我

 ちなみに2016年の大怪我というのは、スプリング・トレーニング中の出来事で、開幕までわずかとなった4月1日(開幕日は4月4日でした)にホームにヘッドスライディングした際に右肘を骨折。このシーズンのほとんどを怪我の治療に当てざるを得なくなった怪我のことです。

 一応、シーズン中に復帰を果たし、2016年8月26日から12試合に出場。打率.244、2 HR、4 RBIのみという成績でした。

マリナーズのコーナー・スポットに

 FAとなったAJ・ポロックにツインズ、レンジャーズが関心を示していたのですが、獲得したのはマリナーズ。2009年のアマチュア・ドラフトでDバックスから1巡目指名(全体17位)を受け、Dバックスでキャリアをスタートさせたポロック。

 実はこの時、現マリナーズGMのジェリー・ディポトはDバックスのフロント・オフィスの一員としてで働いていたのでポロックのことをよく知っていたのです。

 マリナーズはCFにフリオ・ロドリゲスという素晴らしい選手を据え、中心が固まっている状態。ただ、コーナー・スポットはFAでミッチ・ハニガーを流出させ(ジャイアンツ)、ジェシー・ウィンカーはブルワーズへ。

 元ROYのカイル・ルイスはDバックスへトレードに出し、クーパー・ハメルを獲得。

 LF、RFのコーナー・スポットの候補は、ジャレッド・ケルニック、そして大器と言われながらもう25才となたテイラー ・トランメル、クーパー・ハメルなどが上げられ、信頼性の観点から今回はポロックを入れたということになるかと。

 なお、AJ・ポロックは2022シーズン、右投手との対戦成績が急降下。打率.231となりました。左投手とは.286。ちなみに2021年は右投手が.301、左投手が.288でした。

 ケルニックとトランメルが左打席なので、場合によっては先発投手次第でベンチスタートということも有り得そうです。

ポストシーズンの経験も

 AJ・ポロックは言わばエリートOF。ドジャース在籍の3シーズンでいずれもポストシーズンに出場。2020年にワールドシリーズを制したのは記憶に新しいところです。

 2022シーズン、ワイルドカード・シリーズでブルージェイズをスイープしたマリナーズ。ALDSではアストロズにスイープされましたが、いずれも内容の良い敗戦でした。

 今季はさらに上を目指すべく、ベテランOFのポロックの力も借りようというところのようです。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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